釣りに行く時、多くの場合、寝不足のことが多いのではないでしょうか。
日常生活よりかなり早い時間の起床、前日は楽しみだったり生活リズムの関係上就寝が早いわけでもなく睡眠時間が短くなることもあるでしょう。
寝不足だとしても釣りは楽しいのであまり眠さというのは気にならない。
ただ帰りには超眠いとかよくあると思います。
釣りにおいて一番多い事故は帰りの運転、交通事故です。
もちろんその交通事故の要因は居眠り運転や集中力の低下によるものとされています。
時間があれば帰路につく前に仮眠をして脳をクールダウンさせておく必要があります。
さて今回はこの居眠りがどうゆうメカニズムで起こるのか。
実は帰りの運転中だけではなく釣りの最中にも居眠りをしているということを書いていきたいと思います。
無意識の眠りは危険。
その予兆も踏まえてご紹介します。
寝ないで釣りのリスク。超危険な居眠りマイクロスリープ
マイクロスリープとは数秒間睡眠状態に入ることです。
ほぼ無意識の間に数秒だけ寝落ちしている現象です。
通常数秒間だけなのでマイクロスリープしている自覚がない場合が多く非常に危険です。
その寝落ちしている数秒が運転中であれば、考えただけでゾッとしますね。
このマイクロスリープとは寝不足などが原因で起こります。
感覚としては眠いなど感じることがありますが眠くて倒れそうとかではなく、なんとなく眠いなと思った頃にはマイクロスリープを引き起こしている可能性があります。
うたた寝、と勘違いされることもありますがマイクロスリープの大半ははたから見ても寝ているようには見えないのです。
つまり目を開けたまま、普通の状態に見える、でも寝ている。
釣りの最中に気がつけば対策できる
運転中気がついたら風景がすぎていた。
これはおそらくマイクロスリープでしょう。その間に歩行者や信号、交差点がなくてよかったですね。
運転中に引き起こすマイクロスリープは致命的なので阻止しなければいけません。
先ほども書いた通り、マイクロスリープを引き起こす要因の一つに寝不足というものがあります。
朝早くから釣りに行く場合は、日中マイクロスリープを引き起こすと考えておいたほうが無難です。
ではマイクロスリープになる可能性をどう判断すればいいか。
釣りをしている中、空白の数秒が発生していたらおそらくマイクロスリープが起こっています。
ぼーっとしてた、と処理するのは危険です。
例えばウキ釣りをしていたらウキを見失った。
果たして単純に見失っただけでしょうか。
数秒の間、眠っていてウキを見失った可能性も考えられます。
このようにふとした記憶の欠如にいち早く気がつくことで帰る前に仮眠をとったりと対処することが可能です。
マイクロスリープを防ぐには
マイクロスリープを防ぐ一番の手段は睡眠を十分に取ること。
なんども言いますが釣りにおいては前日十分な睡眠を取るのは難しいと思います。
朝早く起きても、釣りに行くというテンションで一気に覚醒して寝不足と感じないこともしばしば。
データとして自分が何時間寝れたのかは把握しておく必要があります。
次にマイクロスリープを防ぐには仮眠などで睡眠を補ってやることです。
釣りをしていれば釣れない時間というのが存在します。
時間を有効活用するという点、パフォーマンスの向上からも昼寝は非常に有効だと思います。
ちなみにマイクロスリープはあくまで脳の超短期的エラーのようなものですので昼寝のように睡眠を補う効果はありません。
ただ危険な作用というだけです笑
眠気はカフェインで乗り切れられるか
日中の眠気はコーヒーやエナジードリンクで乗り越えられるのか。
一定レベルの効果はありますが昼寝ほどの威力ではありません。
理想は昼寝とカフェインの掛け合わせです。
カフェインは摂取してから30分ほどで効き始め体質にもよりますが6時間ほどで半減期を迎えます。
その間、カフェインが作用してくれるのですが飲んだから眠くない、なんてことはないですよね。
平均して6時間近くは作用しているにも関わらず眠いということはかなり睡眠負債が溜まっていると言えます。
カフェインで乗り切れるのは軽度の睡眠不足の場合であって重度の睡眠不足には効きません。
平日仕事で忙しく満足に寝れていない方、週末の釣りでその溜まった寝不足が一気に押し寄せてきます。
やはりカフェインだけでなく昼寝と合わせて乗り切る方が無難であり、安全です。
今回お話ししたマイクロスリープ。
ほぼ自覚症状がないまま起こっています。
瞬間的な記憶の欠如など早めに症状に気づき、自覚し、対処しておきましょう。