釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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なぜ青物は夜釣れないのか。夜釣りで狙うならどうするか

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今回は青物の夜の営み・・・

 

青物は夜何をしているのか

なぜ夜にあまり釣れないのか

 

夜釣るならどうすればいいのか、という内容を解説します。

 

 

この記事の内容はYouTubeでもご覧いただけます。

https://youtu.be/UkwHxfJPdrs

 

 

なぜ青物は夜釣れないのか。夜釣りで狙うならどうするか

魚には昼行性、夜行性といます。

 

魚だけではありませんが昼行性、夜行性という区別は実は曖昧なものです。

 

 

人間は根本的には昼行性。

これは人間の構造上、昼の方が活発に動く事ができるためです。

 

その証拠に夜ライトなしではよく見えないでしょう。

これは体の構造が夜に適応していない証拠です。

 

現代社会において明るさという問題はほとんどなくなったので昼も夜も活動できるようになりました。

 

しかし遺伝子レベルでは昼行性のため、夜行性として生活すると自律神経の乱れなどを引き起こす恐れがあります。

 

 

 

人間は非常にわかりやすく、1日のうち、まとまって7時間前後睡眠時間を確保しています。

 

 

生物において睡眠は非常に重要ですが人間のようにまとまった時間寝ていられるのは稀な方です。

 

これも文明の発達により、就寝時にほぼ絶対的安全な場所で寝る事ができるからです。

 

自然界においてこのようなセキュリティハウスを構築できているのは少ないのです。

 

 

 

さて、魚においても昼行性、夜行性とありますが

これは人間のように昼行性なら夜は完全に寝ている、というわけではありません。

その逆に夜行性なら昼間は寝ているわけでもありません。

 

 

あくまで活発に動き回る時間を指しています。

 

寝ているわけではないので捕食のチャンスがあれば昼でも夜でも食ってきます。

 

 

シーバスは夜行性と言われますが昼でも釣る事が可能です。

 

タチウオも夜行性っぽい印象がありますが昼でも釣る事が可能です。

 

 

昼行性、夜行性というのは活発に移動する時間で区別されているといってもいいでしょう。

 

 

青物にとっての夜

青物は人間同様、暗い中では目が良くないと言われています。

 

 

そのため、夜間は昼間と比較して格段に動かなくなります。

一部例外としてマグロ、カツオは一定速度で泳いでいますが捕食目的ではありません。

 

 

青物は動かないといってもシーバスや根魚、フラットフィッシュのようにじっとしているわけではありません。

一定のエリアを漂っているイメージです。

 

 

暗い中でよく見えない青物はリスクを回避するために活発に動かない。

 

下手に動いて衝突して怪我をしたり、天敵に見つかってしまってはたまったものではありません。

 

怪我・・・人間感覚で言うとたかが怪我ですが自然界において怪我は致命傷です。

怪我をしたことで寄生虫に入られたり、細菌感染であっという間に死に至ります。

 

 

青物は基本的には深場にいる魚です。

 

なぜ深場にいるのか、というと浅場や海面付近は深場に比べて天敵や危険が圧倒的に多いからです。

 

しかし深場ずっといるだけでは簡単に餌を食べることはできません。

なのでリスクがあっても浅場に接岸するのです。

 

効率良く餌を捕食するために遊泳力に特化している青物。

根や砂地に潜むといった能力を捨て、圧倒的に泳ぐ力に全振りした種族とも言えます。

 

 

また夜を耐え忍んで迎える朝。

夜の間、何も食べないでいる事が多いので朝の時間帯は特に活性の高い魚が浅場に、または海面に集まります。

 

夕まずめより朝まずめの方が釣れるのはこういった理由もあります。

 

 

青物が夜釣れる場所

青物が夜釣れる場所もあります。

 

例えば常夜灯がある明るいところ。

 

 

こういった場所にいる青物は

・餌が溜まっているからついてきたパターン

・夜だが明るすぎて昼と勘違いしているパターン

 

があります。

 

 

餌が溜まっているからついてきたパターンは食事にきていますので割と釣りやすいです。

 

夜だが昼と勘違いしているパターンは日中同様に食わない時間というのが発生します。

また夜ふかししている魚なので日中ほど決まったパターンで釣れない事が多いです。

 

 

 

他には青物が夜、落ちている深場のポイント

ここがわかっていれば釣る事ができます。

 

大体の場合は陸からは無理で船で行くことにはなります。

 

この夜釣りのオフショアジギングはかなりマニアックな釣りなので専門でやっている船宿は少ないです。

 

 

 

夜釣るための必須アイテム

青物がいるポイントがわかったところでどう釣るかと言う問題です。

 

 

いくら明るい港湾といっても昼に比べれば暗いでしょう。

 

またオフショアから深場を狙うとしてもただでさえ暗い深場、そして夜

青物は暗い中では目が悪いので見えるはずもありません。

 

 

 

そこでまず第一に、餌やルアーが見える必要があります。

 

オーソドックスなのは発光するものを使う。

ルアーやジグならグローで光らせる。

 

餌ではケミホタルなどをつけて光らせると言う方法です。

 

 

スレると言う問題はありますがまずは餌を見つけてもらわないことには始まりません。

 

 

暗い中で見えないのであれば見せるしかないでしょう。

 

 

他には

これはジグやルアーには使えませんが匂いで見つけさせる方法があります。

 

 

魚は目と音と匂いで餌を探しています。

 

日中は他の魚や釣り人の影響で匂いが混ざっているところでも夜にある一点の香りっは目立ちます。

 

歌舞伎町にあるラーメンより住宅街に現れた屋台のラーメンの方が目立ちますよね。

 

 

 

そして最後に今、ちょっと紹介しましたが音で寄せる方法です。

 

夜の常夜灯のあるポイント

 

水中ではどこが一番明るいか、と言われれば当然水面です。

 

 

この明るくなった水面は見やすいので発見されやすくなります。

そこでさらに音が出ていたらより一層見つけやすくなるでしょう。

 

 

 

夜の青物にポッパー最強説

ルアーで夜、青物を狙う場合

 

最強と言われるのはポッパー

 

 

 

これは今まで紹介した夜の特性に当てはまっているのがポッパーと言うことになります。

 

 

 

明るいところで音が出る

さらに光っておけばより一層良いのではないでしょうか。

 

 

また視認性が悪い中で早く動くものには反応しにくくなります。

 

よってジグを使い場合は日中とは違いスローに誘う必要があります。

早く動かしてしまうと流れ星のように一瞬の出来事となってしまいます。

 

 

メタルジグは完全に不向きというわけではありませんが夜間使うならスローに誘えて音でもよせるポッパーがおすすめです。

 

 

 

夜の青物は簡単に釣れるものではありません。

 

が、昔から夜に青物が釣れるポイントというものがあったりもします。

または知られていないだけかもしれません。

 

意外とすぐそこにあったりして・・・