釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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マイクロベイトパターンにクリアルアーのスキッピングが効果的な理由

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今回はクリアカラーのルアーを使ってマイクロベイトパターンの攻略方法を解説しようと思います。

 

一年を通して結構な確率で遭遇するマイクロベイト。

もっとも多いパターンかもしれません。

 

イワシなどよりもマイクロベイトの方が圧倒的に数が多く、陸近くにいます。

 

このもっとも多いパターンですが難攻不落と思われることも多々あります。

 

しかし絶対的攻略法があるのです。

これが通じなければ活性が低いと理由をつけて諦めます。

 

マイクロベイトパターンにクリアルアーのスキッピングが効果的な理由

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マイクロベイトをみたことはありますか?

 

磯際や堤防にある程度の数でまとまっていて、群れで行動しています。

これらマイクロベイトは魚に追われたり、ルアーが通ったりすると勢いよく飛び跳ねながら逃げ惑います。

 

ここで大事なのは

・集合体、群れである

・飛び跳ねながら逃げ惑う

という点です。

 

これに似せたルアー、アクションは

マイクロベイトの群れに見せるのはクリアカラーのルアー

 

飛び跳ねながら逃げ惑う

スキッピング、スケーティング、ノンストップジャーク

 

といった対応策が考えられます。

後ほど詳しく解説します。

 

シーバス、ヒラスズキ、青物、メバル

ソルトルアーのターゲットとなる魚はマイクロベイトを捕食することがあります。

 

なので今回紹介する

クリアカラーを使ったスキッピング

は全体的に有効な手法です。

 

厳しい状況を好転させる一手として覚えておいて損はないと思います。

 

クリアカラーはマイクロベイトの群れに見える

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クリアカラーのルアーというのははっきりとしたシルエットがありません。

水の中では透過していますがボディや中のパネルなどの要素によって不規則に乱反射します。

 

これがマイクロベイトの集合体に見えるわけです。

 

捕食する側の魚もマイクロベイト1匹をみて食べているわけではありません。

人間もしらすを1匹ずつ食べませんよね。

 

なのである程度の大きさで光があたりキラキラしている。

動的なものに反応して食いついてきています。

 

 

クリアカラーを使用する上で考慮すべき点は

・マイクロベイトの群れの大きさからルアーサイズを選ぶ

・その場でちょうどよく泳げる、操作できるルアーを選ぶ

 

その場にいるマイクロベイトの大きさに合わせてルアーのサイズを決める。

これにはいくつか考えられるところがあります。

 

実際のマイクロベイトの群れより大きめを使う

他のマイクロベイトの群れより大きく見せることで差別化を図り、こっちの方が大盛りだよ!とアピールする

 

実際のマイクロベイトの群れより小さめを使う

マイクロベイトを始め、魚が群れを成す理由はなんでしょうか?

 

いくつか理由はありますが、その一つとしては個体では小さいが集合することで大きく見せて牽制する働きがあります。

なのでマイクロベイトの群れが大きい場合、捕食側の魚にプレッシャーを与えていることも考えられます。

 

なのでマイクロベイトの群れより小さく見せることで

あっちの本物よりこっちは食べやすいよ

といったアピール方法もあります。

 

 

クリアカラーの特徴として他のカラーに比べて実態不明のルアーです。

なのでスレにくいという利点もあります。

 

特にヒラスズキでは1発で決めなければならないことが多いですがクリアなら何度かやり直しもできるかもしれません。

 

 

スキッピングなどトップアクションがいい理由

マイクロベイトの群れが釣り座近くにいた場合、みたことがあると思います。

 

マイクロベイトは泳いで逃げるだけではなく、群れで跳ねて逃げることがあります。

魚やルアーに追われて逃げるだけではなく、ちょっとした刺激で跳ねることもあります。

 

この跳ねる、というのは水中になんらかの波紋を出します。

これが結果的に魚を寄せているのです。

 

なのでマイクロベイトパターンの時にはほぼ確実にスキッピング、スケーティング、ノンストップジャークといった海面バシャバシャ系は有効だと思われます。

 

海面バシャバシャ系、トップ系ルアーというのは色にかかわらずシルエットをぼかす作用があります。

魚から見て水中と空気中の境目は目視しにくい領域。

これは人間でもそうです。

 

光が屈折するのでよく見えないのです。

そこを音や波紋を立てて泳いでいればルアーなのか、マイクロベイトなのかわかりにくい。

見切られにくい特攻策なのです。

 

あと注意すべきは速度。

早すぎてもダメですし遅すぎてもだめ。

 

クリアカラーでシルエットをぼかした上で、トップ系アクションの音や波動で魚を誘い出すことができます。

 

 

クリアとトップ系アクションの組み合わせは最強です。

 

これらが通じないパターン

最強パターンではありますが有効ではない場面もあります。

 

・ビッグベイトを捕食している時

・イワシ、きびなごといったベイトを捕食しているとき

 

基本的にはマイクロベイトパターンの時にだけ有効。

実態のあるベイトを捕食しているときはそちらの方がアピール力が強いので通常のカラーを使用した方がいいことがあります。

 

イワシなど10cmくらいの群れが入っている場合、マイクロベイトは目立たない存在となります。

 

とはいえ別パターンの時に釣れないわけではありませんが。

 

万能最強ではない、とご理解いただければと思います。

 

ポッパーもマイクロベイトパターンの救世主

ここまではミノーやシンキングペンシルのクリアーについて解説しました。

トップ系アクションであるスキッピングなどができるのはシンキングペンシルです。

 

クリアとは別の話ですがマイクロベイトパターンにポッパーも有効です。

ポッパーが作り出す気泡がマイクロベイトに近い演出ができるためです。

 

ポッパーの利点としてはじっくり見せることができる。

結構ヒラスズキでも重宝されるルアーだったりします。

 

 

 

 

さて、これからのシーズンはイワシなどのパターンとマイクロベイトのパターンが混在してくるかと思います。

どちらになってもいいように対策しておくことが重要です。