大物とのやりとりが魅力的なオフショアジギング。
皆さんはスピニング、ベイトどちらのタックルでジギングしてますか？
スピニングタックル、ベイトタックルとありますがそれぞれどのような利点があるでしょう？
今回はその利点を考慮した使い分けについて簡単に書いていきます。
スピニングタックルでジギング
利点
スピニングリールを使ったスピニングタックル。
経済的な利点をいえば幅広く流用可能なことです。
例えば私が使っているツインパワーSW 8000HGはジギングではもちろんのこと、オフショアキャスティング、ショアからのキャスティングでも使うことができる汎用性の高いリールです。
場合にもよりますがラインを巻き替えたり、予備スプールを持っておくことで簡単に幅広い釣りに対応できます。
ジギングでの使用上のメリットは操作が安易であるということ。
バックラッシュする可能性も少ないので少しメタルジグを投げて斜めに誘うこともできます。意外とこれが効果的な場面も多いです。
斜めに、と言う点ではドテラ流しのようにジグが遠くに入る場合にもスピニングの方がやりやすいです。
欠点
逆にデメリットとしてはフォール中のあたりが取りにくく、対応が遅れるということ。
ベイトタックルに比べ、フォール中に当たってもベールを返して合わせる、サミングしていてもベイトタックルより対応が遅れてしまうといった点が挙げられます。
またベイトタックルと比較すると巻き上げが弱いと言うところも欠点です。
なのでファイトだけでなくしゃくるのもスピニングの方がきついです。
ベイトに比べるとスプールの動きを咄嗟に制御するのが難しいです。
ベイトリールであればフォームそのままで親指を添えるだけでサミングできます。
ベイトタックルでジギング
利点
ベイトタックルは流用できるのはほぼオフショアに限られます。
とはいえ他の釣り物、例えばLTアジをはじめ様々な船釣りには使用できます。
（大型のベイトは無理があるかも）
コマセを使った釣りではスピニングは扱いにくいのでその点ベイトリールの方が船においては汎用性が高くなります。
メリットはフォールのあたりがスピニングに比べて取りやすく、ハンドルを回すだけで対応できる早さであります。
これはフォールでの当たりを取る釣りに向いています。
例えばタチウオやシーバスジギングです。
他には縦の釣り、バーチカルとも言いますがそう言う釣りに強いです。
またベイトリールはとにかく巻けるので大物とのファイトでも比較的有利な状態でやりとりが可能です。
もちろんドラグもついていますが親指でスプールを抑えて瞬時に対応できます。
これはスピニングでもできますがベイトリールの方がやりやすいです。
欠点
デメリットは投げにくい、人によっては持ちにくいということ。
スピニングのように完全に掴んでいる、と言うよりは手に乗せている状態なので慣れるまで不安定になるかもしれません。
びっくりした拍子に落としてしまわないように。
ベイトタックルの最大の欠点。
投げてしまうとバックラッシュする原因にもなります。
慣れてくればマシになりますが慣れないうちは難しいと感じることも多いのでは。
巻き上げ力がスピニングに比べ強い分、過信してラインブレイクする可能性もあります。ドラグ設定と感覚でこのくらいなら大丈夫、と言う指標を持っておいた方がいいでしょう。
大型の魚とのファイトですがスピニングの場合はギンバルなどを使って腹にロッドを立ててファイトできます。
ベイトタックルの場合は脇に挟んでファイトする
場合によってはリールでのファイトになることもあります。
利点ではありますがスピニングでは巻けない負荷でもベイトなら巻けます。
これがきついと言う場合もあります。
斜めに入っているジギングは苦手です。
ドテラ流しではスピニングの方がやりやすくなります。
まとめ
理想はスピニングとベイト両方のタックルを持っていることです。
ただ予算的に難しい場合は自分のスタイルにあった物を選ぶと良いでしょう。
ショアもやられるようならスピニングがあれば流用できます。
オフショアジギングのベイト、スピニングがそれぞれの利点がきれいに分かれているのでなかなか難しいところです。
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