釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

磯釣りで魚をキープするのに便利なストリンガーの使い方

スポンサーリンク

磯で釣り、特にルアーマンの場合。

釣った魚をどうやってキープするか。

 

フカセ釣りなどエサ釣りは基本的に釣り座を移動しないのでクーラーなど荷物として持ち込みます。

ですがルアーマンの場合、必要なものをフローティングベストにまとめ、手にはロッドだけということが多いでしょう。

これは機動性を必要とするためです。

 

そんな場合、魚が釣れたらどうするか。

ご存知の方も多いと思いますがストリンガーを使って魚をキープします。

 

帰るギリギリまで魚を生かしておくことでクーラーなしでも鮮度が落ちないようにすることができるのです。

 

ではこのストリングガーの使い方、ちょっとしたコツについて解説したいと思います。

 

磯釣りで魚をキープするのに便利なストリンガーの使い方

f:id:kyoya7zon:20190922083840j:plain

魚をキープするに非常に便利なストリンガー。

生かしてキープするのは他に

・活かしバッカン

・スカリ

 

があります。

ルアーの対象魚だと活かしバッカンはきついかもしれません。

スカリも同様に大きいサイズの魚ははいりません。

 

活かしておくメリットは先ほども書いたように

・鮮度を保つ

 

ということです。

帰る直前に血抜きをして車へ持っていけばかなりいい状態で持ち帰ることができます。

 

またストリンガーは場所を取らないのでフローティングベストのポケットにも収納可能。

非常に便利なものです。

 

しかしストリンガーを使うにあたり注意しなければならないこともあります。

 

ストリンガーを使う上で気をつけたいこと

まずストリンガーを使う上で必要な要素。

新鮮な海水があるところが必要です。

 

水が常に出し入れされるタイドプールは最高です。

しかし死んでる水が入っているタイドプールでは魚が死んで腐食が始まってしまいます。

 

水の色がいいところに入れましょう。

f:id:kyoya7zon:20190922084704j:plain

もし近くにタイドプールがない場合は磯際でも大丈夫です。

 

ただし磯際というのは常に波があたり揉まれていることも多いのであまりオススメはできません。

流れの強いところ、サラシにストリンガーで繋いでおくと魚が傷つき死んでしまったり、ストリンガーが切れることがあります。

 

磯際にストリンガーをつなぐ際はなるべく流れに緩やかなとこにするようにしましょう。

 

ストリンガーに繋いだ魚が食われる

ストリンガーに繋いだからといって安心はできません。

ストリンガーにつないだ魚を狙う輩もいるのです。

 

まずは代表的な横取り犯

・カニ

 

タイドプール、磯際と結構いるカニ。

一番釣った魚を食うやつです。

 

特に死にかけてしまったり、死んでしまった魚を容赦無くハサミで解体して食ってきます。

これは注意する、というかなるべく魚に元気でいてもらう以外の対処法が思いつきません。

 

 

その次に

・猫

 

磯によっては結構猫がいるところがあります。

 

ストリンガーにつないだ魚は泳いで浅いところに乗り上げたり、ハマっていたりすることがあります。

こうなるとすぐ猫が拾っていきます。

でかい魚であれば少し躊躇するっぽいですがイナダくらいだとかっさらっていきます。

 

またさらえない状況・・・

しっかりストリンガーが磯に繋げてある場合などは居食いします。

気がついたら骨だけになっていたこともあります。

 

対応策としては

深いところに置くなどです。

 

最後に鳥にも注意が必要です。

鳥は比較的前触れもなく連れ去っていきます。

 

驚くことに頭のいい鳥とそうでない鳥がいます。

頭がいい鳥はストリンガーを見ると諦めてくれます。

 

ちなみに魚をさらっていくのはカモメクラスではなくトンビクラスです。

カモメクラスはあまり襲撃してくることはなく、鉛筆カマスくらいだとさらわれるかもしれません。

 

対処策としては猫と同様になるべく深いところへ。

 

ストリンガーには浮力材を

販売されているストリンガーには浮力材がついているものもあります。

浮力材がないものも・・・

 

有無でいったら浮力材は必要だと思います。

どんな魚でも基本的には潜り たがります。

 

そこで浮力材がないと魚に根に潜られて回収できなくなります。

無理にやると顎が外れたり切れたりして結局回収できません。

 

なのでストリンガーの先端にはフローターをつけておきましょう。

f:id:kyoya7zon:20190922090341j:plain



特に根魚に関しては潜る力がかなり強いですのでその点も踏まえて浮力のあるものである必要があります。

 

ストリンガーは下あごに

ストリンガーにどうやって魚を繋ぐか。

いろいろな方法はありますが一番いいのは下あごに通すことだと思ってます。

 

下あごは薄い皮が張っているのでそこを貫通させて通します。

f:id:kyoya7zon:20190922091212p:plain

 

ちなみにリリースする場合はフィッシュグリップでここを貫通しないように気をつけてあげましょう。

フィッシュグリップで持つ角度によっては貫通させてしまうことがあります。

 

オススメのストリンガー

ストリンガーは消耗品と思った方がいいです。

使う頻度にもよりますがフック部分が錆び始めてダメになります。

 

錆びてやばそうなら新しいものに買い換えましょう。

でないとせっかく釣った魚が逃げてしまいます。。。

 

ストリンガーには何種類かありますがオススメはバネで止めるタイプ。

スナップのようなフックだと引っかける部分が割と簡単に伸びたり、錆びて折れたりします。

 

バネで止めるタイプとは上の画像のようにバネ部分に絡ませて止める方法です。