今回はリールのライン滑りについて書きます。
ライン滑りとはスプールに収まったラインが滑るという現象。
ドラグが効いていないのにラインが出る
これ釣り場で発生するとほんとやばいです。
【リール糸巻き方】スプール内でラインが空回る?ライン滑りの予防法
まずはライン滑りはどんなものか、動画でご覧ください。
スプール内でのライン滑り現象
— 小泉 貴久 (@taka7fj) December 5, 2020
一説によると寒いと各素材が縮んで起こりやすくなると言われてます。 pic.twitter.com/2fksxmdwyb
こんな感じにスプールにびっしり、ちゃんとテンションかけて巻いたはずのラインが滑るんです。
釣りをしていて発生するとドラグの故障か?と一瞬思います。
ドラグがゆるいからと勘違いして締めすぎてドラグの破損に繋がることもあります。
このライン滑りと言われている現象は冬に起こりやすいこともあります。
ライン滑りの原因
ライン滑りの原因はいくつかあります。
まず一つ目はラインを巻く際にテンションをかけておらず、スプール内の圧力が不足して・・・
ラインが締め付けてなくてゆるい状態。
ラインを巻く際はテンションをかけてしっかりスプールに巻きつけましょう。
もう一つ。
気温差によって各素材(ラインやスプールなどの金属)が変形し、ゆるむ。
冬場はラインやスプールが縮むことでライン滑りが起こるとも言われています。
夏は逆に膨張するので発生しません。
もちろん一回で、とも限らず寒暖差を繰り返すことで徐々に緩んでくることもあります。
なのでリールのメンテの1つにライン滑りが発生しないか確認する必要があります。
ライン滑りの予防法(糸の巻き方)
ライン滑りの予防法をご紹介。
最初にテープで止める
ラインをテープでスプールに抑えます。
これをするだけで滑る可能性が一気に減ります。
ちなみに写真ではスプールにラインが一回巻いてます。
これを2、3回としっかり巻きつけておくとさらに予防になるかも。
ベイトリールにテープはダメ
ベイトリールはスピニングと違いスプールが回転してルアーを放出します。
なのでテープを貼ってしまうとその箇所だけ重みが変わりますのでスプールの回転が正円ではなく楕円状の回転となります。
詳しくは動画の解説をご覧ください。
スピニングでは問題ないか、と言われれば0ではありません。
テープを貼った位置が盛り上がるのでラインが綺麗に収まらないこともあります。
ナイロンなど下糸を巻く
PEラインはスプールとの摩擦抵抗が少なく非常に滑りやすいです。
ナイロンはPEラインよりは摩擦が大きいので滑ることなく入れられます。
PEラインを巻く前に2、3m下巻きとして入れるだけでも効果があります。
ナイロンラインの太さはなんでもいいと思いますがスプール全体に行き渡るくらいは巻く必要があります。
スプールに滑り防止がついているものも
ツルツルのスプールが基本ですが中には溝が入っているものもあります。
この場合はツルツルに比べて少し滑りにくくなります。
徐々に滑りやすくなりますので定期的に確認
使用しているとだんだん緩みます。
さまざまなテンションや環境下でラインを出し入れすることでスプール内の圧力が弱まってきます。
またライントラブルを防ぐため、飛距離を出すために使うラインコーティング剤
(PEにシュッ!やシリコンスプレー)
でも滑りやすくなります。
ライン滑りが一度発生してしまうと修正は難しいです。
一度ラインを出してから巻き直す、または新しいラインを巻く必要があります。
今回はライン滑りの予防法をご紹介しました。
・テープで止める
・下糸を巻く
・溝が入ったスプールもある
皆さんの予防法はどれでしょうか??
またこれ以外もあったらぜひ教えてください!