釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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【インプレ・比較】22エクスセンスDC/20エクスセンスDC SS

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シマノ シーバス専用ベイトリール

エクスセンスDC

 

 

22年に発売されたフラグシップモデル

22エクスセンスDC

 

 

2020年に発売されたお求めやすくなったエクスセンスDC

20エクスセンスDC SS

 

 

 

価格的には半額、いや今や3倍ほどの違いがあります。

 

同じエクスセンスDCというシリーズですがどう違うのか。

 

 

買うべきはどっちなのか。

安いのを買うと痛い目を見るのか。

 

この記事ではあなたの求めるのはどっちかがわかるはずです。

 

 

 

【インプレ・比較】22エクスセンスDC/20エクスセンスDC SS

左 22エクスセンスDC

右 20エクスセンスDC SS

 

 

以下 エクスセンスDCをDC

エクスセンスDC SSをSS

 

 

 

まず価格が大きく違うので巻き心地や手触りは比較しても無駄だと個人的には思います。

 

後ほど少し触れますが安っぽさが気になる部分もあります。

 

 

 

中身、メインギアといった部分に関してもDCはハイエンド

アンタレスDC、スピニングであればステラに当たる機種なのでこれ以上を求めても出てきません笑

 

未来の技術でもっとすごくなるかと思いますがこの時点で不満がある場合はシマノ意外で探さないといけません。

ちなみにそうやって他のメーカーに手を出して、自分のマッチがシマノじゃなかったということに気がつく場合もあります。

 

 

 

 

ブレーキ性能の比較

DCは4×8DC エクスセンスチューン

通称 ヨンパチ と言われるブレーキです。

 

SSは i-DC4 エクスセンスチューン

 

 

 

 

 

性能だけで見ると当然「よんぱち」の方がすげぇ!というものですが全ての人にこのブレーキが合うわけではありません。

 

 

逆にi-DC4の方が使いやすいと感じる方も多いはずです。

 

 

 

というのも4×8

組み合わせ方でかなり幅広いセッティングが可能です。

PEラインだけで見ればもう少し絞ることができます。

 

通常のPEモードであれば8段階のブレーキ。

 

 

8段階も細かくセッティングできる

その反面、選択肢が多すぎて迷い、ピーキーな部分がある。

 

 

 

i-DC4はPEであれば3段階しかありません。

ブレーキ 弱 中 強

 

なので細かく設定できないため痒いところには手が届かない。

ですが3段階しかないので迷いもなく、自分の設定ミスによるトラブルが大幅に少ないというメリットがあります。

 

 

 

 

DCのヨンパチを使っていると

 

「もう1段階ブレーキを落とせば飛距離が伸びるな」

「現状ではバックラッシュしてないから落とせるだろう」

 

 

というギリギリを狙っていくとバックラッシュする段階が訪れるかもしれません。

 

 

 

 

しかしi-DC4であれば

「2番ではブレーキが結構効いているな」

「1番にすると危ない」

 

 

ということは2番で我慢するしかない

ということになります。

 

 

なので安全、セキュリティガチガチなのがSSのi-DC4です。

 

 

 

細かく設定したい、熟練者には物足りないとは思います。

 

設定方法がよくわからない、ベイト始めてという場合はDCよりSSの方が使いやすい。

 

 

バックラッシュ率

バックラッシュですがどのタイミングのバックラッシュか、によって発生率も変わってきます。

 

 

 

まず根本的に、キャストした瞬間〜直後に発生するバックラッシュはどちらのリールでも防ぎようがない

 

 

若干DCのブレーキマックスの方がマシかもしれませんがこれに関しては投げ方を変えるしかありません。

 

 

 

それと着水時、サミングしなかった場合のバックラッシュも同じように発生します。

これに関してはメカニカルブレーキの締め込みで若干いじれますがDCリールでは基本的にゼロポジションを推奨しているため、ないものと思った方がいいかもしれません。

 

ただメカニカルブレーキをゼロポジションより絞めるとキャストによりバックラッシュも大幅に減ります。

が、飛距離も大幅に落ちます。

 

 

 

ベイト始めてでバックラばっかしてしまう場合はブレーキマックスに合わせてメカニカルブレーキを締めるのもありかもしれません。

 

 

 

 

 

飛行中、風によるバックラッシュですがラインの挙動を細かく拾うのがヨンパチの方が多く、制御がかなり効きます。

 

膨らんだか!と思ったら意外とそのまま抑え込まれて何もなかったようになります。

これはすごいなと率直に思いました。

 

 

 

ちなみにi-DC4は音痴DCとも言われています。

使ったことがある方はわかると思いますが変な音がしますが故障ではありません。

 

飛距離

飛ぶのはDCです。

 

これはヨンパチの性能によるもの

マグナムライトスプールⅢ

がDCにはあるためです。

 

 

スプールをDC、SSで比較してみるとDCの方が横幅は細くなっています。

 

上がSS

下がDC

 

ラインキャパはDC、SSとも同じ

PE2号が180m巻けます。

 

 

横から見てみると

DCが縦方向に

SSは平べったくなっています。

 

 

これも人によって手に馴染む、馴染まないというものがあると思います。

 

 

リール全体の剛性

ベイトリールは結構ガシガシ使うところが多い。

 

パワーが必要となるのでそれに伴う剛性も必要となるでしょう。

 

 

 

両者ともに最低限は当然クリアしています。

重さについてもDCの方がSSより5g〜10g重くなります。

 

 

SSはハンドル部分がチープな感じがします。

左がSS 右がDC

 

 

回す、特にビッグベイトを扱ったりする場面ではSSの軽い感じのハンドルが個人的には気になるかなと思いました。

 

ただスピニングもそうなんですがハンドルノブは丸型の方が好きです。

 

 

 

 

 

まとめ

ベイトタックル不慣れ

セッティングがよくわからない!

 

という方には断然DC SSがおすすめです!

 

ブレーキ設定の選択肢が少ないことで、これしかない

仕方ないといった感じに収まります。

 

 

玄人さん、脱初心者さんはDCで無限の彼方に飛ばしてみましょう。

 

 

 

安い感じに見えてしまうSSですが安定感はあり、またSSにはHGがあるのでこだわりのある方はぜひ。