ついに発売されました21ナスキー
2021年シマノ秋冬新製品。
当初は9月発売でしたがコロナウィルスの影響により
発売時期未定
から11月の下旬の発売となりました。
この記事では21ナスキーのインプレをご紹介します。
またYouTubeでも4K動画でインプレをご覧いただくことができます。
- 【インプレ】21ナスキー サイレントドライブ搭載だがベールが・・・
- サイレントドライブ搭載
- 17サハラ、21アルテグラとの比較
- ワンピースベール非搭載
- ナスキーの個人的に微妙な点
- 21ナスキーか、21アルテグラか
【インプレ】21ナスキー サイレントドライブ搭載だがベールが・・・
前作のナスキーは2016年発売
5年越しの新型となります。
さらにその前は2012年。
ナスキーの傾向としてカラーリングが
ゴールド
シルバー
が交互に来ています。
前回はゴールド系でしたが今回はシルバー系でこれまでとは違う品の良い高級感が出ています。
サイレントドライブ搭載
細部まで徹底した、静謐なる一体感。
ボディ全体の基本設計、駆動関連部品をひとつひとつ見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。改善の対象箇所はドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなど多岐に渡る。新たな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻き心地を実現しました。
※ 500を除く
簡単にいうとギア同士に隙間があると、その隙間分パーツが動きます。
動くということは振動したり、かちゃかちゃしたりします。
それをびっしり隙間なく詰めることでパーツの無駄な挙動をなくし、安定した静かな駆動を実現しています。
サイレントドライブがない場合
ある種のコリコリというか巻くとギアの噛みを感じたり、微振動を感じることがあります。
今回はサイレントドライブが搭載されているのでハイエンドクラスの安定感が出ました。
17サハラ、21アルテグラとの比較
ナスキーの前後の機種
下は17サハラ
上は21アルテグラ
まず17サハラを買うなら少し予算を追加して21ナスキーを買うことを強くお勧めします。
今回のナスキーにはサイレントドライブが搭載されている。
そしてやっぱり2017年の機種より最新モデル、さらには上位機種の方が格段にいいです。
または新型のサハラを待つのがいいと思います。
それでは21アルテグラとはどうか。
これは性能をどこまで求めるかです。
21アルテグラにはサイレントドライブ意外に
マイクロモジュールギアⅡ
ワンピースベール
が搭載されています。
やはり巻きはワンランク上の質感になります。
ワンピースベールについてはこの後詳しく解説します。
サハラ、アルテグラ、ナスキー
2500SHGでの自重を比較すると
17サハラ 250g
21ナスキー 240g
21アルテグラ 220g
となっています。
ワンピースベール非搭載
21ナスキーはワンピースベール非搭載となっております。
ワンピースベールは21アルテグラ以上の機種に搭載されています。
ワンピースベールとは
まったく継ぎ目のない一体成型のベールの製造に成功。見た目に美しく、トラブルレスを実現しました。
ベールからラインローラーまで一体化されているのがワンピースベール。
ワンピースベールでない場合
このようにラインローラー部に差し込む形になっています。
微妙な違いなんですが使用する上でかなり影響してきます。
このラインローラー部との接続部に段差ができるとここにラインが引っかかることがあります。
引っかかるだけならまだいいのですが
引っかかった状態でリールのこの部分、ローターが回転したら引っかかっていたラインはどうなるでしょうか。
時には変なところに絡んだり、
時には変な状態でスプールに巻き取られます。
17サハラではよくスプールの中にラインが入り、シャフトに巻き付けられることがあります。
またスフェロスSWの4000番においてもこの現象がよく起こります。
なのでこれはかなり重要なんです。
この件については動画でも解説しています。
ちなみに先日紹介した21スフェロスSWもワンピースベールではありません。
ナスキーの個人的に微妙な点
ナスキーの個人的に微妙な点は巻き出しの重さ
マグナムライトローターとかインフィニティドライブとか
最近のリールはものすごい進化をしています。
それに慣れているとやっぱりこの価格帯のリールの巻き出しは重く感じます。
巻き始めちゃえば気になりませんが。
あとはワンピースベールでないのもまだ致命的な問題になったことはないですが、懸念されるところではあります。
ドラグ性能に関しては価格相応です。
細いラインを使う釣り、大物を狙う釣りでは注意が必要です。
というのもドラグの初動がかたいため、不意なヒット、ツッコミでドラグ設定がきついと一発でラインブレイクしたり。
実は安いドラグほど設定が難しいです。
高いリールほど適当でも、ファイト中に修正できます。
が、安いリールではかなり微調整が必要になるのでファイト中の調整も一つ間違えばアウトになります。
ご注意ください。
21ナスキーか、21アルテグラか
先ほどもちょっと触れましたがどちらがいいか。
価格差は5000円ほどです。
性能を求めるなら当然アルテグラ。
そんなに高性能じゃなくてもいいならナスキー。
ナスキーでも十分使えるリールですので。
21アルテグラが発売されていなかったら、21ナスキーはすごいリールと思ったことでしょう。
ですが直近で新型の21アルテグラが発売されていますからやっぱりアルテグラはすごいという印象になります。
とはいえ、21ナスキーも全然実践活用できるリールです。
私はティップラン、エギング用に2500SHGを買いました。
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