釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

大潮は釣れない?魚が釣れる潮回りと考え方

スポンサーリンク

今回は潮回りと釣果について書こうと思います。

このテーマはインスタよりご質問いただきました。

 

リクエストありがとうございます!

 

当ブログではいつでも皆様からのご要望を募集しております。

各SNSからこんなテーマを書いて欲しい、とお気軽にご連絡ください!

大潮は釣れない?魚が釣れる潮回りと考え方

f:id:kyoya7zon:20200706081851j:plain

大潮

中潮

小潮

長潮

若潮

 

地球では月の引力によって海の満ち引きが存在します。

なので日々、海の流れというのは変化しています。

 

最も潮の流れ、振り幅が広いのが大潮。

 

魚にとっての潮とはどんなものなのでしょうか?

いろいろな考え方にもよりますが潮というのは人間でいう四季、天気に近いのではないか

という考え方が一般的です。

 

天気といってもいろいろな考えがあるようで、とある学者は風と似たものであると考えています。

 

さて、潮が最も動くのは大潮

ですが実際に一番釣れるのは大潮なのか?

 

こういった考え方は人それぞれです。

また考え方というよりは経験によるものが多いのではないでしょうか。

 

今回は自分の経験、学術的、よく聞く話

これらをまとめて解説したいと思います。

 

最も釣れると言われているのは大潮後の中潮

日本全国平均して一番釣れると言われているのが大潮後の中潮です。

これは本当に一番多い。

 

なんで大潮後の中潮が釣れるの?

 

これは学術的にはまだ確立しているものではありませんが潮が動くタイミングと時間が関係していると言われています。

 

 

そもそも1日を通して一番釣れるタイミングはいつか。

まずは潮回りを無視すれば

・朝マズメ

・夕マズメ

 

これは確実といっていいでしょう。

例え小潮、長潮、若潮と潮が動かなくても朝夕は釣れる可能性が高いです。

ちょっとこれについて解説します。

 

朝夕マズメが釣れやすい理由

一般的な理由で言うと朝夕ではプランクトンの動きが活性化。

それを追う小魚(ベイト)、さらにそれを追う大型の魚がお食事タイムとなるので釣れやすいとされています。

 

人間でいう夕刻になると夕食の香り、焼き鳥の香りで腹が減ったり飲みに行きたくなるような感じです。

 

また朝の場合は夜間を通してそのポイントがリセットされ、新しい魚が補充されるために釣れやすいと言われています。

日中、多くの釣り人に叩かれてスレている状態になったとしても夜間でそれが減ったり、新しいフレッシュな魚が入ってきた、入れ替わったりするためです。

 

感覚的にわかるようにショアからなら朝に魚が接岸していたり、食いがいいのを体験したことがあるはずです。

しかもこれは潮回りとほぼ関係なく、平等(?)にチャンスタイムとして訪れます。

 

1日の潮の動きによる釣果

1日のなかで潮止まりがあり、潮が動くタイミングがあります。

潮止まり=釣れない

と言うイメージが強いのは言うまでもないでしょう。

 

実はこれ、潮止まりが釣れないと言うのは統計上の数値なんです。

 

潮止まりだから釣れない。

総釣り場において釣れないところ、釣れない人が多いと言うことです。

逆に言えば潮止まりだから爆釣しているポイントもあります。

 

これはなぜかと言うと潮が動くと言うことはそれに魚やプランクトンが乗って移動しやすくなります。

魚たちが移動すると言うことは各釣り場に魚が通過しやすくなります。

逆に潮止まり状態では魚の回遊率が下がります。

 

と言うことはもし目の前に魚が溜まっていたとしたら釣れる、とも言えます。

 

このように潮止まり時間では良いか悪いかがきれいに分かれます。

逆に潮が動いているタイミングでは全体的にある程度一定に釣れるようになります。

 

魚が動いて各地で接触する可能性が高まるからです。

 

大潮で釣れない可能性とは

細かい理屈を重ねてみます。

まず総釣り場において満遍なく釣れる可能性があるのは潮が動いているタイミングです。

潮止まりでは釣れる釣れないが分かれます。

 

朝マズメ、夕マズメではプランクトンの動きから魚が寄り易く釣れる可能性が高まります。

 

もし大潮の朝、夕で潮止まりだったらどうでしょうか。

潮止まりでは釣れるところ釣れないところがきれいに分かれると書きました。

 

そう、大潮であっても潮が動いていなければ釣れない釣り場が増える。

釣れない釣り人が増える、と言うのが統計上考えられます。

逆に魚が溜まるポイントにいれば爆釣と言うのも考えられます。

 

大潮で朝、夕マズメに潮が動かない地域は多くあります。

当然季節によって朝夕の時刻が変わり、潮の流れも異なるので絶対ということはありません。

がデータとしては大潮後の中潮の方がタイミング的に釣れやすい条件が多いというのが結論です。

 

潮が流れていれば釣れるのか

最後に潮の流れと釣れるか、について書こうと思います。

 

潮が流れる

というのは全体的に魚が分散、回遊率が高まるため全体的に釣れるチャンスが広がるということになります。

 

しかし潮が流れれば良いのかということについて言えばなんとも言えません。

魚の好みも当然あります。

 

例えば一例ですが寒すぎる冬場は潮が動かないところの方がいいとも言われています。

黒潮などの暖流が当たらない地域では潮の流れが強すぎると海水温が低下します。

 

当然海水温が低下すると魚の活性も落ちます。

 

逆に漁港など潮通しの悪いところでは海水温が下がらず、晴れの日に関して海水温が上がるので釣れやすいとも言われています。

 

人間に例えると真冬に爆風は寒いので外に出たくない。

無風の中に居たい

と思うでしょう。

 

逆に夏場は風の当たるところ。

湿気を多く含む密室空間より風当たりの良い木陰の方が好まれます。

 

これに似た状態が海の中でも起こっていると考えられます。

 

潮が動きすぎると時合が一瞬であることも

補足説明になりますが潮が動くというのは全体的に魚の回遊率が上がり、釣り人と接触する可能性が高いと書きました。

 

ただこれにはデメリットもあって潮が動いているから魚の回遊速度が早く、目の前を一瞬ですぎるということも考えられます。

 

風が強いと雲の流れが早いです。

それと一緒に潮の流れが早いと魚も一瞬で流れたり、通過したりします。

特にプランクトンや小魚についている場合は、これらは遊泳力がないので潮の流れに乗って移動しています。

 

結論

経験です。

理屈について今回説明しましたが、必ずしも当てはまるというわけではありません。

 

なので自身の経験が一番当てになります。

私のようにブログとしてデータを残したりするとなんとなく傾向が見えてくるようになります。

 

ぜひいろいろな潮回りでポイントで、試してみてください!