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なぜ突然食い始める?魚の空腹周期とジアイの違い

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【釣り人必見】魚がいるのに釣れない理由は「空腹周期」にあった!

魚探に魚は映っているのに釣れない…

釣り人なら一度は経験したことがある「魚はいるのに当たらない」現象。

それがある瞬間、突如として 爆釣モードに突入

実はこれ、ただの「時合い」ではなく、魚の空腹周期が深く関係しているんです。


■目次


【第1章の前に】空腹周期とは?

魚も人間と同じように、一定の間隔で空腹になります

ただし、魚には「個体ごとの周期」と「群れ全体の周期」の2つが存在します。

例えば、フィッシュイーターであるシーバスや青物は、

「食べる → 消化 → 再び空腹」といったサイクルを持ち、個体ごとに周期が異なります。

ヒラメのような待ち伏せ型の魚は、自ら積極的には動かず、

潮やベイトの動きに合わせてタイミングを見ています。

目の前に魚がいるのに釣れない理由は、空腹ではないか、環境が整っていないから。

逆に、突然食い始めるのは空腹周期に入った瞬間なのです。


【第2章】空腹周期とジアイ(時合)は別物

ここで重要なのが、空腹周期と時合(ジアイ)は別の概念ということ。

空腹周期:魚の体内リズムによる「お腹が空くタイミング」
ジアイ:環境変化による活性上昇タイム(例:潮・光量・ベイト)

空腹でなければ、エサを見ても食わないことが普通です。

ただし、威嚇目的で食う魚もいます(ルアーを「攻撃」する)。

一方、ジアイのときは空腹でなくても活性が上がり、釣れやすくなります。

これは我々が「おやつを食べる感覚」に似ています。


【第3章】シーバスの空腹周期

シーバスは数時間おきに捕食行動をとる魚です。

ただし、個体ごとにタイミングがバラバラなため、ポツポツ釣れることも。

食い気が立つタイミング

  • 朝マズメ・夕マズメ
  • 潮が大きく動く瞬間
  • ベイトの接岸
  • 気圧の変化

また、居着きのシーバスにはエリア特有の捕食パターンがあり、

釣れる「時間帯」が存在することも。

しかし、些細な環境変化でこのパターンは崩れ、

「スランプ期」に突入することもあります。


【第4章】青物の空腹周期と「食わないナブラ」

青物は回遊しながら群れで捕食する魚。

群れ全体で捕食スイッチが入り、一気に爆食いします。

そして、満腹になるとパタッと食いが止まるのも特徴です。

青物の捕食タイミング:

  • 潮が速くなるタイミング
  • ベイトの活発化
  • 群れの先頭が捕食開始 → 連鎖

■食わないナブラの正体

ナブラが出ているのに食わない…これは「索餌(さくじ)行動」かもしれません。

青物は捕食前にベイトを追い回し、狩りの準備をするのです。

東京海洋大学の研究でも、カツオやブリがこのような動きを見せることが報告されています。

まとまりきってないベイトをまとめる行動だと考えられています。


【第5章】ヒラメの空腹周期

ヒラメは待ち伏せ型で、自分からあまり動きません。

そのため、空腹になっても環境が整っていなければ食わないのです。

特徴:

  • 食後はしばらく捕食しない
  • 潮止まりでは動かない
  • 群れ全体で爆釣するのは稀

釣れやすいタイミング

  • 潮が動き出す瞬間(特に上げ潮)
  • 朝マズメ・夕マズメ
  • 潮止まり前後の短いチャンスタイム

ヒラメはヒラスズキに似た警戒心の強い魚です。

釣れないのが当たり前!ヒラメ狙いの方、凹まないでください!


【まとめ】

魚が釣れないのは「空腹周期」と「環境要因」が整っていないから。

  • シーバス:個体差あり。潮の動きでスイッチON
  • 青物:群れ単位でのフィーディングタイムが存在
  • ヒラメ:潮とベイトが整っていないと空腹でも動かない

空腹周期と時合いが重なる瞬間が、最強の爆釣タイム!

この知識を活かせば、釣れない理由も見えてくるかもしれません!