釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

1月21日 三浦半島ヒラスズキ

スポンサーリンク

今日は三浦へヒラスズキ。

予報だとまぁ波があるかなーってくらいの予報でした。

 

波がなければサーフでも行こうかとも思っていましたが北風が強いので三浦海岸はきついでしょう。

 

 

例え凪でもヒラスズキが釣れるところはある

f:id:kyoya7zon:20200121153729j:plain

朝一、こんな感じの凪。

サラシがない。

 

朝一こんな感じだと

「今日終わった」

と思いがちですが冬はそんなに気負いしなくても大丈夫。

 

とりあえず朝来たポイントでサラシがなかったら他の可能性を試しましょう。

例えば青物狙ったり、根魚狙ったり。

 

冬は焦らない方がいい。

 

朝、磯に入ってサラシがない!

やばい!移動しないと!

と移動しているうちに朝まずめは終わります。

 

なので朝は入ったところで狙えるものを狙う。

あとで理由も書きます。

 

凪でも干潮だとサラシができるところがある

干潮だとサラシが出来やすくなります。

例え凪でもどこかでサラシができていたりします。

 

なので凪だったら干潮時間に絞って狙ってみるのもいいでしょう。

f:id:kyoya7zon:20200121154059j:plain

こんな感じにしょぼいサラシでもないよりはマシですし、普通にヒラスズキはこの下にいます。

出てこないだけ。

 

あとは少しでもサラシが広がり、厚くなった瞬間に最適化されたルアーを通す。

f:id:kyoya7zon:20200121154227j:plain

 

最適なルアーの選び方

サラシや地形によってルアーの選び方は変わってきます。

お手持ちのルアーの特徴は必ず把握しておきましょう。

 

そしてロストする可能性も踏まえて、それでも最低限のルアーを持ち込みます。

あれやこれやルアーが多いと迷うだけです。

 

今回の例で考えてみましょう。

条件は

 

・サラシがしょぼい

・スリットが入っている

・少し波があり、表層の流れは強い

 

サラシがしょぼい場合

サラシが薄いということはヒラスズキからみてルアーは見え見えです。

なので見切られる可能性が高い。

 

そんな時見切られないのはどんなルアー?

 

正解はトップ、または水面直下。

人間で例えると大気中のものはよく見えます。

偏光グラスをして海を見たら、澄んでいればボトムの方まで見えます。

でもガチャガチャしてる海面って見えにくくないですか?

 

フカセで少しでもサラシが出てて泡立っているとウキって見えにくいですよね。

 

そんな感じで水面直下とはヒラスズキからしても霧がかって見えるので見切られにくくなります。

 

なのでしょぼい、薄いサラシには水面直下かトップ。

 

スリットが入ってる

スリットの中にヒラスズキがいる可能性は高いです。

諸説ありますが沖から入っているスリットを伝って接岸しているとも言われています。

スリットは一級ポイント。

 

さてさらに考えるとスリットは垂直に入ってるだけではないです。

オーバーハング気味なスリットもたくさんあります。

ヒラスズキはそのオーバーハングで影になっているところにぴったりとくっついています。

 

これは私自身、素潜りして見たのでガチです。

 

つまりスリット×オーバーハング、でサラシがあるところはいるといえます。

あとはどうやって反応してもらうか。

 

スリットに潜んでいるヒラスズキは射程距離が明確にあります。

射程距離内であればヒラスズキ自身、すぐに安全なポジションに戻れる。

射程県外だとちょっと危ないくらいに飛び出すのであまり出たくはない。

=こう活性なら出てくる。

 

ということです。

なのでスリットの境目、オーバーハングであろう直上を通してあげるとヒラスズキが出てくれます。

今日は1匹だけでしたが顔出した数を入れれば5回は見えました。

凪だとそういうのが見れるので良いともいえます。

 

少し波があり、表層の流れは強い

さてスリットや磯際を狙う時にトレースコースがブレると釣れません。

思い描いたコースを通す。

 

通ったら良いな、では半人前

通せ笑

 

狙ったコースを通すのにいろいろな問題をクリアしなければいけません。

例えば流れがきつすぎればコースを外れ、最悪磯にルアーが乗り上げて根がかりしたりもします。

 

かといってサラシの中をぶった切るように通せる思いルアーだと全くもって自然ではない。

違和感です。

 

だから流れすぎないルアーが理想。

 

今回はスリットの前後で波が立つので右に左に引っ張られるポイントでした。

ミノーだとすぐに引き波や押し波に引っ張られてコースアウト。

 

そういった時にはシンペンが便利です。

 

モンスターショットではなくヘビーショット85の理由

f:id:kyoya7zon:20200121155617j:plain

先ほどの条件から選んだのはヘビーショット85。

 

モンスターショットではダメな理由

・重すぎてサラシを一直線に横切る

ドリフトしない

 

・スローで巻くと沈むのが早すぎる

水面直下をキープできない。

 

ヘビーショット105ではダメな理由

・105だとやっぱり重い

モンスターショットと一緒の理由。

 

ヘビーショット85だと簡単には沈まないし、良い感じに流される。

サラシに留まらせつつ、スリットの上をドリフトする。

 

この微妙な差が凪という厳しい条件でヒラスズキを引きずり出します。

もっと荒れてればラフに考えて良いと思いますがしょぼいサラシを攻略するにはこれくらいの精度が必要となってきます。

 

カラーセレクト

今回はヘビーショット85 チャートパールで釣りました。

 

このカラーを選んだ理由は

・サラシの中でも背中の色でどこにあるか見やすかったから。

視認性です。

・日本では昔、弓角でヒラスズキを釣っていました。

当時よく釣れたそうです。

弓角はカラーリングをされることもなく、あの色のまま長く使用されていました。

ということはパール系は万能なんです。

歴史的にも。

 

 

 

使用タックル

f:id:kyoya7zon:20200121160947j:plain

・シマノ ディアルーナS100M

・シマノ ストラディックCI4+ C3000HGM

 

・DUEL ハードコアX4プロ 1.5号

・DUEL パワーリーダーFC 30lb

 

ヒラスズキなのにM?と思う方も多いかもしれません。

私自身、ヒラスズキタックルはエクスセンスS1100MH Wildcontactをメインで使っています。

 

ヒラスズキ=MH

なんででしょう?

 

これは安全面を考慮しているからでもあります。

危険な状況下で悠長にやりとり、ランディングしていると死にます。

だから魚のサイズに対してオーバースペックなタックルで一気に寄せて抜き上げる必要があるのです。

 

MHやHロッドってヒラスズキをめちゃくちゃ弾きますよ。

 

ヒラスズキのアベレージで考えてみれば40〜60cmに対してMHって硬いですよね。

しかも青物のようにどか食いではなく、スマートに捕食します。

ショートバイトは当たり前。

 

なのでMHとかだと結構弾くんですね。

 

とはいえ安全面を考えれば魚を走らせる暇もなし、ランディングもタモ入れるとか論外ですのでロッドのパワーが必要になります。

 

凪の日やポイントによってはMH以上を必要としないところもあります。

足場も安全で十分に抜き上げるところが確保できる。

 

そういった場合にはMを使って少しでも食い込みがいいように、ショートバイトを拾うようにしています。

先ほども書いたように、サラシがしょぼいと点で食ってきます。

それを取りこぼさない工夫も必要になってきます。

 

 

 

長くなったので以下の内容は別記事で解説します。

 

・冬のヒラスズキは昼間がいい理由

 

関連商品

 

ディアルーナ

 

www.tsuri-life.com

ストラディックCI4+

 

www.tsuri-life.com