今回は青物狙い
ショアジギングやオフショアで使いたいリールを比較します。
この記事のYouTubeはこちら。
内容は同じです。
青物狙いは21スフェロスSWと20ストラディックSWどっちがいいか
今回紹介するのはシマノのリール
SWシリーズの下位機種
スフェロスSW
と
ストラディックSW
その上にはツインパワーSW、ステラSWときます。
ツインパワーSWになると5万円近くするので一気にハードルが上がってきます。
まず青物をはじめよう、と思っていきなり5万超えのリールはちょっと・・・
と思う方はスフェロスSWかストラディックSWで悩むと思います。
この動画ではこの二つのリールで悩んだ時にどっちがあなたが買うべきか
そのお役に立てればと思います!
見た目
性能や金額を語る前に見た目を紹介します。
人間最初に触れる情報は視覚です。
なので見た目が第一印象。
見たところで気に入らないようであればその後、印象が良くなるのは難しくなるでしょう。
第一印象は大切です。
スフェロスSWは黒とゴールド
ストラディックSWは黒とシルバー
対称的なカラーです。
まずこの時点であなたはどちらがお好みでしょうか。
直感で選んでくださいね。
それではスペックなど比較していきましょう。
価格と発売年
スフェロスSWは
定価 17600円〜19500円
実売価格ですと
13000円〜15000円くらいになります。
ストラディックSWは
定価 33400円〜39600円
実売価格
25000円〜30000円
こちらはスフェロスSWに比べて大型番手があるので価格差が大きくなっています。
スフェロスSWは2021年秋発売
ストラディックSWは2020年秋
ということもありストラディックSWは徐々にはではありますが価格が下がっています。
セール時期などはお買い得かもしれません。
技術特性
リールの性能差が出る技術特性について比較します。
共通なのは
HAGANEギア
Xシップ
HAGANEボディ
インフィニティドライブ
Xシールド
Xプロテクト
AR-Cスプール
大きな違いについてはワンピースベールかどうかです。
今回比較対象として
ストラディックSWにある
サイレントドライブ
Gフリーボディはのぞいています。
というのもサイレントドライブとGフリーボディーはストラディックSWの4000番のみ搭載となっています。
スフェロスSWの4000番はまた別物なので今回は比較できない、とさせていただきました。
インフィニティドライブがどちらにも搭載されているので巻き心地に圧倒的差はありません。
ただし本体重量やハンドル形状によって感覚としてはちょっと変わってきます。
が巻き動作の滑らか・・・ヌメヌメ感は同じようなレベルです。
余談ですがツインパワーSWになるとまた別次元になります。
ツインパワーSWにはサイレントドライブもありますから。
使用感に関しては後ほどスペックを紹介した後でご紹介します。
スペック比較
一例として今回は
6000HGのスペック比較をご紹介します。
ギア比 5.7
実用ドラグ力
スフェロスSW 5kg
ストラディックSW 7kg
最大ドラグ力
スフェロスSW 10kg
ストラディックSW 12kg
自重
スフェロスSW 450g
ストラディックSW 440g
スプールは同一
最大巻き上げ長さ
ハンドル1回転 103cm
ベアリング数BB/ローラー
スフェロスSW 4/1
ストラディックSW 6/1
スフェロスSWは全て卵型のハンドルノブ
ストラディックSWは全て丸型ハンドルノブになります。
使用感
個人的な感想
キャスティングに使うならストラディックSW
ジギングなど付加の強いものに使うならスフェロスSW
といった感じです。
ストラディックSWの方が糸フケというかテンションが緩い状態の巻き取りが綺麗で楽です。
ハンドルぶっ放して回すこともできます。
テンションがかかる・・・例えば重いジグを使った釣りではスフェロスSWの方が力強さを感じます。
私が使っているリールの番手、ギア比の差を除いてもそう感じました。
この理由は一体なんでしょう・・・
ワンピースベールについて
スフェロスSWはワンピースベールではありません。
が、これというトラブルに遭遇したことはありません。
あるとすれば糸フケがすごい状態でテンションかかっていない状態で巻き取ったらスプールからはみ出たというくらいです。
ただ時折、ベールを返す際にラインの引っ掛かりが起こることがあります。
とはいえそこからトラブルに発展したことはありません。
ワンピースベールだからという話ではありませんがベールを返す際に
スフェロスSWはベールが返り切っておらず、空回りすることがあります。
これはジギングのようにベールを返す時点でテンションが掛かっている
この状態だとラインに引っ張られてベールが完全に返らないようです。
これは注意すべき点かもしれません。
金属ローター
上位機種のように金属ローターではないため歪みやすいです。
触ってみると柔らかさがわかります。
ですがこの歪みが手に来てトラブルになるという場面は非常に少ないです。
あくまで私の感覚ですが5kgまでの青物であれば気にならない、変形に気がつかないといって良いでしょう。
ですが根元からよく曲がるロッドであれば気がつくかもしれません。
それと重たいジグ
特にオフショアジギングになると思いますがそれで使っている場合
激しくしゃくったり、振ったりする際にグワングワンという歪みを感じることがあるかもしれません。
まとめ
ざっくりまとめると
キャスティングをメインで使用するならストラディックSW
ジギングをメインで使用するならスフェロスSW
というのが個人的な感想です。
理由の1つは重さ
わずかではありますがストラディックSWの方が軽いです。
その分キャスティングロッドとのバランスも良く、振りやすいと感じます。
また糸フケだったりテンションの掛かっていないラインの処理もストラディックSWの方が有利です。
スフェロスSWは頻発するわけではありませんがライントラブルがストラディックSWより多いです。
ジギングメインであればスフェロスSW
ですがご予算に余裕があるのであればストラディックSWでも良いと思います。
スフェロスSWの利点は価格。
SWシリーズにして1.5万円とかなりやすいです。
そして卵型ハンドル。
これはジギングといった負荷の強い釣りには非常に合っているものです。
自重とハンドルの形状によるものかもしれませんがストラディックSWより安定します。
ですがベールを返す際、締まりが悪いというか完全に戻らず空回りすることがあるので注意が必要です。
この二機種を比較すると性能で段違い、というのはありません。
なので見た目、金額である程度絞っても良いでしょう。
それとスフェロスSWは番手が少ないので欲しいものがない場合は自動的にストラディックSWになると思います。
リールの写真、動画はYouTubeでご覧ください。
20ストラディックSW
21スフェロスSW