釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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半プラでも悪くはない21ツインパワーXD 4000XGインプレ

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2021年に発売された二代目ツインパワーXD

 

初代である17ツインパワーXDを長く使っている私が新型についてインプレを書きます。

また同時にYouTubeでも語ってるのでよろしければ合わせてどうぞ。

 

 

半プラでも悪くはない21ツインパワーXDインプレ

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今回発売された21ツインパワーXD

17ツインパワーXDと比較すると完全なアップグレード、と言うわけではなくいくつかの懸念点がありました。

 

その中で最も言われているのが半プラ化。

17ツインパワーXDはアルミ主体のボディでしたが今回の21ツインパワーXDはアルミとCI4+のハイブリットになりました。

 

ローターに関しては変わらずCI4+のクイックレスポンス系。

 

では詳しく説明していきます。

 

ちなみに新旧ツインパワーXDのスペック比較詳細はこちら

www.tsuri-life.com

 

 

見た目、特に色味について

21ツインパワーXDが発表された時に最初にガッカリした驚いたのは色。

なんか宣材写真の写りが悪くないか?と思ったのが第一印象です。

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http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/6266

 

青い・・・

 

プラモっぽい感じがします。

ただYouTubeで動画で見てみるとそこまで17ツインパワーXDと変わらないんじゃないか?と思いました。

 

実際比較してみると

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左が21ツインパワーXD、右が17ツインパワーXD

 

ほんと、思ってるほど青くないです。

17ツインパワーXDと比較すると少し明るめになったかなといった感じです。

 

 

しかし宣材写真はなんであんなに淡い感じになったのか。

ツインパワーXD意外にもツインパワーSWやアルテグラも明るめになってるので個人的には締まりがない印象を受けてしまいました、すいません。

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半プラってそんなに悪いことでもない

ツインパワーXD 半プラ

と言う検索需要が一時高まっていました。

 

最近軽さやコスト面から半プラリールが多くなっています。

ちなみに半プラとは簡単に言えば半分プラスチックと言うこと。

反対語としてはフルメタル。

 

当然フルメタルになるとコストも重量も増します。

 

半プラになれば軽量化、若干安くすることができます。

 

なので実際そこまで悪いことでもないような気がします。

 

 

ところで半プラについてですがボディの半プラは実際そこまでわかりません。

触ったら金属ではないのはわかるのでその点は仕方ない。

 

巻いた感じなどで半プラだ!と言うのは結構使い込んだ人やフルメタルを使い続けた人にしかわからなかったりします。

私も視覚や感覚抜きにしたら最近のリールだとわからないかも。

 

確かに全体的な剛性など半プラでは劣るところもあるでしょう。

衝撃実験をしたら半プラは割れますがフルメタルは傷だけかもしれません。

 

ですが通常使用においては半プラでも問題ないかと思っています。

 

 

 

しかしローターに関してはすぐにわかります。

使っててすぐわかります。

 

ローターがCI4+とアルミの違い

 

もともとツインパワーXDのローターはCI4+です。

 

20無印ツインパワーはアルミです。

ローターが金属の場合とCI4+(樹脂)の場合ではかなり違います。

 

これに関してはYouTubeの動画で解説しています。

 

ローターに力が加わった場合、主にファイト中ですがCI4+の場合はローターがたわみます。

グングン歪んでいるのが手に伝わってきます。

ものすごい場合はリールが壊れるんじゃないの??ってくらい歪みます。

 

しかしアルミの場合は全くといっていいほど変形しません。

なので強引にリールで戦う場合でも巻き取れます。

やはり歪んだり、変形している状態でラインを巻き取ると言うのは難しいです。

 

アルミローターでは安定した巻き取りが可能です。

 

これは顕著に現れるポイントです。

 

特にツインパワーXDはヒラスズキや青物と結構パワーファイトする場面で使う機会が多いリールなのでこの症状を感じることが多いでしょう。

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感度が高いリール

17ツインパワーXDと比較して30〜50g程度軽量化しました。

 

軽量化すると感度が向上します。

物干し竿ではよくわからないが笹ならよくわかる、みたいな感じです。

 

なので魚がかかる以前、リトリーブやしゃくっている時にこの影響が大きくなっています。

 

ルアーが潮流に乗った瞬間、ベイトに当たったりなんらかの群れや障害物を通過しているとき、ラインが何かに当たっている時

などなどいろいろな変化が手元に伝わってきます。

 

またXGなどのハイギア系では無理ができない感じになっています。

 

引き波などにルアーが入っているとき、とにかくハンドルが重いです。

これを無理に力で巻くと大体ルアーが弾かれて海面から飛び出します。

なのでルアーがどのような状況下で泳いでいるのかも推測することができます。

 

当然ファイト時にはXGなどは巻き取れないこともあります。

先日釣った50cmちょいのイナダでもリールで真っ向勝負は多分厳しい。

ルナミスが魚を浮かせたのでなんなくキャッチできましたが。

 

 

これも微妙な使用例ですがバイブレーションやスピンテールが絡んでる時あるますよね。

引いてきたら絡まっていた。

1キャスト分の時間を無駄にして気分になります。

 

リールとロッドの感度がいいと絡んでいるかどうかがわかります。

絡んでいないと微振動が手に伝わります。

これもツインパワーXDはしっかり拾ってくれます。

 

スプールエッジに傷がつきにくいバリアコーツスプールリング

スプールエッジに傷が付いたらリールとして致命的です。

キャストしただけでラインが切れる可能性があります。

 

そこで超強いスプールエッジと言うものがあります。

それがバリアコートスプールリング。

 

ステラSWと21ツインパワーXDだけに搭載されている技術特性です。

 

ちょっとした攻撃では傷がつかないすごいスプールエッジ。

詳しくは動画をご覧ください。

 

 

 

くびれが気になる

21ツインパワーXDの軸が細い。

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左が21ツインパワーXD、右が17ツインパワーXD

 

違和感というか、すごい細くなっています。

投げ釣り用のリールのような感じに。

 

最初に見た時の違和感は色、次は軸の細さでした。

くびれというか、スタイリッシュになってます。

 

この機構のメリット、デメリットはまだよくわからないので触れないでおきます。

 

ハンドル機構の変更

17ツインパワーXDでハンドルノブを外す時には付属の工具が必要でした。

今回はそれが変わっていました。

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左が21ツインパワーXD、右が17ツインパワーXD

 

釣り場でハンドルノブを外すことはあまりありませんが緩んでしまった時に工具を持ってないと対応できないことも。

そうそう、リールに関して何があるかわからないから常にマイナスドライバーに準ずるものは持っていたほうがいいです。

 

以前テレビの撮影中にラインローラーが緩んでいて、工具を持っていなかったのでフックをはめて締めた事があります。

それ以来マイナスドライバーに準ずるものは持ち歩いています。

 

買いか見送りか

買うべきかどうか。

それは使用するロッド、または好みによるかな、というのか率直な感想です。

 

もし21ツインパワーXDが発売しなければ私は17ツインパワーXDを使い続けていました。

もちろん今後も17ツインパワーXDも使い続けます。

それだけ完成度の高いリールだと思っています。

 

今回の21ツインパワーXDもきっと17同様にそんな感じのリールと期待しています。

 

 

近年タックルは軽量化する傾向にあります。

なので最新のロッドを買った場合、少し前のリールでは重く感じることが多々あります。

 

私は昨年12月にエクスセンス ワイルドコンタクトからルナミスに変えました。

するとロッドが軽すぎてリールが重く感じるのです。

こういった弊害?というか現象が発生するのでアップグレードはある程度ロッドとリールセットで必要なのかもしれません。

 

21ツインパワーXDはこういったロッド事情に合わせた軽量化なのかもしれません。

 

超軽量タックル

私の場合は

・ディアルーナS100M×ヴァンフォード3000MHG

・ルナミスS106MH×21ツインパワーXD 4000XG

を主に使っていますが一日使っていた非常に楽です。

 

歩き続けても投げ続けても軽いというだけでアドバンテージ。

 

軽すぎる問題もありますが(力不足、耐力低下など)恩恵も多いです。

 

 

今後軽量化が進むのか、また重量が戻って強さを求める時代になるのか。

 

 

 

結論から言えば合うロッドを持っている、または買うなら21ツインパワーXDはおすすめです。

が、一度釣具店でロッドと合わせて触ってみたほうがいいかもしれません。