釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

21スフェロスSW5000HGインプレ ストラディックSWツインパワーSWと比較

スポンサーリンク

先日スフェロスSWの動画を公開しました。

 

 

今回はその補足として詳しくご紹介しようと思います。

 

21スフェロスSW5000HGインプレ ストラディックSWツインパワーSWと比較

f:id:kyoya7zon:20211114155807p:plain

 

前作は2014年。

 

正直廃盤かと思っていましたがここにきて新型が登場しました。

 

 

当初は2021年8月発売予定でしたがコロナウィルスの影響により延期。

 

 

ある日突然、10月発売に決定し、月末に発売されました。

 

 

平均価格では15000円を切るSWリール。

 

注目を集めているものの、前作が古い

そのことによって現在のアングラーにとってはイマイチなリールと印象が残っていました。

 

 

 

 

私も14スフェロスSWを持っていましたがあの感じだとやっぱり新型と言っても不安です。

 

8年前の機種ですから仕方ないのですが・・・

 

 

 

今回5000番のHGがショアジギング、オフショアジギング用に欲しかったので思い切って購入してみました。

 

 

動画の音声を聞きながら本記事を読んでいただくとより一層、理解していただけるかと思います。

 

よろしければ併せてご覧ください。

前作の不満点と印象

f:id:kyoya7zon:20211114160335j:plain

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00LMM0LG8/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00LMM0LG8&linkCode=as2&tag=kyoya7zon-22&linkId=61c73f3d0b965357db38ffbb02ef823d

 

前作のスフェロスSWの印象

 

 

・ベール周りのラインの巻き込みや絡みが多い

 

・ハンドルを勢いよく回すとリールの重心が安定しない

 

・リール全体の剛性はあるが、ポイントポイントで緩いところがあるのか歪みを感じる

 

 

 

 

結果として

 

所詮は安物のSWリール

 

と言う印象でした。

 

 

 

 

この印象はやばい笑

 

 

見た目について

安いリールって安っぽい感じがします。

 

これは仕方のないことです。

 

 

 

ですができれば安っぽくない感じを出してほしいですよね。

 

21スフェロスSWは安っぽさが以前と比べたら減りました。

 

 

f:id:kyoya7zon:20211114160932p:plain

無印ツインパワーに迫るほどのルックスです。

 

 

 

 

とはいえよく見ると細部を見るとそれなりの感じはあります。

 

 

 

 

個人的には合格ラインを超えてます。

見た目よし。

 

 

巻き心地

リールは巻くもの。

 

なんと言っても巻き心地がダメだと使う気すらならない。

 

 

 

 

以前の14スフェロスSWでは回せば回すほどに

遠心力がかかっているのかリールがブンブンとブレ始めました。

 

多少ハンドルの回し方というのもありますが大型リールで回した場合にリールが暴れると長時間使用する上でかなりきつい。

 

 

それもあって前作スフェロスSWはあまり使わないままお蔵入りになりました。

 

 

 

今回の21スフェロスSWはそれがない。

 

しっかり重心を安定させ、乱暴なハンドルの回しでもリールは暴れません。

 

 

インフィニティドライブがすごい

 

さらにギアもすごい。

 

近年リールはかなり巻けるようになりました。

 

 

一昔前までは腕力で無理やりハンドルを回すようなシーンもありました。

それでハンドルが壊れたりすることもあったようです。

 

 

最近のリールは弱いインプットで大きく力強く巻き上げる事ができるようになりました。

まるでベイトタックルのような力強さです。

 

 

ガッツリテンションかかっているのに1巻きが軽い。

 

インフィニティドライブの登場でこれが劇的進化を遂げたような気がします。

 

 

 

 

以前はダメなリールを水深100m、メタルジグ200g

ただ巻きすらきつかったです。

 

しかしこのスフェロスSWは軽い。

f:id:kyoya7zon:20211114161715p:plain

よって深場でのジギングも割とストレスがなくしゃくることができます。

 

 

多少のキツさはありますが旧バイオマスターSWよりいいです。

 

 

もしかすると旧ツインパワーSWと同等かもしれません。

 

 

 

ファイト時においても基本的にはロッドで魚を浮かせ、ロッドを戻す時の糸フケ分をリールで回収します。

 

が、リールで巻いた方がいいところも直感的にあるはずです。

 

 

また微妙な魚の動き

 

 

 

ポンピングしたら上に走ってきた

こう言った場合はロッドでの対処よりリールで巻いた方が反応早いです。

 

そういう時に巻けるリールであれば体制を崩すことなく有利にファイトを続けられます。

 

 

 

と理屈っぽく書いてますがきっとあなたも自然とこういうファイトをしていると思います。

 

 

 

ドラグ性能について

ドラグ性能はお世辞にもいいとはいえません。

 

 

ストラディックSWと比較すれば劣っているわけではないので

性能は普通

といえます。

 

 

 

動画でも紹介していますがストラディックSW、スフェロスSWはツインパワーシリーズと比べると最初の動きが固い傾向にあります。

 

ツインパワーシリーズの方が滑り出し軽やかです。

 

これが魚に変なプレッシャーを与えたり、ドラグ設定をミスってたりするとバラす原因になるかもしれません。

 

 

 

 

 

ドラグ性能は普通です。

 

 

自重にやや問題あり

これまでは普通以上の成績になりそうな21スフェロスSW

 

しかし個人的にこれは惜しい!と思った点があります。

 

 

それはリールの重さ。

 

f:id:kyoya7zon:20211114162349p:plain

一例ですが5000番で比較した場合

(ステラは別格なので対象外にします)

 

21スフェロスSW  445g

20ストラディックSW 430g

21ツインパワーSW 415g

 

 

スフェロスSWは重たいんです。

 

 

8000番などになるとロッドも重たくなるのであまり気にならないかと思います。

 

 

しかし5000番くらいだとロッドも軽い。

 

特に最近のロッドは軽い。

それと組み合わせるとやっぱりスフェロスSWは重いな、という印象です。

 

 

ショアジギングでツインパワーXD、ストラディックSWを使っていますがその感覚でスフェロスSWにすると重みを感じました。

 

卵型ハンドル

SWシリーズは基本的に丸型ハンドルです。

 

10000番を超えると卵型ハンドルになります。

(ストラディックSWは丸型のみ)

 

スフェロスSWは前作もそうでしたが5000番でも卵型ハンドルです。

 

 

ある意味希少種。

 

技術特性の比較

技術特性の比較です。

 

 

21スフェロスSWと20ストラディックSWはぱっと見あまり変わりがないように見えるかもしれません。

 

細かいところで言うとベアリングの数がストラディックSWの方が多かったり

ハンドル、ドラグノブの素材が違ったりします。

 

なのでストラディックSWは性能面でもスフェロスSWの上位機種という立ち位置は変わりません。

 

ワンピースベール

21スフェロスSW

f:id:kyoya7zon:20211119090112j:plain

 

ワンピースベールではありません。

 

ラインローラー部に差し込んでいます。

 

 

20ストラディックSW

f:id:kyoya7zon:20211119090153j:plain

 

ストラディックSWはホームページ、カタログ上では書いてないですがこれワンピースベールですよね?

 

結論

初心者から中級者までは満足できるリールだと思います。

 

 

最初の一台に

サブの一台に

 

 

そんな感じのリールです。

 

 

もっとリールが見たい、喋りでのインプレはこちらの動画をご覧ください。