ルアーロッドを買う時の一つの基準として適合ルアーウェイトがあるかと思います。
主に使うルアーや使いたいルアーが買おうとしているロッドに適合しているかどうか。
気になりますよね。
適合ルアーウェイトとは一体なんなのか。
どういうふうに捉えればいいのかについて書こうと思います。
ロッドの適合ルアーウェイトとは?これを超えて投げるとどうなる?
適合ルアーウェイトは結論から言うと
そのロッドの性能を最大限に発揮する
取り扱いがしやすいルアーの重さ
です。
適合ルアーウェイトより重いものを投げると折れるイメージがありませんか?
では逆に適合より軽かった場合、折れるに近い問題はありますか?
ないですよね。
適合以下だと軽すぎてロッドの反発が効かず飛ばないといことです。
重すぎるとロッドが負けて飛ばない。
それだけです。
シマノの公式回答はこのようになっています。
適合オモリ負荷や適合ルアーウェイトの範囲で釣りをすればロッドは折れないのですか?
スペック表の適合オモリ負荷や適合ルアーウェイトは表示はその範囲内で釣りをすればロッドが破損しないという意味ではありません。
そのロッドでの標準的な使用に際して性能を発揮できる範囲、釣りをしやすい範囲という意味での適合で、釣りの際の目安にして頂くためのものです。
例え適合オモリ負荷や適合ルアーウェイト範囲内で釣りをしていましても、キャストの仕方、アワセの仕方によっては
簡単に破損してしまうことがありますので十分ご注意ください。
適合以上も普通に投げられる
適合が40gだったとしても60gくらいまでは投げれます。
ちゃんとしたフォームで投げれば折れません。
折れる場合は適合内であっても折れます。
ルアーの重さよりも投げ方に問題がある場合は大半です。
ただ適合を超えているとロッドに重みが乗っかり,振り抜きぬくくなったりするので飛距離が出なくなったりコントロールが難しくなったりします。
適合ルアーの飛距離の差
適合内の例ではありますが
・ディアルーナ M
・エクスセンス MH
モンスターショット 40gを投げます。
ディアルーナM・エクスセンスMH両方40gは適合内です。
飛距離は と言うとエクスセンスMHは110m
ディアルーナMは90m
でした。
(追い風・四捨五入)
次に同じ条件でヘビーショット30gを投げてみます。
ディアルーナM 80m
エクスセンスMH 70m
と言う結果でした。
このようにロッドの硬さにあった重さと言うものがあるのです。
プラス10gまでは余裕で20gだときつい
適合ルアーウェイトを10g上回る程度であればやや飛距離は落ちる可能性がありますが特に不具合を感じることもありません。
20gを超えてくるとテイクバック時に後ろに引っ張られる感じが強く、振り抜くのがきつくなってきます。
大体目安は15gオーバーくらいにしておいた方がいいでしょう。
ロッドが折れる投げ方
キャストは力ではありません。
ロッドの反発を十分に生かし、ルアーを弾き出すことで飛距離が出ます。
なのではっきり言って力んでも無駄です。
力むと飛ばなくなります。
これはロッドの反発が効かなくなるからです。
素振りをしてみてください。
常に力んでフルパワーのスイングとしなやかにロッドで飛ばすスイング、どっちがロッドがしなるでしょうか。
無駄に力の入ったキャストはロッドに大きなダメージを与えます。
特にやばいのがロッドが急反発したり、捻れた時に最大の力がかかることです。
先ほどから書いているようにロッドのしなりでルアーを飛ばします。
なので急速な動きと反するベクトルにはとにかく弱いです。
キャストする時はしなやかに、滑らかに。
フルキャストし続けると1日体力的にもきつくなります。
しなりを使って飛ばす、と言った意味ではフカセをやられている方はうまいです。
ちなみにラインの適合は
ラインの適合はルアーウェイトと違って融通の効くものではありません。
適合内のラインを使用しないとガイド抜け、通りが悪くなります。
特にショックリーダーの結束が適合外だと引っ掛かり、ロッドに入らなくなります。
オフショアジギングなどしているとショックリーダーを巻き込めなくなると魚が取り込めなくなるので注意が必要です。