釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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ラインローラーのメンテ、グリスオイルアップ方法をヴァンフォードで紹介

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リールにおけるラインローラーとは非常に重要なものです。

ラインの出口、入り口ですので不具合があると釣りに大きな影響を及ぼします。

 

出入り口である故にトラブルや劣化が起きやすいパーツでもあります。

 

今回はそのラインローラーのメンテナンス方法。

さらには今より良くするグリスアップ方法をご紹介します。

 

ラインローラーのメンテ、グリスオイルアップ方法をヴァンフォードで紹介

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今回使用するのは先日発売されたばかりの

シマノ ヴァンフォード  3000MHG

 

リールごとに構造は多少異なりますがメンテナンス方法、グリスアップは共通です。

仕組みというか要所を抑えればOKです。

 

今回の要点は

内部ベアリングはオイル

ラインローラーの外側はグリスで覆うように蓋をする

です。

 

オイルはさらさらでスムーズな回転に向きます。

グリスは粘度が高く、力強い動きなどに向いています。

 

またグリスに関しては流れで無い、密閉力があるのでゴミや海水などの不純物が入らないような防護機能もあります。

 

必要なもの

・ドライバー

機種によってマイナス、プラスとあります。

ねじ穴を潰すことがないようにしっかりとあったドライバーを使いましょう。

 

・オイル

市販のオイルでもいいのですがやはりメーカー純正が安心です。

 

・グリス

オイル同様メーカー品がおすすめ。

セット販売していることが多いです。

 

ドラググリスはまた別物です。

 

・シマノには特殊撥水グリス

シマノにリールにはツインパワーXDから特殊撥水グリスDG18というものが使われています。

その名の通り、撥水性が高く耐久性向上につながります。

 

今回ヴァンフォードをみたところ同じ特殊撥水グリスが使われているように見えました。

 

・リールの取扱説明書(分解図) 

分解したはいいが元に戻せなくなっては話になりません。

取扱説明書は必ず用意し、その上で分解するときにも慎重に順序を記録しながら行います。

取扱説明書はネットからも見ることができるメーカーもあります。

www.shimanofishingservice.jp

 

分解し洗浄する

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分解するときにポロリに注意。

トレーなどの上で行い、無駄に力をかけないようにしましょう。

 

また分解したパーツは順番に並べます。

表裏上下反転しないように向きは固定します。

上の分解では黒いボルトの方が上として並べています。

 

 

新品や汚れがない場合は洗浄は不要ですが砂やグリスが固まっているような場合は洗浄します。

お湯で軽くゆすぐ、パーツクリーナーを使用し汚れを取り除き、拭き取り乾燥させます。

 

ヴァンフォードの組み立て注意点

ヴァンフォードの話ですが組み立て注意点があります。

 

部品番号0031 Oリングというものです。

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このゴムのリングはしっかりハマる位置があります。

そこまでしっかり落とし込み、その後部品番号0032 ラインローラーブッシュを差し込みます。

 

Oリングが所定の位置で綺麗に入っていることを確認してください。

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この黒いゴムのOリングがしっかり入っていないとラインローラーが回転しなくなります。

 

他のリールでも同じような機構があるものがあるのでチェックしてみましょう。

 

アーム固定軸、ボルトには向きがあります。

それぞれに形があってそれに沿ってはめ込めば綺麗に組み立てられます。

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部品番号0049アーム固定軸がベール組の穴にハマればボルト側にもぴったりはまります。

 

 

注油する

洗浄が完了し、乾燥したパーツに注油していきます。

 

下の受けにグリス(または特殊撥水グリス)

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中のベアリングにオイル

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蓋になるところにグリス(または特殊撥水グリス)

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にします。

 

あとは対面とボトルで固定して余分なオイル、グリスを拭き取り完成です。

 

チェック方法

問題なく組み立てが完了していると爪で撫でたときにスムーズに回ります。

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またはラインをラインローラーに巻きつけて擦る手もあります。

 

もしラインローラーが回らない場合はどこかで組み立て手順を間違えていると思われます。

もう一度分解し、確認しましょう。

 

他には注油量が足りなかったり馴染んでいない場合もありますが、ラインローラーはそこまで注油できるパーツではないのでやはり組み間違いの可能性が高いです。

 

 

最後にメーカー推奨ではないということ

リールのメンテは大切ですが分解はメーカー推奨ではありません。

またカスタムパーツに交換するとメーカーの保証から外れたり、オーバーホールを受けれなくなることがあります。

 

これらの点を留意した上で行いましょう。

 

分解が不安な場合は良く水で洗い流し、乾燥。

その後にオイルで汚れを流す勢いで吹き付けても効果があります。