9月の台風の影響で崩壊した福浦岸壁。
東面は全長1.1kmにおよぶ神奈川最大級の釣り場と言えるでしょう。
現在は補修工事のため全面立ち入り禁止となっています。
今後補修工事を行うにあたり、今回の被害も含めてスーパー堤防になる可能性が示唆されていました。
具体的補修案が出ましたので紹介させていただきます。
福浦岸壁で釣りが出来なくなるかも?福浦岸壁補修工事案
今回高潮、高波によって浸水しました。
対応策としては当然護岸を長くするというのが妥当です。
それにより、今後釣りが出来なくなる可能性があります。
現在の護岸は約1.5mほど。
海面までは4〜5mほどとなっています。
補修案は3パターンほど検討されていますが護岸強化並びに高くする案が濃厚です。
真鶴の一部ではこれに似たスーパー堤防がありますがとても釣りができる高さではありません。
立ち入りが許されれば釣りができる案
護岸を前に伸ばして排水できるシステムの案もあります。
これがもし、立ち入り禁止でなければ釣りができるかと思います。
とはいえ海面からだいぶ高さがありますが。
しかし南面、北面、幸浦においてテトラが配置されています。
釣りをしている人が多くいますが正確には釣り禁止、立ち入り禁止です。
なので上図のような護岸ですと立ち入り禁止が予想されます。
本牧埋立地との調整
本牧埠頭では新たに埋め立てを予定しておりその一部が釣り施設として検討していることが発表されました。
詳しくはこちら。
本牧海釣り施設 営業再開の見込み - 釣れ然なるままに written by 小泉 貴久
この計画は20年ほどの時間を要する計画です。
福浦岸壁の修復と合わせると、福浦は立ち入り禁止とし、その釣り人の行き先として本牧を作るとも考えられます。
釣り産業としてですが、現在メインの消費者は60代前後です。
この世代が釣り業界を潤しているとも言えるでしょう。
若くなるに釣れて釣り人口は低下していきます。
若者の釣り離れは深刻です。
釣り場を見回してみてください。
圧倒的に若い世代が少ないでしょう。
では20年後、誰が釣りにお金を落とすか。
仮にも営利目的で本牧新施設を建設するのであれば採算取れないと思われます。
今後の横浜近辺の動向に注目です。