ツインパワーSWが6年ぶりの新型となって発売されます。
今回は新しくなった21ツインパワーSWと旧作である15ツインパワーSWを比較してみようと思います。
- 【前作15年製と新旧比較】2021シマノ新製品 ツインパワーSW
- 21ツインパワーSWとは
- 21ツインパワーSW ラインナップ
- 技術特性
- ハンドルノブについて
- 新旧詳細スペック比較
- 写真写りが悪いかも?ツインパワーSWの色が気に入らないと思っている方へ
- 予約受付中
【前作15年製と新旧比較】2021シマノ新製品 ツインパワーSW
左が15ツインパワーSW
右が21ツインパワーSW
ストラディックSWではありません。
今回結構雰囲気が変わりました。
てっきり20無印ツインパワーが金系できたのでそのままのデザインでスプールの縦の溝が斜めになる。
ステラSWっぽくなると予想してましたがシックな感じになりました。
21ツインパワーSWとは
強さがなければ始まらない!
ツインパワーSWが貫く妥協なきタフネス。
ソルトゲーム用のリールに求められる「強さのカタチ」は実に多様だ。
ハードな使用にも耐える剛性感とタフネス、海水の侵入を防ぐ強固な防水性能、そして何よりも求められるのは巻き上げのパワー。
新しいツインパワーSWはインフィニティドライブ、ヒートシンクドラグなどステラSWの強さを受け継ぐ機構を惜しげもなく搭載。
オーバースペックとさえ言える卓越した巻き上げ力と耐久性がもたらす圧倒的な信頼感は、ショア、オフショアを問わず一歩先を目指すアングラーを強力にサポートする。
※8000PG、8000HG、10000PG、10000HG、14000XG:2021年3月、
4000XG、5000HG、5000XG、6000PG、6000HG、6000XG:2021年4月
14000PG:5月発売予定
21ツインパワーSW ラインナップ
4000XG
シリーズ最軽量のエキストラハイギアモデル
ギア比6.2、最大巻上長101cmを誇るエキストラハイギアを装備した高耐久SW仕様。
XGの巻き取りスピードを活かした素早い回収や糸ふけ解消の効率は、テンポよくポイントを撃って行く釣りに最適。
シリーズ最軽量の自重も相まって、ショアジギングやプラッギングなどキャスティングゲームにも使い勝手の良い一台。
推奨ライン号数:PE1~2号
5000HG
幅広い釣りに対応。万能型の近海スタンダード ショア、オフショアを問わずオールラウンドに活躍する近海のスタンダードモデル。
ギア比5.7、最大巻上長97cmの巻き取り速度はジギングからキャスティングまで幅広い釣りに応用が効き、本格SW仕様のタフネスが激しい潮流のなかでも真価を発揮。
強い負荷が掛かるファイトにおいてもアングラーを有利に導く。
推奨ライン号数:PE2~3号
5000XG
よりアグレッシブに攻めるハイスピードモデル
5000HGよりもさらに速い手返しを求めるなら、エキストラハイギア搭載の5000XG。
105cmの最大巻上長が大きなアドバンテージとなり、ロングディスタンスの攻防においても効率よく投入と回収を繰り返すことが可能だ。
遠いポイントや深いレンジを中心に、よりアグレッシブに攻めるゲームで活躍。
推奨ライン号数:PE2~3号
6000PG
スローな誘いが身上のパワーギア搭載機
ハンドル一回転の最大巻上長83cmのパワーギアモデル。
ギア比4.6のローギアはルアーの移動距離を抑え、スローな誘いをブレなく安定して行うことが可能。
またヒット後は、強力な巻き上げパワーでゴリ巻きファイトにも対応する。
ジギング、キャスティングを問わず比較的スローなゲーム展開に適したモデル。
推奨ライン号数:PE2~4号
6000HG
速さとパワーを兼備。6000番の中核モデル
5000番サイズに大径のスプールを搭載したハイギアモデル。
応用性に優れた巻き上げ速度とパワーを備え、キャスティング、ジギングの幅広いシーンで活躍する。
ラインキャパはPE3号・300mの容量を確保し、ショア、オフショアを問わず中型以上のターゲットが主体となるゲームにも余力をもって対応できる。
推奨ライン号数:PE2~4号
6000XG
キャスティングで真価を発揮するハイスピード仕様
6000HGよりさらに速い6.2のギア比により、ヒットゾーンを離れたルアーを素早く回収。
またラインスラックを瞬時に解消することでフッキングミスのリスクも低減。
ジギングはもちろんのこと、素早い手返しを求められるナブラ撃ちなどキャスティングゲームでも真価を発揮する。
本格SW仕様で耐久性にも抜かりなし。
推奨ライン号数:PE2~4号
8000PG
パワーに特化したローギア・ジギングモデル
4号・300mというラインキャパシティとギア比4.9のパワーギアを融合したジギングモデル。
一定のレンジ内でジグをよりテクニカルに、繊細にアクションさせることが可能になり、プレッシャーの高いポイントからスレたターゲットを誘い出す。
もちろん巻き上げはパワフル。
根回りの攻防にも主導権を渡さない。
推奨ライン号数:PE3~5号
8000HG
対応力に優れた8000番クラスのスタンダード
ブリ、ヒラマサ等の青物からキハダまで、PE4号前後のラインを多用するゲームに適したモデル。
応用性の高いハイギア仕様はジギング、キャスティングどちらにも対応しやすく、ショアゲームでもオフショアゲームでも使い勝手の良さを発揮。
もちろん耐久性と防水性能は最高レベル。
ハードなチャレンジにもガッチリ応える。
推奨ライン号数:PE3~5号
10000PG
深場&大物対応のハイパワーモデル
大量のラインをストックする10000番のスプールにより深場の釣りや大物にも余裕を持って対応、なおかつギア比4.9のパワーギアは不意に訪れる大型魚をもぐいぐい引き寄せる。
もちろんタフネスも申し分なし。
耐久性のみならず、ステラSWにも搭載されたヒートシンクドラグを装備し熱によるシステム劣化をも低減。
推奨ライン号数:PE4~6号
10000HG
キハダに、ブリに。ビッグゲームのオールラウンドモデル
満を持して登場した待望の10000HG。
対応力の高いハイギアと10000番のラインキャパは、相模湾のキハダ、北海道のブリジギング等、PE5号・300mを巻いて大型魚に挑む釣りにベストマッチ。
PG(最大巻上長102cm)とHG(最大巻上長116cm)を使い分けることで、より幅広いゲームに適応する。
推奨ライン号数:PE4~6号
14000PG
注目のノンストップジャークにも活躍!
今回新たに加わった14000のパワーギアモデル。
XGと併用することで様々なアクションパターンの実現が可能になり、玄界灘のヒラマサキャスティングで注目の新釣法「ノンストップジャーク」にも活躍。
もちろんジギングやショアからのキャスティングゲームにおいても、PGならではのテクニカルな攻めを演出する。
推奨ライン号数:PE6~8号
14000XG
大物狙いのキャスティングに適したモデル
ヒラマサからGT、マグロまで、大物狙いのキャスティングゲームでスタンダードとなるモデル。
10000PG、14000PGと同じくヒートシンクドラグを搭載したことで、大物との激しいやり取りにも余裕で対応。
ショアに、オフショアに、対大物キャスティングゲームの専用機を求めるならこの1台。
推奨ライン号数:PE6~8号
技術特性
インフィニティドライブ
従来のX-SHIP構造ではピニオンギア両端をベアリングで支持することで軽い巻き上げを実現してました。
今回のモデルはその構造をより進化させたインフィニティドライブ構造を搭載。
これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。
加えて、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。
回転トルクを従来比約30%低減※し、高負荷時でも積極的に巻き上げられるパワフルなリールへと進化。
ヒートシンクドラグ
これまでののXタフドラグではドラグ機構部をスプール下部に配置するという画期的な構造で、圧倒的なドラグ性能と耐久性の向上を実現しました。
今回のNEWモデルではさらに熱にも強く進化したヒートシンクドラグを搭載。
ドラグ部で発生した熱をスプール外へ逃がすヒートシンクパネルにより、熱ダレによるドラグ力低下を約50%改善。
また、スプール糸巻き部へと流れる熱を遮断する断熱シートによって、糸巻き部の温度上昇を約30%減少させることに成功。
ラインによりやさしく、より安定したドラグへと進化しました。
搭載機種
(10000PG、10000HG、14000PG、14000XG)
Xプロテクト for ラインローラー
前作のツインパワーSWのストッパーベアリング部に搭載し、高い防水性能の実現に大きく貢献したXプロテクト構造。
今回の21ツインパワーSWには、ストッパーベアリング部に加え、ラインローラー部にもそのXプロテクト構造を搭載し、さらに防水性能が向上。
ストッパーベアリング部と同様に、海水の侵入経路をシール部材で物理的に遮断することで、高い水圧にも耐えられる構造へと進化。
ラインローラー内部のベアリングを過酷な環境下から守り抜き、従来品に比べ、ベアリングの耐久性は従来比10倍以上にもなるとされています。
Xタフドラグ
各ワッシャを金属とカーボンのみで構成し、スプールを上下両方向から支持。
耐熱性・耐久性の向上によりスムーズで安定したドラグ性能に磨きが掛かりました。
リジッドサポートドラグ
メインシャフト、スプール内のベアリング2点でスプールを支持することで、スプールのフラツキを抑え、安定した滑らかなドラグ性能を発揮します。
サイレントドライブ
ボディ全体の基本設計
駆動関連部品
これらを一から見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。
改善の対象箇所は
ドライブギア
ウォームシャフト
ウォームシャフトピン
ウォームシャフトギア
など多岐に渡る。
新たな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻きごこちを実現。
サイレントドライブ最強最高。
Xシップ
ドライブギアの大径化
ピニオンとドライブ両ギアの最適配置
ピニオンギアのベアリングによる2点サポート。
これら頑強なギアの噛み合わせが、負荷に強い軽快なリーリングを保持します。
HAGANEギア
これはもうスタンダードなものとなりました。
金属の塊を高い圧力でプレスし、切削なしにミクロン単位の精度で仕上げ。
精密冷間鍛造と言われる独自の技術が、硬く、粘り強いギアを生み、なめらかな巻きごこちを可能にします。
これはシマノという大企業のもつテクノロジーです。
自転車にも同様の技術が使われ、世界的に評価されています。
HAGANEボディ
こちらもHAGANEギア同様にかなりスタンダードになった技術です。
軽量で剛性の高いアルミニウムやマグネシウムなどの金属を使うことで、リールのたわみや歪み、ネジレをしっかりと抑制。
繊細なギアの噛み合わせを守り、スムーズなリーリングを可能にします。
Xリジッドローター
アルミニウム合金を使用し、3次元解析を重ねながら肉厚配置を細部まで検証することで、これまでよりさらに強靭な剛性・耐久性と優れた回転バランスを実現。
この高剛性によって、ドラグほか各部の機能向上にも貢献。
Xプロテクト for ストッパーベアリング
ストッパーベアリング部に接触型トリプルリップ構造を採用したもの。
特殊グリスを充填することで摩擦抵抗を抑え、シルキーな回転性能を損なうことなく高い防水性能を発揮することができます。
Xシールドとの相乗効果でボディ部の防水性能は防水規格IPX8相当を実現。
IPX8とは水面下での使用が可能とされています。
Xシールド
ボディ・フタ合わせ面、スプール・ドラグノブ接触部をはじめ、随所に強力なシーリングを施し、水の浸入経路を遮断。
過酷な条件下で繰り広げられるSWゲームにおいて、高い信頼性、耐久性を確保します。
これも最近のリール、特にSW、XDではスタンダードになったもの。
CI4+ハンドルノブ
4000番から8000番までの機種には、剛性と耐久性に優れた軽量カーボン素材CI4+のハンドルノブを採用。
いっそうの軽量化を実現すると同時に特殊コーティングで滑りにくい加工を施し、巻き上げの滑らかさがさらにアップ。
抜群の使用感を得られる。
(10000~14000番ではライトウェイト中空オーバルラウンドのハンドルノブを標準装備。)
ハンドルノブについて
10000〜14000番には下の画像のライトウェイト中空オーバルラウンドがつきます
新旧詳細スペック比較
写真写りが悪いかも?ツインパワーSWの色が気に入らないと思っている方へ
商品写真がなんかパッとしない、と思っている方も多いかと思います。
ストラディックSW?と思ったのも私だけではないはず。
商品写真を見るよりYouTubeのツインパワーSWのCMをご覧ください。
わかりやすいです。
予約受付中