夏の釣りといえばマグロ。
相模湾にもカツオに続いてキハダマグロの群れが入ってきたようです。
ルアーでのマグロ釣りはナブラ撃ちが大半です。
一言にナブラといってもいろんな種類のナブラがあります。
しらすナブラ
イワシナブラ
サバナブラ
シイラナブラ
などなど。
ナブラを運良く見つけても食わないナブラというのも存在します。
今回はナブラの種類でルアーをどう使い分けるか、について解説します。
- 相模湾キハダマグロキャスティングでナブラ撃ちのルアーの選び方と攻略法
- ベイトの群れはいるがマグロがガンガン飛んでない場合
- 鳥山、スーパーボイル
- 集中しているナブラではなく所々でボイルが起こる場合
- イワシ団子はフローティングかシンキングか
- トビウオ、トビイカには
相模湾キハダマグロキャスティングでナブラ撃ちのルアーの選び方と攻略法
まず、高活性時にはどんなルアーでもナブラに入れば食います。
ナブラは見た通り、魚にとってもお祭り状態です。
人間で言うところのバイキングや食べ放題みたいな感じでしょうか。
腹ペコ状態であればなんでもヒットします。
しかし時にはお祭り状態ではなく冷静に食べているナブラもあります。
そういった場合はなかなか食わせることができないのでルアーを正しく選択する必要があります。
カラーに関しても同じことが言えますがこの記事ではカラーについては割愛させていただきます。
ベイトの群れはいるがマグロがガンガン飛んでない場合
海面をイワシなどのベイトフィッシュが飛び回ったり、モジャついている。
しかし肝心のマグロが跳ねていない時。
これは誘い出しが基本となります。
そのベイト周りにいるであろうマグロ、カツオを誘い出す必要があります。
そういった時にはダイビングペンシルやポッパーが有効です。
沸いているところだけでなく、その周囲にもルアーを通して反応を伺いましょう。
マグロのスイッチが入るかもしれません。
不意にドカンと出ることもあります。
鳥山、スーパーボイル
こういった状況で一番食わせやすいのはマグロの鼻先にルアーを置いてあげることです。
マグロだけではなく魚全般に言えますが、対向して進んでくるものは反応せず、追い越すものに反応します。
ナブラ、マグロの進行方向が分かればそれを追い越すようなコース。
またはナブラの先端にルアーを入れるのがコツです。
ナブラの中心部にルアーが入ってもヒットする可能性は高いですが、ヒット後に他のマグロにラインが接触したりして切れる可能性もあります。
他にもナブラで沸いている状態なのでルアーを1個体として識別しておらず、たまたまハリがかかったと言うこともあり得ます。
集中しているナブラではなく所々でボイルが起こる場合
ナブラが固まっておらず、右で出た!左で出た!といった場合は先ほど紹介したようにマグロの進行方向の先へルアーを置く必要があります。
今ボイルが出たところにルアーを入れてもすでにマグロはそこにいないでしょう。
もぐらたたきのような状態では難しくなってきます。
なのでマグロが進んだ先にルアーを置くように想像しなければなりません。
イワシ団子はフローティングかシンキングか
イワシ団子を捕食するとき大きく分けて2パターンあります。
一つは団子の下から海面へドカンと食い上げているパターン。
もう一つはイワシ団子を削りながら食べているパターンです。
海面へドカンと食い上げているパターンはマグロが跳ねているのが見えます。
基本的にはフローティングのルアーを使用します。
ホットケと言われる放置で釣れる可能性が高いのもこの状況です。
放っておくならやはりフラッシュブーストが有利です。
次にイワシ団子を削って食べていると言う状況。
絵が適当で恐縮ですが図を書きました。
オレンジの部分がイワシ団子でその周りの魚がマグロです。
このパターンはイワシ団子の側面や底辺をマグロが捕食しています。
上下反転させれば人間で言うアイスを削って食べているような感じです。
これを攻略するにはシンキングが有利になってきます。
シンキング系のルアーをイワシ団子の側面に沈めてたまに誘い上げます。
イワシ団子が移動するようならそれに合わせてルアーを動かしていきます。
イワシ団子はせいぜい深さ3m程度なのでそれ以上潜らせる必要はありません。
うまい具合に削っているところにルアーを落としましょう。
おすすめはフラッシュブースト搭載のサーディンボール。
またはモンスターショットです。
トビウオ、トビイカには
最後にナブラというかちょっと特殊な場合をご紹介します。
トビウオ、トビイカパターン。
これは一箇所に固まって枠というよりはイルカが群れで泳ぐように一定方向に飛んで、それをマグロが追尾している感じです。
シイラを捕食している場合にも似たような状況になります。
こういった場面では先ほども紹介したようにマグロの進む方へルアーを入れてそれを追わせるのが理想です。
対面交差するものには反応しないので船の位置もあると思いますが可能な限り同一方向のトレースが望ましいです。
この時のアクションはダイビングやポンピングではなく高速巻きの回収、スキッピング、ノンストップジャークがおすすめです。
カラーもトビウオカラーやイカカラーがあるのでそれに合わせるとさらに効果的でしょう。