釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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釣りで知っておきたい、守りたいマナー

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釣りは社会やスポーツとは異なり、明確なルールというものが定められているものではありません。

 

また当然ながら審判もいないのでそれぞれの判断に委ねられることになります。

 

 

 

釣りにおいて法律的なものはありますがルールが規定されていない

とはいえなんでもしていいというわけではありません。

 

 

今回は釣りにおいてどんなことがマナー違反なのか

注意しなければらない点、トラブルを避けるにはどうすればいいのか

についてご紹介します。

 

 

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釣りで知っておきたい、守りたいマナー



釣りだけではありませんが大体自分がされて嫌なことはルール、マナー違反となります。

 

釣りはスポーツとは違い、相手への妨害行為を必要としないのでそういった行為は言うまでもなくマナー違反。

 

 

冒頭でも述べたようにルールが存在しないというのが良くも悪くも解釈されがちです。

 

ローカルルールというものがあれば、例え一般ルール、マナーに無いものだったとしても従わねばなりません。

 

郷に入っては郷に従え

とはまさにこのことです。

 

 

釣りという楽しいひと時を過ごす上でトラブルや余計なストレスは避けたいもの。

ただでさえ日頃のストレスを忘れるためにするのが釣り、

といったことも多いでしょうから釣りに人間関係のストレスは発生させたくは無いでしょう。

 

 

 

しかし残念なことに釣りにおけるアクシデントの一位は人間同士のトラブル

次に事故となっております。

 

 

 

そのようなトラブルに遭わないためにもマナーというものを知っておいて損はないでしょう。

 

 

今回全てのマナーを紹介できるわけではありませんが、現状トラブルが多い事例と一般的なマナーについてご紹介いたします。

 

 

先行者優先

どの釣りにおいても先行者優先というマナーが存在します。

 

釣りは早い者勝ちと言っても過言ではありません。

 

 

後から来た場合、そこを退けと言ったり、先行者の妨害となる行為は絶対にやってはいけません。

 

また気を使うとすれば先行者の今後の動向にも注意する必要があります。

 

 

例えばこの後、先行者が移動する方向への割り込みは微妙な感じとなります。

 

先行者がどっちに行くかわかる場合はそこは諦める、または挨拶を交わして先に行ってもいいか聞いてみるといった手段がおすすめです。

 

黙って追い越しをするのは完全にアウトというわけではありませんが、先行者からしてみれば気分の良いものではないでしょう。

 

 

 

ここで重要なのが挨拶

黙っていくより、挨拶を交わした方が印象が大きく異なります。

ふざけんな!と思われるところを、まぁいいかと思われるのでは大きな違いです。

 

 

もし場所によって先行者の先にいかないといけないような場合

他に場所がない場合はお声がけして、聞いてみましょう。

もちろん無理なお願いをせず。

 

 

 

 

先行者の先へ移動するかどうか以外にも立ち位置でも配慮しなければならないポイントがあります。

それは先行者のポイントを潰すかどうか。

 

 

例えばみんなが岸から真正面に投げるような釣りであればあまり関係がないかもしれません。

 

しかし上流下流、潮上と言ったものがある場合は注意が必要です。

 

 

例えば先行者が上流側からアップクロスで攻めているところ、その上流側で後から来た釣り人が投げれば下流側へその影響が及ぶ可能性があります。

 

また立ち位置、距離を見誤ってちょうど先行者が打っている正面に立ってしまう、ということも考えられます。

 

 

複雑な地形のポイント、磯ではどう投げるかというのが予測しづらいところもあります。

あまりあるパターンではないですが先に立ってしまったことでキャストコースを潰す、ポイントを潰すだけでなく、ルアーを直撃させることができる位置に立っているということもあります。

 

これはヒラスズキで特に起こりやすいので注意が必要です。

 

 

簡単に行って仕舞えば200m以内には近づかないというのが無難ではないでしょうか。

 

 

周りの釣りとの同調

 

周りでカゴ釣りやフカセ釣りをしているところがあったとします。

そこにルアーを入れるのはどうでしょうか。

 

これはマナーとしてはグレーなところではありますが注意が必要となるものです。

 

 

例えばカゴやウキは流す釣りですが河川などを除くルアーの多くは流れず正面に回収します。

こうなると周りの仕掛けの流れとは異なるため、お祭りしやすくなります。

 

完全なマナー違反というわけではありませんが周りの輪を乱す行為であることに違いありません。

 

 

 

船においても指定されているタックルから大きく外れるとこのようなことが発生します。

 

例えばジグが150g前後とされる場合に隣で80gを使えば必ず糸フケが増えてお祭りをします。

 

お互いに気持ちよく釣りができなくなるので近寄らないのが良いでしょう。

 

 

ちなみにお祭りをしてしまった場合

どちらが悪いかと言うのは関係なく、お互いにすみませんと一言言うことで良好な関係が築けます。

 

もし仕掛けを切らないといけないような場合は明らかに自分が悪いなと思ったら切って解消するのがいいかもしれません。

 

場所取り

釣り場にクーラーなどを置いておく場所取り

 

以前は割と当たり前のように行われていたものですが近年では危険性が増しています。

 

 

 

まず起こるのが盗難。

タックルが高級なものであればあっという間にパクられます。

 

ここは本当に日本なのか?というくらい盗難が起きます。

盗難に関していえば釣り場は本当に治安が悪いです。

 

ステラやイグジストを放置したら絶対になくなると思って良いでしょう。

 

 

他には最近起こっているのが場所取りをしていたものを海に捨てるという行為。

近年急増しています。

 

クーラーがなくなっていた

人為的に海に流されていた

チャランボがなくなっていたなど

 

場所取りをして近くでトイレくらいはまだ大丈夫かもしれませんが車に戻って仮眠はしない方がいいでしょう。

 

場所取りをする際はものではなく人が行う必要があります。

 

 

魚を散らす行為

先行者優先とはいえポイントを独り占めできるというのはかなり少ない。

 

みんなで使うポイントだからこそ気をつけなければならないのが魚を散らさないということ。

 

有名なものだとナイトゲームで海面ばライトで照らす行為。

魚がライトに寄ってくるというものもありますがライトで照らせばそれだけプレッシャーを与えることになります。

 

 

他にはライトな釣りが盛ん、またはメインで使うルアーが小さいと言ったポイントで根拠もなくビッグベイトを投げ込むと言った行為はNG。

 

混合しているポイントなら仕方ないかというところではありますが周りの反感を買うような場合は避けるべきでしょう。

 

 

絶対にやるな

釣りはポイントがあってこそ釣りができます。

 

ポイントが、釣り場がなければ釣りはできません。

 

 

ゴミのポイ捨てや駐車禁止といったこれはマナーではなくルールを破ればそこで釣りをすることができなくなります。

 

 

統計上、一度釣り禁止になったところで釣り禁止が解除された例は国内で数件程度しかありません。

 

その解除された例としては釣り公園として新設されたといったものです。

 

 

 

一度釣り禁止、または立ち入り禁止となった場合は安全上の問題などで解除するのはほぼ不可能かと思います。

 

 

そのためルールは必ず守る必要があります。

 

近年ではこういったネットが発展したことでポイントやアクセスについて情報を得やすくなりました。

 

しかしその発信されている情報の全てが正しいとは限りません。

 

「ここに車を止めれます」

とあったとしてもそこは私道や私有地かもしれません。

 

 

ゴミを捨てるというのはいうまでもなく絶対にダメです。

 

 

 

 

 

今回は釣りのマナーについてご紹介しました。

 

簡単にいえばこんなことをされたら嫌だな

 

先行者の立場、その釣り場を管理する人の立場に立って考えてみるというのが一番わかりやすいかと思います。

 

その嫌だなということが大体マナーやルールとなっています。

 

 

色々とイラッとすることがあるかとは思います。

そこで我慢した際のイラっとした感情と

感情を出してぶつけにいってトラブルに発展したイラっとでは度合いが違います。

 

トラブルを起こさない、少しの我慢でトラブルにならないならその方がいいのではないでしょうか。

短気は損気というやつです。

 

 

ただし安全上明らかな問題がある場合は注意してあげましょう。

そのまま死亡事故につながるとそのポイントが潰れる可能性もあります。