広大なサーフ
固定砲台で釣れないこともありませんが、ランガンすることで魚に接触する可能性を広げることもできます。
ただ磯などのように明確なポイントが見えにくいのでどうやって歩いて良いかわからなくなることも。
サーフでわかりやすい釣れるポイントもいくつかあります。
河口
岬やヘッドランド
離岸流
ブレイク
これらに関しては以前別動画で解説してことがあるのでよろしければこちらもご覧ください。
サーフで効率良くランガンする方法
サーフでランガンするにはどのような方法があるか。
この記事の内容はYouTubeでもご覧いただけます。
時間と体力が許すなら
サーフ全てを輪切りのようにして隈なくキャスト、トレースすることです。
現実的にそれは無理ですが笑
なのである程度妥協というか、ふるいにかける必要があります。
今回紹介するのは色々ある中の1つをご紹介します。
ランガンする上での注意
まずサーフでどのように投げますか?
やはり立ち位置から真正面、一番沖合を狙って投げるかと思います。
左右に他のアングラーがいる場合も当然みなさま正面に投げることになります。
真横に投げてしまってはクロスキャストなどトラブルになってしまいます。
今回のテーマである
サーフで効率良くランガンする方法。
これは前提条件として他のアングラーがいない、少ない状態でなければなりません。
人気サーフのように等間隔で並んでいるような場所は無理です。
人がいない、まばらにしか入っていないというところで効果を発揮するやり方です。
このやり方をするのは朝夕まずめよりは日中の厳しい時間帯にするのが良いでしょう。
朝夕マズメは回遊待ち
日中はどうしても魚の動き、回遊が鈍くなります。
それを待つというよりは自分から探しに行くというのが非常に重要になってきます。
朝夕マズメは入れるなら熱いポイントを狙い、マズメ時間以外で人が少なくなったらランガンするというのが私の王道パターンです。
最近では混雑しているところ、時間を避ける意味で朝一は行かなかったりします。
もし自分がランガンする方向
進行方向に他のアングラーがいたとします。
その方を追いこす際には一声かけましょう。
釣りにおいては先行者優先というのはみなさまもご存じのことと思います。
サーフにおいてもどっちに動いているかはわかりませんが自分の歩く方向の前に他のアングラーがいたらその方は先行者です。
その先行者が例えば自分と同じ方向に動く
ランガンしようと考えているのであれば、自分がその先に黙って行くことは完全にアウトとは言えませんがお互いに気持ちの良いものではないでしょう。
抜かれるというのは気分がいいものではありません。
なので一言
こんにちは
この先、よろしいでしょうか?
と一言声をかけておくことが大切です。
もし同じように
「これからそっちに歩こうと思っている」
と言われたら素直に譲りましょう。
もちろんこれが絶対のルールではありません。
回避できるトラブルは回避します。
過去に釣れたポイント
ちなみに熱いポイントというのは先ほど紹介したようなところもありますが
実はサーフで一度釣れたことのあるポイントはその後も釣れる可能性が高くなります。
そこには根があるのかクレーターのような穴があるのか、ブレイクなのか。
何かしら要素があったから魚がいました。
そこで一匹釣ってもまた翌日、そこポイントには別の魚が入ります。
居心地がいいのか何か理由があるのです。
なので一度釣れたポイント、場所はわかるのであれば詳細に記録すべきと思います。
これはヒラスズキみたいな感じです。
ランガンしながら釣りをしていくといくつかこういったポイントができてくると思います。
本当に時間がない場合や実績が多い場所であれば新規開拓は別の機会にして実績ポイントだけを回るのも一つの方法です。
扇状に展開する
冒頭でも解説したようにサーフを輪切りのように細かくトレースすればどこかしらで釣れるはずです。
1m歩いてはキャスト
1m歩いてはキャスト
ただしこれでは1日で何m進めるでしょうか。
いつかは当たるやり方ですが現実的ではありません。
そしてもう一点
サーフは立ち位置から真正面に投げるコースが釣れるというわけではありません。
実は立ち位置から真横
波打ち際に向かって投げて引いてくると釣れるということもあります。
波打ち際には魚が溜まりやすいのです。
これも隣に他のアングラーがいない前提ではありますが真横投げはかなり有効です。
詳しくは別の動画で解説していますので併せてご覧ください。
このことを合わせると立ち位置から扇状に展開
そしてそれをもとにランガンするのが最低限、効率化された
といっても良いでしょう。
1つの立ち位置から左右180度扇状に展開。
正確には160度くらい。
何度単位で刻むかは、適当で良いような気がします。
大体1つの立ち位置で8等分くらいで良いと思います。
それで反応や明確な変化が掴めなければ左右の扇状の末端
または重なるところに移動します。
同じポイントでも右と左で変わってきます。
これは流れが関係しています。
サーフでは離岸流だけでなく、右左に流れていることがあります。
この流れに対して
アップクロス
ダウンクロス
これで魚の反応は全然異なってきます。
なので同じ場所でも立ち位置を変えてトレースコースが変わっただけで反応することがあります。
広大なエリア、時間がない場合は扇状のキャストが同じエリアを被らないようにして先に進むのもありです。
またこのように色々な方向に投げると変化を掴むことができます。
こっち向きは巻き抵抗が強いなど
それが先ほど紹介したように流れが効いていることになります。
他には投げた方向でベイトがいたり、ベイトがどっちに逃げたり跳ねたり
それも一つの目安になります。
ベイトの頭にむき、逃げる方向
100%正解ではありませんがそれと同じ方向にルアーを引くとヒットする確率が高くなります。
特に回遊しているシーバスや青物はこの方向はかなり熱くなります。
これを繰り返し行うことで実績のあるポイントというのが増えてくるかと思います。
そしてそのエリアの傾向も見えてくるようになります。
割としらみつぶしのような方法ですが最適化したのが今回紹介した方法だと最近思っています。
このランガン方法はあくまで最終手段。
基本的には釣れそうなところを回るのが理想ですが、何らかの理由
混雑だったり、車の移動だったり制限がある場合はこの方法でサーチ開拓をお勧めします。
同じ内容になりますがYouTubeでもご覧いただけます。