釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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【インプレ】ソルティーステージ プロトタイプ XJGS-61-2-MAX200ジギングモデル

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2021年秋に発売されたアブガルシア ソルティーステージ プロトタイプについてご紹介しようと思います。

 

 

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【インプレ】ソルティーステージ プロトタイプ XJGS-61-2-MAX200ジギングモデル

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今回紹介するのはジギングモデルになります。

 

XJGS-61-2-MAX200

 

シマノだと3番、4番に該当するタイプです。

PEラインは4号まで使えるので4番かな?

 

 

 

その下には3番クラス

XJGS-63-1-MAX180

 

上には

 

XJGS-60-3-MAX250

XJGS-57-4-MAX300

 

とあります。

 

 

全部でジギングモデルは4機種となります。

 

 

 

 

アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ

プロトタイプという名前の商品です。

 

ジギング以外に

 

・ショアジギング

・ライトショアジギング

・マイクロショアジギング

・スロージギング

 

・シーバス

・ボートシーバス

 

・エギング

 

・クロダイ

・アジング

・メバル

 

があります。

 

 

 

価格帯はどの機種でも大体2万円台となっています。

 

アブガルシアでの立ち位置はオーシャンフィールドの上のランクになります。

 

 

オーシャンフィールドは1万円台のロッドです。

 

 

 

 

シマノ同価格帯グラップラータイプJと比較

シマノと比較するとグラップラーBBではなくグラップラーが同じ価格帯になります。

グラップラーの方がちょっとだけ高いですが。

 

 

今回のXJGS-61-2-MAX200

グラップラー S60-4

グラップラーBB S60-4

 

 

PE4号使えるロッド同士

を比較してみます。

 

 

ざっくりとした違いはこのようになります。

 

 

大きな違いは自重とカーボン含有量です。

 

 

 

今回のソルティーステージ プロトタイプはカーボンにこだわってフルモデルチェンジ、となっておりますのでそこに差が出ます。

 

ではカーボンの特徴やロッドの特性をご紹介します。

 

 

ソルティーステージ プロトタイプの特性

 

新設計「Triarchy Force製法」採用のNanoカーボンブランク

(100%国産カーボン仕様)

 

TAF(Triarchy Force)製法によりブランクスの素材、設計全てを一新。

 

ロッドの基本性能である強度、重量、感度を徹底的に追求し、性能を向上させるブランクスの設計の革新。

 

 

CPCブランクス

DPH構造(超薄倍密度プライ構造)

NSテーパー (ナチュラルストレートテーパー)

 

 

 

ナノカーボンブランクス

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東レのナノアロイテクノロジーを用いたカーボン素材を採用。

驚異的な強さと耐久性に加え、軽量かつ感度の高いロッドを実現。

 

 

 

FUJI SiC-Sガイド KRガイドコンセプト

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アブガルシアオリジナルリールシート

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FUJI工業共同開発のアブガルシア オリジナルリールシート。

ブランクタッチ、ホールド性、操作性の向上と軽量化・強度アップ。

 

 

 

 

というのがオフィシャルで紹介されている特徴になります。

 

 

 

それでは実際の使用感について。

 

軽さと先重り

まず初めに持った感想はやはり軽いという点です。

 

 

グラップラー、グラップラーBBと比較すると約20gほどの差があります。

 

 

たった20gに感じますがこれが結構違うんです。

まず最初の印象は軽いという点。

 

 

 

次にリールを合わせて持ったところ先重りを感じました。

 

詳細にいうと今回購入した XJGS-61-2-MAX200

 

適合PEはMAX4号

 

なのでシマノだと8000番が最大と考えることができます。

(8000番スプールのラインキャパが4号300mのため)

 

 

近海ジギングで3号を使う場合なら6000番も合うと思います。

 

 

 

 

そこでストラディックSW 6000番と

ストラディックSW 8000番をつけてみました。

 

 

6000番 440g

8000番 645g

 

 

 

6000番より8000番の方が圧倒的に先重りを感じましたので8000番で使用することにしました。

 

 

 

 

先重りというと悪いこと、と思われることが多々あります。

 

 

しかし先重りが向いている釣りというのがあるのです。

 

 

 

 

簡単にいうとティップが下がっていることが基本ポジションである釣り。

 

 

 

フカセ釣り

仕掛けを流しているときはロッドは海面近くまで下げています。

 

 

エギング、ティップラン

しゃくった後にロッドを下げていることが多いです。

 

 

ではオフショアジギングではどうでしょうか。

 

 

 

基本のポジションはティップは下げていると思います。

 

しゃくる、しゃくり上げるときに力んで、その後は自然にフォールさせるようにロッドも下げます。

 

 

 

もし下げる時にも力が必要なら非常にやりにくくなると思います。

 

 

 

 

ジギングは先重りした方が楽ですし、操作性が良くなります。

 

 

 

 

なので今回は先重りがいい感じ、という印象を受けました。

 

 

 

ロッドのハリはアブガルシアらしい

アブガルシアのロッドを使ったことがある方はわかるかと思います。

 

 

アブガルシアのロッドはなんとも言えない柔らかさがあります。

 

 

ダルダルしてるとかではなく、適度な柔らかさ。

 

 

ジギングモデルだけでなくキャスティングモデルでもそれを感じると思います。

 

特にキャスティングモデルはキャスト時にロッド中央あたりにくる柔らかさを感じるのではないでしょうか。

 

柔らかさ、と表現しましたが粘りとも言えます。

 

 

 

シャキシャキのロッドとはついの存在で粘りがあるのがアブガルシアの特徴です。

 

 

このソルティーアドバンス プロトタイプも、

あ、アブガルシアのロッドだ!という感触が手に伝わってきます。

 

 

ジグをしゃくる時に、バッチバチジグを跳ね上げる

いや弾き上げる

 

という感じではなくネチネチ、ピッピといった感じ・・・

言葉でなんていったらいいだろうか。

 

 

ロッドの中程から粘りでジグを持ち上げ、跳ね上がりすぎずしっかり復元します。

 

 

ヌルッと上がって最後は跳ねる

そんな感じです。

 

 

 

ロッド全体で復元力が強く、しゃくり上げた反動が残ることなく、次の動作に移ることができます。

 

 

 

一回のしゃくりで反動や余韻が残ると次のしゃくりに影響します。

 

そしてそれが2回3回4回と蓄積されるとテンポが悪くなったり、腕に負担がかかるようになります。

 

 

 

このソルティーステージ プロトタイプは粘っこい印象ですが一回一回は完璧に完了します。

 

 

感度について

感度については普通です。

 

グラップラーBBや1万円台のモデルよりはいいです。

 

ただ超高感度というわけではありません。

 

 

超高感度のロッドだと海底が手に取るようにわかります。

ジグが着底したところが岩なのか、砂なのかもわかります(マジで)

 

 

それらと比較するとそこまでではない。

 

鈍感なわけではなく一定の高感度だと思います。

 

 

魚が触れたり、ジグが絡んだ時、ただ巻きでのジグの振動は拾います。

 

 

 

超高感度すぎるとラインの擦れるノイズ、波飛沫、風

ウェアやグローブが擦れるのも拾ったりしますので超高感度というのも考えものです。

 

 

 

個人的に感度に関しては問題なし。

 

 

 

不満点と向き不向き

このロッドの不満点

 

というか好みの問題です。

 

 

私は結構シャキシャキしたロッドを使うことが多く、今回久々にアブガルシアのジギングロッドを使いました。

 

常にシャキシャキしたのを使っている身からするとやっぱりちょっとだるい感じがします。

 

 

 

先ほども書いたように、ちゃんと跳ね上げるし、復元力もあります。

 

ただ手に伝わる感覚がヌルッとしている。

 

 

これは向き不向き、好みではないでしょうか?

 

 

ちなみにシャキシャキ系のロッドは結構筋力で制御することが多いです。

 

筋力に自信がない、ジギングで疲れやすい

というかたは粘りのあるロッドがおすすめです。

 

 

 

シャキシャキしているロッドは

 

フン!と振り始めてから止めるまでずっと負荷が腕にかかります。

ほぼ腕で上げてると一定もいいかもしれません。

 

 

しかし粘りのあるロッドでは軽く振り上げてもある程度ロッドが持ち上げてくれるので一回に必要な力が少なくすみます。

 

 

 

筋力を持て余している人や早い動きでキビキビやりたい人はシャキッとしたロッドがおすすめです。

(人それぞれ筋肉の使い方が異なるので一概にそうと言い切れるものではありません)

 

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