釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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青物が釣れにくくなる、活性が低くなる要素

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今回は青物が釣れにくくなる、活性が下がってしまう要素をご紹介します。

 

この記事の内容はYouTubeでもご覧いただけます。

https://youtu.be/iDe-guxEHM4

 

 

青物が釣れにくくなる、活性が低くなる要素

青物だけではありませんが魚を釣る、というのは魚の活性が高い時を狙うのが効率的です。

 

 

魚の活性が高い時の代表例が朝まずめ、夕まずめといったもの。

これは朝、夕方という時間が決まっていて不動なのでわかりやすく釣れる可能性が高い要素と言えるでしょう。

 

 

朝まずめ夕まずめが釣れやすくなる要素

とすれば

そのほかの時間、日中や夜は釣れにくくなる要素と言えます。

 

 

 

釣るためにはこれらの釣れる要素を集め、極力釣れにくくなる要素を除外していくのが必要になってきます。

 

このようにして条件を当てはめて時間やポイントを決めていく。

釣りを組み立てていくのも楽しさの一つではないでしょうか。

 

 

それでは青物が釣れにくくなる要素をご紹介します。

 

 

 

朝まずめ夕まずめ以外の時間

まず基本とも言える釣れる時間の代表、朝まずめと夕まずめ。

 

 

なぜこれらの時間が釣れるのか、と解説すると長くなってしまうので簡単にご説明します。

 

 

朝と夕方が釣れる理由はいくつかあります

 

一つは薄暗いため日中のピーカンより魚の警戒心が薄くなるからと言われています。

ピーカン、ベタ凪だと人間も水中が見やすいように、魚も水の外にいる人間や鳥がよく見えます。

 

 

朝夕方はプランクトンの活動が活発となり、それを食べる小魚が集まり、それを食べる大型魚が集まる食物連鎖が起こります。

なので朝夕は小さい魚から大きな魚まで活性が高く釣れやすい時間となっています。

 

 

人間で言うところの朝、昼、晩

人間の場合は生活リズムがそれぞれなので確実とは言えませんが

昼12時、夜18時すぎには飲食店が賑わいます。

 

これが魚にとっての朝夕と思っていただければと思います。

 

 

 

そしてほかの要素として

特に朝

 

朝は青物の場合、接岸してきて第一戦目になります。

と言うことはフレッシュな群れ。

 

スレていないことが多いです。

 

青物は基本的には日中に行動します。

なので一夜過ごすとある程度は日中に叩かれた分がリセットされてスレた状態が軽減していることがあります。

 

 

 

昼の場合は朝から何箇所で叩かれているのでスレている可能性があります。

 

 

 

こういった要素から朝夕以外の昼は比較すると釣れにくくなると考えられます。

 

 

 

潮止まり

潮止まりはいろいろな魚にとってマイナス要素です。

 

 

これに関しては色々と説があります。

 

 

 

人間で例えるなら

真夏に無風状態と適度に風がある状態

どちらが外にいられますか?

 

こうなった場合、やはり風があった方が涼しいと感じるでしょう。

 

 

潮の流れている方が活性が高いのはこういったことなのかもしれません。

 

 

 

逆に冬場の水温が低いエリアでは潮通しが悪い、潮止まりの方が釣れると言うこともあります。

 

これを同じように人間で例えると

真冬の外で無風と風がある時、どちらが良いですか?

 

 

となれば風があると寒さが倍増します。

 

 

 

青物に関していえば基本的には水温が安定している深場を好み、水温が低い時期より高い時期の魚なので今紹介した冬のパターンは関係ないかもしれません。

 

 

 

他に潮止まりが釣れなくなる理由は魚が移動しなくなるためです。

 

潮が動いていればそれに合わせて魚も移動します。

 

 

 

また人間に例えるなら渋滞している状態より、スムーズに動いている方が移動距離が長くなりますよね。

 

 

なので潮が止まっている状態だと魚の移動が少なくなり、結果として今釣りをしている場所に魚がなかなか回ってこないと言えます。

 

魚の活性が低いと言うよりは魚の回遊性が悪いと言う考え方です。

 

 

 

 

どのみち潮が動いている方が釣れやすくなるのは間違い無いでしょう。

 

 

 

潮が動きすぎ、早すぎ

潮が動いた方がい良いと紹介しました。

 

 

ですが動きすぎるのも問題があります。

 

 

魚の活性を下げるわけではありません。

 

 

その釣り場に青物がいる時間が極端に短く、高速で通過する恐れがあります。

 

 

 

潮の流れが大きい、早いと魚の速度というものも早くなります。

普段早く泳げないベイトでも流れを使えば普段より早く泳ぎ、移動できます。

 

 

これを追う青物も当然早くなります。

 

 

ということは下手すればその場に入ってくる青物が一瞬で通過してしまう可能性も出てきます。

 

 

大潮の潮が動くタイミングでは時合が短いと感じている人も多いのでは無いでしょうか。

 

 

釣りにおいて雨とは割とプラスに働くことが多いです。

 

晴れでは警戒心マックスでも曇りは朝夕と一緒でローライトで警戒心が薄れる。

 

 

雨の場合は海面がぱちゃぱちゃとなるのでさらに視界不良で警戒心が薄れます。

 

 

 

さらに海面を叩く雨は海水の酸素濃度をあげ、活性化を促します。

 

 

と雨は結構有利に働くことが多いのですが程々でないといけません。

 

 

 

強い雨、豪雨クラスになってくると水面の塩分濃度が下がります。

魚の活性は下がってはいませんが水面側に魚が寄りにくくなります。

 

 

水面の塩分濃度が下がるということはトップ系ルアーのアクションも変わってきます。

またウキ釣りではかなり浮力が変わってきます。

 

雨音が強い場合もトップ系のルアーの音で寄せるという効果も薄れます。

雨が強い場合はトップ系ルアーは100%効果が発揮できないかもしれません。

 

 

 

他にある雨のマイナス要素としては水温を下げてしまうことがあります。

 

魚はやはり急激な水温低下を嫌います。

水温が0.5度下がっただけでも活性はガクッと落ちます。

 

簡単に水温が下がることはありませんが強い雨では水温に影響を及ぼす恐れがあります。

 

 

濁り

適度な濁りは好まれます。

 

が青物はシーバスのように濁りを好む魚ではありません。

 

 

 

濁りが濃くなってくるとルアーやメタルジグを見つけてもらえなくなってきます。

 

赤潮などは魚の生命上危機的な状況であるので釣れなくなってきます。

 

 

風・波

適度な風は釣れやすくする要素になることがあります。

 

ベイトが風に流されて接岸すればチャンスです。

 

 

 

しかしこの風が度を越してヒラスズキを狙うレベルになるとキツくなってきます。

 

青物釣りというのは遠投して広範囲を狙う釣り。

向かい風が強すぎてルアーが飛ばなくなってくるとその分不利になってきます。

 

 

さらに先ほど紹介しましたが海面がざわついたり、濁ったりするとルアーの発見率が悪くなります。

 

 

またベイトの接岸程度なら良いですがゴミも一緒に流れてくるとラインやルアーにゴミが絡まり、釣りにならなくなります。

 

 

まとめ

それでは最後に釣れなくなる要素のまとめです。

 

 

・朝、夕まずめ以外の時間

プランクトンから始まる活性の連鎖がないので昼は不利に

朝から叩かれてスレている可能性があります。

 

・潮止まり

潮止まりでは魚の移動距離が短くなったり、活性が下がったりマイナス要素が多くなります。

 

 

・潮動きすぎ

潮が動きすぎると魚の活性は高いが移動速度が速くなり、釣り人の前を高速通過

時合が短いと感じることも多いです。

 

・雨

基本的には魚にとってプラスのことが多いですが強すぎる雨はだめ。

水温が下がって活性がガタ落ちすることもあります。

 

 

・濁り

警戒心を薄れさせる要因ですが青物は濁りを好む魚ではありません。

ルアーが発見されにくくなります。

 

 

・風と波

適度なものはプラス要素。

しかしルアーの飛距離が落ちたり、ゴミが寄ったり、波が強すぎるとルアーが発見してもらえないといったこともあります。

 

 

 

 

今回紹介した釣れにくくなる要素

1つだけ当てはまる場合はそこまで気にしなくても良いかもしれません。

 

しかしこれらが組み合わさり、マイナス要素が多くなると厳しくなってくるでしょう。

 

 

その場合は日程を改めるか、影響が少ないポイントを選ぶか

 

 

 

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