こんにちは。
先日ヒラスズキを狙う際、最初に投げるべきルアーは何ですか?
というご質問をいただきました。
ピンポイントで狙う、ミスの許されないような釣り。確かに自分のミスでポイントを潰してしまうこともあります。最初に投げたルアーのミスチョイスで勿体無い思いをしないためにも慎重に選びたいところ。本当・・・・に!!!!難しいネタだと思います。
今回その点について持論を展開したいと思います。
ルアーの持つ性能
わかりやすく解説するため持っているシマノのルアーで比較していきます。
左からレスポンダー109F、ゴリアテ125F、サイレントアサシン140Sです。
サイレントアサシンはシンキングなので当然深いところを泳ぎます。
レスポンダーとゴリアテですが以下の図ですとレスポンダーの方が浅いレンジを泳ぎます。
レスポンダー109F
10〜30cm
ゴリアテ125F
20〜50cm
似たようなレンジですがわずかにゴリアテの方が潜ります。
ただ、問題はサラシの中ではこの限りでは無いということ。
波のピッチ、高さ、向きによってシャローを泳ぐミノーというのはかなり影響を受けます。その点、sasuke裂波などは安定しやすいという利点があります。
シャロー系ミノー
そんな波とか影響受けまくるルアーはヒラスズキを釣る上で要らないのでは?と思うかもしれません。かという私も以前はそうでした。
なぜこの浅いレンジを泳ぐミノーが必要なのか。
それは見切られにくいから。
ミノーで出ないけとトップでは反応するということが多々あるかと思います。青物にはよく起こりますね。
ヒラスズキでもトップに反応することはよくありますがサラシの中では操作が難しく、使いにくい面があります。トップより少々使いやすいのがこれらのミノーです。
水面直下を泳ぐのでトップと同程度の見切り回避効果があります。
さらにその中でもリップの有無で水絡みも大きく異なり波の中で泳ぐかどうか変わってきます。
ゴリアテの方が性能上、レスポンダーより深く泳ぎます。しかし波があったり潮流の中ではリップのあるレスポンダーの方が飛び出しにくくなります。
これは前にDUELのシンキングペンシル、ヘビーショットでもご説明したところです。
この細かい差がとても大切だと考えています。水に絡まず飛び出しているようでは仕方がないわけですから。
特性を理解する
ルアーの特性、状況下での泳ぎ方を把握することでポイント毎にルアーを選ぶ幅がグッと絞り込めると思います。
結局極限までの水面直下がいいのかというとそう言うわけでもありません。ヒラスズキがどこをみているのか、どこまで見えているのかと言うことになります。これは我々が予想するしかないのです。ベイトと同じレンジを泳げば出るのか?
それともベイトと同じレンジでは目立たないのか?
ベイトとルアーどっちが美味しいかといえばおそらくベイトの方が美味しく見えてると思います。そこをいかに本物以上にアピールするか、これがルアーの面白いところでもありますね。
このチョイスは経験と直感・・・としか私からは言えません。本当にシビアなものだと思います。
最初に投げるべきルアー
最初に投げるべきルアーというのはズバリ、
しっかりサラシの中を泳いでくれるルアー
これに尽きます。
散々シャローが、トップがと語ってきましたがオチとしてはそのポイントで泳ぐルアーが最強です。泳がないのでは意味がありませんから。
ただし、セオリーには従った方が無難でしょう。さらにピンポイントにルアーを差し込むのでレスポンスの良いルアーである必要があります。着水と同時に泳ぐかアピールできるルアーです。
ちなみにDUEL ヘビーショットというシンキングペンシルはフォールでも誘うことができるので重宝すると思います。
セオリーというのは上から徐々に深く・・・というルアーのセオリーです。
なので最初に選ぶべきルアーはそのポイントでしっかり泳ぎ、尚且つ一番浅いところを引けるものではないでしょうか。それで反応がなければ少し深く泳ぐものに変えていく。
このローテーションの方が無駄にプレッシャーを与えなくて済むと思います。
なので釣れない時は色々なルアーを使ってそのルアーの特性を覚えるのがいいかと思います。そうすればたとえボウズでも情報としては収穫に繋がります。
ポジティブに楽しく釣りをしていれば必ず報われると信じてます!
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