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様々なものが多様化する中で釣具も例外ではなく
安いものから高いものまで幅広く売れています。
以前ではなかった100均でも釣具が売られる様になり、需要の高さが伺えます。
この100均で売られる様になったことで起こるメリット、デメリットもありますが今回はこれについては言及いたしません。
一昔前に比べると釣具を安く揃えることができる様になりました。
そのおかげもあって手が出しにくかった金のかかる釣りにも挑戦しやすくなったことでしょう。
何事においても安いもの、高いものにはそれなりの理由があります。
安いもの全てが粗悪とは言いませんが安物買いの銭失いという言葉があるようにデメリットが隠れていることも珍しくはありません。
今回は安い釣具のデメリットと買わない方がいい安い釣具をご紹介いたします。
買わない方がいい安い釣具
安いというのは開発コストを抑えたり、材料費を抑えたりすることでできる商品。
ただ全てがチープ、というわけではありません。
開発をケチったり、材料をケチったりするわけではなく宣伝広告費用や人件費を大幅にカットすることでも安くできます。
安いがいい商品というものもたくさんあります。
ただこれらはなかなか目にする機会がない、そもそも知る機会がないため存在自体知らない
生産数が圧倒的に少なく、ワンオフになっていることもあります。
メタルジグやオモリ、他にもハリなどシンプルなものがとにかく安いのは製造が楽で大量生産が可能なためです。
プラグになってくると組み立てが必要だったり、チェックが大変だったりするため値段が高くなってきます。
材料も鉛だけではないため高くつくことになります。
こういった製造過程があって商品が作られる。
そのグレードを我々が予算と照らし合わせて買うことになります。
ハイスペックなものが欲しければ金を払い
別にそこまでハイスペックじゃなくても、と妥協できれば安く抑えられます。
釣り人全体の傾向的に
ルアーは割と高くても買います。
高いといってもルアーですので数千円の話ですが。
ロッド、リールは中堅層のちょいした。
脱入門機あたりが最も売れます。
シマノのシーバスで言えば
ロッドはディアルーナ
リールはアルテグラかストラディックあたりです。
まさに松竹梅の原理が使われています。
そして最も金をかけないのが、いやかけたくないのかもしれませんがそれが身につけるもの。
ファッション的な部分です。
靴、ウェア、フローティングベスト、ウェーダーは安価なものを買いやすい
ものによっては必要と言われているが買わない方もいます。
それだけ身の回りのものは軽視されがち。
フローティングベストをつけないと死にますよ、という動画ではありませんので深掘りはしません。
今回の結論として言いたいのはこれら身の回りにつけるものを安いものにすると後悔するという話をご紹介いたします。
安い靴
釣り専用の靴が必要になるのは主に磯や川でのスパイクシューズ。
スパイクにはフェルト、フェルトスパイク、スパイクと様々の種類があります。
これらスパイクシューズの価格帯的には5000円程度のものから2万円以上するものもあります。
ここで買ってはいけないのは1万円以下のスパイクシューズ。
磯など過酷な環境で使われるシューズですので耐久性が必須。
磯に入り、帰る時に壊れて使えなくなったら地獄の帰り道です。
最もある安い靴のダメなのは履いていると足が痛くなるということ。
これはかなり起こる問題です。
足の小指が痛くなる、くるぶしが痛くなる、足の裏が痛くなる
様々なパターンがありますが安いスパイクシューズはどこか痛くなります。
長時間履く、歩くだけではなく立つこともしんどくなっています。
これは靴の伸縮性が悪い、フィットしないことのほかに中敷が悪い
クッション性が悪くスパイクのピンの感触が足の裏まで伝わってくるということもあります。
ピンの感触が足裏まで伝わってくるのは画鋲が靴裏に刺さっているみたいな感触がします。
高いスパイクほどクッション性がよく、また割とどんな足でも合うような構造になっているため歩いても立ち続けてもそこまで疲労しません。
金額的には1万円以上ですが有名メーカーの製品であればこういった問題はほぼないでしょう。
謎のメーカーのスパイクは中には使えるもの、フィットするものもあるかもしれませんがお勧めしません。
靴のサイズが同じでも微妙に感覚が違うのでお近くのお店にあれば釣りで使う靴下をはいて試着してみましょう。
普通の靴下ではなく、ウェーディングソックスを使うのであればそれを履いて試着しましょう。
ウェーダー
安いウェーダーは今紹介したスパイクと同じように足が痛くなるものが多くあります。
それだけではなく安いウェーダーは破れやすい。
ブーツタイプであれば最も破れるのはブーツとの縫い目の部分。
いつの間にか破れ、水が入ってきます。
ほかにはストレスになりやすいのが履きやすさや脱ぎやすさ。
高いウェーダーほど履きやすく脱ぎやすい。
それでもしっかりフィットして歩いてもズボズボと脱げないものになっています。
安いものだと足先が入りにくかったり、脱ぐ時に座らないと脱げないものもあります。
シマノのウェーダーはかなり優秀で立ったまま履けますし脱ぐことができる。
しかもフィット感があります。
概要欄に貼っておきますのでよろしければご覧ください。
また内部構造も重要です。
ウェーダーは汗や結露でどうしても湿ってきます。
そのためメッシュといったものが入っていますが安いウェーダーはこのメッシュが入っていません。
なので簡単に足やズボンが濡れます。
お漏らししたみたいになります。
少しレベルが上がってメッシュが入っても安いものだとメッシュが撓んでいて足を入れる際に苦労したり、脱ぐ際に絡まったり
ブーツ部分の入口を余ったメッシュが塞ぐというイライラさせてくれることが多くあります。
その点、ある程度の金額のウェーダーなら快適に最適化されています。
高いウェーダーはストレスが少ない。
ほんと。
フローティングベスト
命綱とも言えるフローティングベスト。
安いものは体重を支えられず、浮かないことがあります。
これはYouTubeで検証動画としてありますが人間一人浮かすことができない粗悪なフローティングベストが割と多くあります。
こういった観点から遊漁船では桜マークと呼ばれる認可されているフローティングベストの着用が義務付けられています。
これは国土交通省が試験を行なって安全基準への適合が確認されたライフジャケットであることを示しています。
せっかく装備してたのに浮かないのでは全く意味はありません。
また安いライフジャケットはこれもまたスパイク同様に痛くなることがあります。
首が痛い、肩が痛い
首や肩が凝ったりするもの
釣りの動作で体の動きを阻害するもの。
よくあるのが肩が回しにくかったり、肩甲骨周りが動かしにくいものがあります。
体に当たる内側に適切にクッション材が配置されていないと脇腹、肋が痛いという症状が起こるものもあります。
利便性においては安いライフジャケットは全体のバランスが悪いことがあります。
ポケットに道具を収納しているかどうかに関わらずやたら前に落ちてくるもの。
これは首に負担がかかる原因の一つです。
フィットするものは前下がりになることはなく、しっかりと体を包み込んでくれます。
今回は買わない方がいい釣具についてご紹介いたしました。
身の回りにつけるものにはある程度お金をかけた方がいいと言えます。
安いものは大体痛みを伴います。
ロッド、リールをワンランク落として装備品を高くする方がずっと快適に釣りをすることができるでしょう。
安物買いの銭失いにならないことを願っております。
迷ったら有名メーカーのものを買えば多くの方に合うはずです。
有名メーカーではめちゃくちゃ安いグレードがないのはこういった問題を解消しているからでブランド料金ではありません。
上位機種はブランド料金が入っているかもしれません。