釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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砂浜とは違う砂利浜サーフの攻略法

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サーフでの釣り、ヒラメ、マゴチ釣りは砂でできた浜

砂浜を軸に考えられることが多くなっております。

 

砂より粒が大きくなると砂利、砂利より大きいと石となり

砂利浜、ゴロタ浜となってきます。

 

 

砂浜とゴロタ浜がすぐ隣にあるというのは珍しいですが砂浜の中に砂利浜があるというのはさほど珍しいことではありません。

 

サーフを歩いていてなんかここだけ砂利、という経験があるのではないでしょうか。

 

隣り合う可能性がある砂と砂利ですが性質、傾向が大きく異なります。

 

砂浜と砂利浜では釣り方も異なります。

 

 

今回は砂利浜の性質、攻略法についてご紹介いたします。

 

 

この記事の内容はYouTubeでもご覧いただけます。

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砂浜とは違う砂利浜サーフの攻略法

砂利浜はエリアに一帯が砂利ということもあれば砂浜エリアの中に一部砂利浜という場合もあります。

 

砂利浜が形成される理由は海流や河川の影響によるものです。

 

海のすぐ近くに山、ちょっと上に行ったらすぐに中流、上流といった比較的短い川の河口では上流から石などが流されてきやすく、

距離が短いため粉砕されずに石、砂利として海にたどり着きます。

 

 

川が長い場所では上流から岩が、石が流されて

ゆっくり時間をかけて転がり、小さくなり、やがて砂となり海にたどり着きます。

 

川幅、河川の規模、土地柄によって必ずこうなるわけではありませんが一つの目安となります。

 

 

他には海流によって砂利浜が形成されることがあります。

 

砂浜エリアで一部砂利浜があり、河川がないという場合はそこだけ海流が常に異なることを意味しています。

 

 

河川や海流での一部砂利浜が特別というのはお分かりいただけたかと思います。

 

ではオール砂利浜はオールサーフと同じか

と言われるとそうではありません。

 

一部砂利浜でも、オール砂利浜でも砂利浜は砂利浜の特徴があるのです。

 

それでは一つずつご紹介いたします。

 

 

砂利浜の特徴

今ご紹介したように河口に砂利浜

というのはいうまでもなく釣れる可能性のあるポイントです。

 

この場合砂利浜が、というよりは河口が釣れるということになります。

 

 

砂浜の中にぽつんと砂利浜の場合は離岸流的な効果があると思われるので釣れる可能性があります。

 

 

ではオール砂利浜は?

となるとオール砂利浜はオール砂浜と変わりなく、離岸流を探したりブレイクを探したりする必要があるのですが砂とは形成され方が異なります。

 



そもそも河口を絡まない砂利浜はなぜ砂利なのか。

それは細かい砂は海流によって流されて、流れない砂利だけが残っているから砂利浜なのです。

 

 

以前別の動画で離岸流が発生している波打ち際は砂が払い出されていくため硬くなっている。

離岸流ではないところでは砂が打ち寄せられてくるので砂が堆積し、柔らかくなっているとご紹介しました。

 

 

それをさらに強烈にして常に流れたら砂が全てなくなって砂利だけになった

もしもっと強く流れるなら砂利もなくなり岩盤が出てくるかもしれませんがこれは場所によるかと思います。

 

離岸流はその時の潮の流れ、潮位で移動することが多く、ある意味満遍なく発生します。

 

 

しかし砂利浜の場合はそこの海流は比較的常に強い傾向にあります。

 

強い海流が発生する、ということは足元からドン深かになっていることがほとんどです。

遠浅サーフほど砂でできており、ドン深かサーフほど粒が大きくなります。

 

 

足元から水深があるため潮通しがいい

逆に潮通しがいいから良いから足元からドン深かともいえます。

 

 

このようなこともあり、全国的に砂利浜ドン深かサーフではフラットフィッシュだけではなく青物やタチウオも狙うことができます。

 

サーフで青物を狙いたい、という場合は砂利浜を探すというのもおすすめです。

 

潮通しがいい

水深がある

と聞けば普通のサーフより釣れそうな気もしますがこれはこれで難しいところもあります。

 

砂利浜の難しさ

砂利浜の難しさは流れが常にあることで魚の定着率が乏しいという問題。

 

通常のサーフなら離岸流、ブレイク、横ヨブにハマっている魚が多いですが砂利浜ではベイトととも流されていたり、流れに乗ったりするので魚が比較的動きます。

そのため魚が溜まることが少なく、いない時には誰もいないということも。

 

しかし回遊率は上がるのでもし同じ立ち位置で粘るなら砂より砂利の方が確率が高いといえます。

 

 

他には流れが早いことで通常のサーフルアーだとボトムを取れなかったり、流れにラインを引っ張られてルアーが浮き上がってしまうといった問題があります。

そのため砂利浜では軽いルアーよりメタルジグを使い、フラットを狙いつつも青物も狙うというのが全国的にメジャーとなっています。

 

サーフというエリアではありますがショアジギングと混在するのが砂利浜の特徴です。

 

 

砂と釣れるポイントが異なる

先ほど紹介した砂浜での離岸流の見つけ方

 

離岸流のポイントであれば砂は払い出し

そうでないところでは砂が押し寄せて堆積する。

 

これは砂浜から海を見た時、縦方向、前後の動きをしていることになります。

そこに横よぶとかができて横の要素も加わります。

 

 

 

では砂利浜はどうか。

まず砂利浜は波打ち際が急斜面になっていることが多い。

これは波に持って行かれている、横から抉り取られているに近い現象です。

縦方向、前後の動きより横方向の流れの方が強いのが特徴です。

 

 

そのため砂のサーフ、遠浅のサーフでは前後の流れでできるブレイクやサンドバー、

これがドン深砂利サーフでは海岸線に凸凹と山をつくります。

 

波打ち際を見た時に平らなところはほぼなく、凹凸を繰り返しているのが見てわかるかと思います。



 

この山になったところが海の中も続いており、ブレイク、サンドバーとして攻略すべきポイントとなります。

 

通常ブレイクやサンドバーを狙うなら正面に投げますが砂利浜でこの瀬を絡めるなら斜めや横に投げる必要があります。

 

 

やはり盛り上がっているところ、落ち込むところには魚がつきやすいので目に見えて分かりやすいポイントです。

ただし人が隣にいる場合、無理なキャストはやめましょう。

 

 

この凹凸の間

瀬と瀬の間はスリットとも言えるので前後方向のキャストも無駄というわけではありません。

ただ間隔が広いと変化のないところ、となってしまいます。

 

 

他には着底でも地形の変化を読み解くことができます。

砂利浜でボトムを取る際、比較的硬い感触になります。

 

もしその中に他と比べて明らかに柔らかいところがあればそこは砂地かもしれません。

 

広いエリアで一部異なる、といった変化のあるところは魚がつく可能性が高くなります。

そういった場所も注意してみましょう。

 

 

また砂利浜は足元すぐから水深があります。

そのため立ちこむというのは注意が必要です。

できれば立ち込まない方がいいでしょう、突然深くなります。

 

 

突然深くなるということはそこに魚がつくこともあります。

 

波打ち際、すぐにブレイク

ということは流れ込みやサラシといった要素が足元にあります。

 

砂のサーフより注意して足元をより丁寧に探りましょう。

 

 

 

水深もあり、青物も狙いたいがフラットフィッシュも狙いたい

メタルジグではスローで巻きにくいしプラグではダート、ワンピッチといった早巻きが難しい。

 

 

という場合にはジャクソンの超飛び過ぎダニエルがおすすめです。

超飛び過ぎダニエルはタングステンボディで小型ながらによく飛び、ボトムもしっかり取れます。

 

フロントはアシストフックとなっているためジャークしてもトラブりにくい。

 

静岡のサーフで培ったノウハウが詰まったルアーとなっています。

Webショップ限定となっておりますので詳しくは概要欄をご覧ください。

 

 

 

今回は砂利浜についてご紹介しました。

日本のサーフのほとんどは砂でできていますが探してみるとチラッとあったりする砂利浜。

 

広い範囲の砂利浜であれば三重県が有名です。

 

砂浜は前後の動き、とすれば砂利浜は比較的横の動き

と覚えていただければと思います。