釣った魚、何日まで刺身で食べれるのだろうか。
大物が釣れた時、大量だった時こんなことを思ったりしませんか?
釣った魚は間違いなく美味しい。
また熟成させても美味しい。
せっかく釣った魚だから美味しくいただきたい。
今回は釣ってきた魚は何日まで生食、刺身で食べれるのか、を考えていきたいと思います。
注意
これに関しては釣った環境、持ち帰った環境、処理状態、季節によって大きく異なります。
この記事において何日まで刺身で食える、としても実際に魚を見てやばそうだったらやめましょう。
この記事ではギリギリのラインは書かないようにします。
最終的には自己判断でお願いします。
釣りに行って釣った魚は何日まで刺身で食べられるか
魚を刺身で長く食べたいのであれば下処理と保存は徹底しなければなりません。
特に今の時期、ものすごく暑い。
たまに釣りが終わり、帰る頃にはクーラーの保冷剤が全て溶けきっているようなこともあります。
このような状態は絶対にあってはなりません。
必ず帰るまでキンキンに冷えていなければいけません。
これだけは確実に守るようにしてください。
また魚に限ったことではありませんが一番最初に腐敗するのは内臓です。
内臓と同様に血液も死んだ後に体の至る所に残り組織に侵入します。
最初に処理しなければならないのは内臓と血抜きです。
これができていれば刺身で食べれる日が1、2日伸びます。
もちろん処理後はキンキンに冷やします。
注意が必要なのが夏場処理に手間取って魚が暑さにやられると逆効果です。
魚が生きている状態なら問題ありません。
腐敗は魚の心肺が停止した時から始めると言ってもいいでしょう。
なので生きている魚を締めるという作業が必要になります。
魚の大きさによって変わる
刺身で食べれる日が長いかどうかは魚のサイズによって異なります。
当然ですが小さい魚は傷みやすいのです。
マグロは熟成を含め刺身で一週間はいけます。
むしろ一週間後の方が釣りたてより美味い場合もあります。
ではイワシは一週間保つか?
無理でしょう。
イワシやアジなどは2、3日が限度だと思います。
後ほど書きますが市販の魚はスーパーに並ぶまで何日かかっているか。
メジナ、クロダイなど中型の魚。
そして白味魚は割と長持ちします5日程度であれば熟成も踏まえしっかり冷蔵しておけば美味しくいただけます。
スーパーに魚が並ぶまで
魚の種類にもよりますが一般的にスーパーに魚が並ぶまでは何日かかるでしょうか。
1日目
獲れた日に梱包し発送します。
2日目
各地の市場に並びます。
ここで買い付けをしたお店、料理屋はその日に出せます。
3日目
各店頭に朝一で並びます。
ここで一般的なお客さんの手に渡ります。
4日目
地方など遠方、離島はこの日に魚が到着します。
スーパーでは刺身用としてではなく、塩焼き用として販売されます。
必ずしもこの通りではありませんがこのような流れです。
これを見る限り、築地直送というのは大したことありません。
地方にある市場や漁協組合から直接買った方が鮮度はいいです。
結論何日まで刺身で食べれるか
釣った魚で処理、保存が完璧なら3日まではいけます。
ダメな場合は臭いや変色が起こりますので見れば嗅げばわかります。
アジ、イワシなど小型の 青魚
美味しく食べるなら2日目までです。
三日目でも食べれますが少し生臭かったり身崩れが始まります。
ハゼ、シロギスなど天ぷらにして食べる場合は三日目でも美味しくいただけるでしょう。
メジナ、クロダイなど中型の魚
下処理を確実に。
内臓を落とし、血抜きをし、血合いを落とす。
また綺麗に3枚におろしておけば5日はいけます。
保存状態は必ず清潔に。
魚は保存しておくとドリップという汁が出るのでこれを毎日除去しましょう。
キッチンペーパーは毎日取り替えます。
また白身魚は冷凍しても刺身で食べられます。
詳しくはこちらをご覧ください。
ブリ、マグロなど大型の魚
釣った大型の魚の場合、ほとんど解体が済んでいると思います。
このような場合は中型の魚と同様に清潔を保てば一週間程度いけます。
また熟成させることで旨味が増すのでぜひ一度はやっていただきたいです。
青魚に関しては冷凍はあまりお勧めできません。
解凍した際に身がスカスカになってしまうことが多いんです。
最後に・・・
最終的には自己判断です。
腐敗、鮮度が落ちるのは個体差もあります。
見た目、匂いでこれはやばいとなれば絶対やめましょう。
日が経ったからアニサキスが死ぬということも考えてはいけません。
刺身に切り分ける際、目を凝らしてよく見てください。
刺身は最高の料理、贅沢です。
ぜひ釣った魚で堪能してください!
ちなみにこちらは一週間熟成させたキハダマグロ。
最高です!