釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

辛くないジギングのしゃくり方と筋トレのやり方

スポンサーリンク

YouTubeにジギングのやり方の動画を公開しました。

 

動画内では説明しきれなかった部分など、この記事で補足させていただこうと思います。

ぜひ動画と合わせてご覧ください。

 

辛くないジギングのしゃくり方と筋トレのやり方

f:id:kyoya7zon:20211230142328j:plain

 

体に優しいジギングの筋肉の使い方

オフショアジギング・・・

水深100m ジグの重さ200g

 

重たいタックルで長時間しゃくります。

しゃくらないとどうなるか、釣れないだけです。

 

 

ですが体の使い方を間違えるとツラい、ではなく故障し痛みで釣りができなくなってしまいます。

 

その痛みは一時的なものもあれば後遺症になるものや治っても癖になりやすい・・・

例えば腱鞘炎などになるリスクがあります。

 

 

まずは体に無理のないジギングはどんなものか、というのを覚えておきましょう。

 

ジギングで使わない方がいい筋肉・関節

 

ジギングでは基本的には手首と肘ではしゃくりません。

肩の三角筋と呼ばれるところを使用します。

 

腕を伸ばした状態で物を持ち上げたり、おろしたりするのに使う筋肉です。

 

 

手首、肘は関節が肩に比べて細く、それに伴って付属している筋肉も少ないです。

 

そのような軟弱な支点では重いもの、長時間には耐えられないのです。

 

だから手首、肘より太い肩の筋肉を使う必要があります。

 

 

手首、肘を頻繁に使うようなしゃくり方は

例えるなら腕立て伏せを指でやる指立て伏せみたいな物でしょう。

 

 

まずは肩の三角筋でしゃくるのを意識してみてください。

 

 

 

ジギングタックルは先重りが使いやすい

先重りと聞くとネガティブなイメージが強いかもしれません。

 

いつしか先重り=タックルバランスの悪さ

といったイメージが強くなっているようにも感じます。

 

 

ですがよく考えてみれば先重り状態で使う釣りなら有利です。

 

ずっとティップを下げているような釣りにおいて、先重りであることは必須になってきます。

 

オフショアジギングでは基本的にはロッドを下に向けます。

ジグを落としている時や巻く時には穂先が下を向いていると思います。

 

オフショアジギングの基本の構えは先重り状態なんです。

 

 

また先重りはしゃくって落とす時に落とすのを助ける働きがあります。

 

落とす時にも手首の力を使って穂先を下げなければいけない

と考えたら結構キツくないですか?

 

上げる時も下げる時も力が必要だったら50mくらいしか継続できないかもしれません。

 

先重りというのは悪い事ではないのです。

 

 

リールとロッドの組み合わせ

ロッドとリール

どう組み合わせていいか悩むこともあるかと思います。

 

 

わかりやすくいうと

ロッドの適合ライン MAXの号数

そのMAX号数が300m巻けるリール

 

が相性がいいです。

 

 

4番と言われるMAX PE4号が使えるロッドなら

シマノなら4号が300m巻けるリール、つまり8000番が合います。

 

MAX3号なら6000番

となります。

 

 

5号以上はこの限りではありません。

というのも太いラインになってくるとロッドが6ftより短くなる事があります。

 

これに関しては店頭で合わせて握ってみた方がいいかと思います。

 

 

 

ツラくない持続できるジギングのやり方

筋肉というのは持続できにくい物です。

 

 

例えば握力が40kgあるとします。

30kg以上で握り続けてください。

 

と言われたら何分握っていられますか?

 

10分とかはかなり厳しいのではないでしょうか。

 

 

筋肉はオン、オフという反復運動を繰り返すことで持久力を出す事ができます。

 

ジギングにおいてオンはしゃくり上げ、オフは下げ

先ほど書いたように先重りでない場合、下げる時に力が必要になります。

 

そうするとオフがないのでオンが連続します。

だからきついんです。

 

 

オンオフの反復運動。

そしてフォールさせる間のインターバル

 

 

ジギングは筋トレと一緒です。

 

 

リールを巻く手が一番疲れる

 

ジギングで一番最初にバテるのはどこでしょう?

 

 

実はしゃくるロッドを持っている手ではなく、リールの巻き手です。

 

重いものを巻く

かなりハンドルが重たくなります。

 

そもそも巻くというのは人間の体と相性が良くなのです。

 

しゃくっているのとラインの巻き替えどっちが楽ですか?

 

 

 

ラインの巻き替えって重くもないのにしんどいですよね。

ということでリールを巻くというのはきついんです。

 

 

ジギングのように重い物を巻き取るのが連続したら・・・

巻き取るという行為に先程のオンオフはありません。連続しています。

 

 

 

巻き取りをいかに楽に行うかというのもジギングにおいて重要な要素となります。

 

 

 

 

いかに楽に巻き取るか

これはテンションのかかっていない状態で巻き取る

これにつきます。

 

 

 

しゃくり上げて、下げる

下げる時に糸フケが出ます。

 

 

この糸フケ分だけ巻き取ればハンドルに重みが乗ることはありません。

これをうまくすることで巻く手の負担を減らす事ができます。

 

 

またHG、XGよりPGの方が巻き取りは軽いです。

最新の高いリールも巻き取りが軽いです。

 

 

インナーマッスルを鍛えると船酔いしやすくなる

ジギングでは肩など腕の筋肉以外にも必要な筋肉がたくさんあります。

 

いろいろありますがかなり重要になってくるのがインナーマッスル

体幹です。

 

体幹は姿勢を維持するために必要な筋肉です。

 

 

揺れる船の上で体制を保つのに使われます。

 

 

ちなみに体制を保てると船酔いしなくなります

 

 

船酔いは頭や視線を揺らし、平衡感覚を失うことで発生します。

陸でもヘドバンや回転すれば気持ち悪くなる。

 

逆に船で揺れていても体幹や足を使ってうまく上体を水平に保持できれば酔わないのです。

 

 

 

ジギングに向けた筋トレを行うことで体幹を鍛え、揺れにも動じない不動の体を作る事ができます。

 

 

 

 

仮にも毎日船に乗ってジギングをするなら筋トレはいらないかもしれません。

週1、月1ペースだからこそ自宅での練習という筋トレが必要になってきます。

 

本番というのは練習の上に成り立っています。

練習したからこそ成果が現れます。

 

 

ぜひ頑張ってやってみてください!