釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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【ヒラスズキ】磯でウェーダーは危険!ヒップウェーダーがオススメ

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先日富津でウェーディング中に流され、死亡する事故が起こりました。

ウェーダーとは便利なものですし、釣れる可能性を引き上げてくれる道具。

 

しかしその反面非常に危険が伴う釣具でもあります。

 

ウェーダーを使うシーンはいろいろあると思います。

今回は磯で使う。

主にヒラスズキを狙う際に使うウェーダーについて解説しようと思います。

 

【ヒラスズキ】磯でウェーダーは危険!ヒップウェーダーがいい理由

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http://fishing.shimano.co.jp/product/footwear/5702

基本的に磯でウェーダーの使用はお勧めできません。

磯は防波堤やサーフより転倒、転落する可能性が高いフィールドです。

フローティングベストの着用が最も必要な場所も磯です。

 

ウェーダーは水が入らないようになってます。

ということはウェーダー内部には空気が溜まっている状態です。

 

これで海に落ちるとウェーダーが浮力を持っているため上体が沈み、ひっくり返る現象が起こります。

 

上体にフローティングベストを着用していてもウェーダーの浮力の方が空気を含む分上、よくてどっこいです。

 

ウェーダー着用して転ぶと立ち上がれない

サーフなどでウェーディングをしていても危険です。

ウェーダー着用時に足を滑らせて転倒するとなかなか立ち上がれません。

 

さらに波などでウェーダーに浸水。

波の力で引かれるのでそのまま海に引きずり込まれます。

こうなると自力で体勢を立て直すのは難しく、波で打ち上げられるほかなくなります。

 

ルアーで袋などをひっかけるとやたら重たいですよね。

 

これと同じ原理でウェーダーに水がたまり、流れに引っ張られるのです。

 

サーフでは波に打ち上げられれば帰ってくることができます。

磯ではどうでしょうか。

 

磯際では常に波が上がり、下がりを繰り返しています。

うまく磯へ上がることができたとしても、その直後すぐに波が引きます。

これはかなりの力でしがみついても無理に近い。

 

また磯は流れがサーフ以上に複雑です。

流されてしまうと自力で上がるのは無理と言えるでしょう。

 

磯で落水した場合、上がる方法

ウェーダーでの危険は説明しました。

磯で万が一、落水した場合の上がり方をご紹介します。

 

まず、落ちたところに戻ろうとしない。

落ちたところが低くなっていて登れそうなら構いません。

 

基本的には落ちたらまず焦らず、流れに身を委ねます。

その後、波が当たらない面に移動してそこから登ります。

サラシが出てない面に逃げるイメージです。

 

もし離岸流で沖に流される場合は横に泳ぐと逃げることができます。

当たり前ですが落ちないに越したことがいいです。

 

磯でのウェーディングというのはやめましょう。

磯では海に浸かっていてはいけません。

移動などで最小限の入水にするべきです。

 

ヒップウェーダーなら磯でも使える

ウェーダーとは特性上、胸部まで着るものがほとんどです。

だから転落すると身動きが取れなくなります。

 

一応保険としては腰ベルトがついていて、これを締めることで下半身への浸水を防ぐ効果があります。

 

とはいえ説明した通りウェーダーを装備した状態での転落は死にます。

 

そこでお勧めしたいのがヒップウェーダー。

ヒップウェーダーとはめちゃくちゃ長い長靴みたいなものです。

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https://www.phuketvillaluxury.com/index.php?main_page=product_info&products_id=23648

 

太腿までカバーしてくれます。

 

通常のウェーダーとは違い脱着しやすいタイプです。

仮にも転落、落水した場合は脱げばウェーダーによる転覆リスクは激減します。

 

もちろん通常のウェーダーより水が入りやすい、寒いと言った問題はありますが転倒リスクを考えれば問題ないでしょう。

 

磯で、ヒラスズキでウェーダーを考えているならぜひ、ヒップウェーダーを検討してみてください!