以前フラッシュブーストを搭載したすごいルアー、シャローアサシンについて書きました。
詳しくはこちら。
今回は同じフラッシュブーストを搭載してオフショア用ルア、ヘッドディップ200F フラッシュブーストをご紹介したいと思います。
こっちもすごい。
ヘッドディップ200F フラッシュブースト
日本のビッグゲーム、マグロ、GT、ヒラマサに対応するビッグゲーム専用ルアー。
開発は津軽海峡から玄界灘、トカラ列島でテストを繰り返し驚異的な釣果を叩き出した最強のルアーです。
ヘッドディップらしいずんぐりしたボディで強いローリング、スラロームアクション、それにフラッシュブーストでしっかり存在をアピールすることができるとのこと。
PE12号でも飛ばせるようにAR-C重心移動システムを搭載。
フックは別売りとなっていますが、ヒラマサ狙いでキレのいいアクションをさせるにはST-66#4/0を推奨。
GT狙いのシングルフックの場合はアクションに応じて一本8g〜9g前後で調整してください。
マグロ狙いの場合はST-66#5/0などさらに大型フックも搭載可能。
フック重量をカスタムすることでその重さを利用し浮力を下げることで水中でのルアーの馴染ませ方を変えることができます。
軽くすればアピール力を高めつつしっかりルアーを食い込ませることも狙えます。
使うシチュエーションに応じて対応できるのが良いところと言えるでしょう。
フック未装着の時点で135gあり適合ロッドもHクラスになるかと思います。
3枚のフラッシュブースト
ボディ内部にスプリングで鏡面加工された反射板を吊るしたフラッシュブースト。
着水やダイビングアクション時の振動を利用し更にスプリングで振動を増幅させてルアーを動かさないステイ時や、ジャークの合間にも小刻みなキラキラを発生させて誘い続けます。
マグロでよくあるナブラにドボンして放置に最適です。
昨年の実感としてナブラの良いところに入れられればステイでも釣ることは可能。
下手に動かすよりはチャンスの濃い場所でステイさせるべきなのではないかと思っています。
同行者はそれで一本あげていました。
しかしステイしているだけでは少々物足りない、でもフラッシュブーストならキラキラし続けるので間違いなく効果的だと思います。
シャローアサシンと見比べて見るとフラッシュブーストの向きが異なるようです。
シャローアサシンは横に一枚反射板が入っていましたがヘッドディップは縦に3枚。
これはダイビングペンシルのため、浮き姿勢で光るようになっているのでしょう。
シャローアサシンはルアーの基本姿勢が横なので横向きについてします。
よく見るとシャローアサシンとフラッシュブーストの入ってる向きが違うようだ pic.twitter.com/o40ANdYmIe
— 小泉 貴久(元きょーや) (@taka7fj) 2019年4月7日
これもまたよく光る。
狂鱗カラー
シャローアサシン同様に狂鱗カラーになっています。
本物のイワシの鱗を最先端の技術で再現した「狂鱗」は、鱗の一枚一枚が独立して輝く画期的なホログラム。生命感にあふれる色彩や輝きはもちろん、重なり合う鱗の立体感にまで踏み込んだ新時代のリアルだ。魚を狂わせる鱗、だから「狂鱗」。あと一歩でルアーを見切ってきた大型魚も、この輝きは見切れない。
本物のイワシから鱗を採取 開発はそこから始まった
百戦錬磨の大型魚を狂わせる本物感を武器に、テスト段階から数々の実績を打ち立てている狂鱗。その実力は別記した通りだが、開発過程で特筆すべきは、既存のホログラムパターンでは表現し得ない「本当のリアリズム」を追究するため、釣具メーカー自身が新たなホログラム作りに着手したことだろう。
プロジェクトのファーストステップは、生きたイワシから鱗を採取してスケッチに起こすことだった。次にそのイラストのアウトラインをデータ化し、イワシの拡大写真に重ねて本物の鱗が配置されている実際の間隔を再現。そのうえで鱗の一枚一枚が独立した形でしっかり輝くよう特殊な技術を導入。こうした地道な作業を積み重ねて生まれたのが、本物を超えるリアル"狂鱗"なのである。
狂鱗は角度によって色彩が七変化するだけでなく、質感や立体感の部分でもリアルを再現。一枚一枚の鱗はそれぞれが独立しているため、隣り合う鱗同士でもコントラストが発生。まるで生きているような輝きを演出可能だ。
手にとって見るとわかりますがとにかく鱗が綺麗です。
あとはどれだけ耐久性があるのか。
個人的に腹まで狂鱗を入れてくれれば良いのになって思いました。
魚には関係ないのかな?
実績
シマノ公式ページの引用になります。
大型のマグロが6本ヒット!このルアーで釣れるのは必然だ
フラッシュブーストのプロトを搭載したヘッドディップ200Fの最終テストは、シマノの開発スタッフに鈴木斉さんを加えた4名で決行。
– 初日早々、鈴木さんがマイワシカラーのプロトタイプで大型をキャッチしてみせ、開発チームはホッと安堵。その後鈴木さんの指導の下、開発チームも釣りに参加し、なんと大型のマグロばかりを2日で6回もヒットさせるという驚異的な結果を叩き出したのである。
「目の前で大きなマグロがドッカンドッカン跳ねているのを見ると、どうしてもルアーを動かしたくなってしまうんですね。僕がそれを見て開発チームに言ったのは『動かすな!でも誘え!』と。せっかく入ったナブラから離しちゃダメということなんです。ヘッドディップは水面での安定感が高いため、風や潮に引っ張られてナブラから外れてしまうことが少ないうえ、止めていてもフラッシュブーストが誘い続けてくれるんですから、釣れるのは必然なんです」(鈴木さん)
どんな発想でフラッシュブーストって思いついたのでしょう。
天才かよ笑
文句なしのルアーだと思います。
ちょっと高いですがきっとそれに見合う釣果を叩き出してくれるでしょう。
今年のマグロも楽しみだ!!
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