釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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ヒラスズキが釣れるのは満潮か干潮か

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こんにちは。

今回は干満によるヒラスズキの釣れ方、釣り方について考えてみようと思います。

 

以前も紹介しましたが基本的には干潮時がいいとされています。

プロアングラーの鈴木斉さんのセミナーでも解説されています。

こちらをご参照ください。

 

これらのセオリーを踏まえ色々考えていきたいと思います。

 

干潮がいいとされる理由

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まず干潮がいいとされる理由について

・立ち位置が確保しやすい

これは言わずともご理解いただけると思いますが潮位が低い方が立てるところが増えます。

・サラシができやすい

シモリ根が頭を出すことでサラシを生みます。

これまで何もなかったところにサラシができたりします。

また予報だと波高が足りん、というときでも干潮ならサラシができたりすることもあります。

・ヒラスズキとの距離が近い

バイブレーションを多用する釣りではない、主体はミノーになりますので潮位が高いと魚とルアーの距離が遠くなります。

見つけてもらえない、捕食範囲にルアーが入らないといった事になります。

しかし活性が高い場合はその限りではありません。

 

満潮でも釣れる条件

先日の釣行記事にも書かせていただきましたが、満潮じゃないと海じゃない・・・という場所があります。

海じゃないというのは少し語弊がありますが足場に海藻類が生えているところは海である時間が長く、そうでないところはずっと陸地と考えてみてください。

大雑把ですいません。

 

本来であれば誰も手を出さないような浅場。

ムラソイや小魚くらいしかいないようなポイントが潮位が上がる事で水深もそれなりになり、さらにもともとベイトもいるという好条件です。

必ずしもそこにヒラスズキがいて、サラシがあれば釣れるわけではありません。

 

ヒラスズキは根に隠れて餌を待ち構えています。

波がありすぎたりすると隠れる場所がなく居つけないとされています。

これらを踏まえると

・根が点在してて波裏がある。

・サラシができる

・人が安全に立てるところがある

・スリットがあったり、水深がある程度ある

 

このような場所では満潮でも成立します。

そのまま下げに入るなら、波をみて行けるならアングラーも前に出て行けますね。

しかし満潮でやる場合の大半は危険が多い。

下の写真をご覧ください。

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ここはとある満潮時のみ、おいしいポイントです。

しかしこの写真の直後足場は洗われ、おそらく人が立っていたら吹っ飛ばされるでしょう。

当然、私が写真を撮ったこの位置から沖にキャストすることもできません。

 

つまり満潮の方がハイリスクということです。

特にちょっとでも波が大きくなったり、セットが入ってきたりしたら

死にます

 

冗談抜きで。

最近とある事案で世論は「自己責任論」を強く主張しています。

確かに自己責任というのは一理あると思います。

でも釣りでもなんでも全てにおいて責任を取れる人間がどれほどいるか。

仕事のミスで「責任を取ります!!」というやつは大体取れる立場にないし、責任という意味を理解していないケースが多いです。

※経営者時代の体験談です

 

話が逸れてしまいました。

満潮でも釣れなくはないし、ポイントを選べばやりやすく連打も可能です!

 

潮回りについて

大潮のようにガツンと動く日もあれば若潮・長潮のように動かない日もあります。

さて、どちらがいいのか。

これもケースバイケースです。

大潮のように大きく潮位が動けば攻めれる箇所が増えるのもわかります。

ただ潮位変動が多いということは、狙っているポイントの時合も短いとも言えます。

 

また入るポイントを熟知し、タイドグラフを意識していないと帰れなくなるところもあります。

泳げばいい?

まぁそれもありますが時化てたら泳げませんので・・・

さらに潮位が下がるまで残ったとして今の位置が水没しない、波を喰らわないとも限りません。

釣果を伸ばす上でも安全に釣るためにも潮回りとタイドグラフは意識しましょう。

 

より安全なヒラスズキライフを!

 

参考文献