こんにちは。早いもので今日から12月です・・・
三浦半島では磯マルシーズンになる頃ですね。そして寒グレ、ヒラスズキ・・・忙しい。まさに師走!
先日のメジナを釣りに行った際、良い機会なので実験をしてみました。
ガンダマなしの0号仕掛け
5B の仕掛け
を比較しました。
前提条件
まずヒットするタナは3ヒロ。これは実験する前に確認しました。
そして仕掛けはウキとそれに伴うオモリの変更のみ。
・ハリス2ヒロ
・ウキ下3ヒロ
・5Bは半ヒロ誘導
・0号は、ほぼ固定
やりやすさ、取り込みを考えた時に重い仕掛けの方が仕掛けを巻けるのでやりやすいです。3ヒロでほぼ固定だと足元まで寄せた時にトップガイドにすでにウキがあって・・・ということも。足場が高ければあまり関係ないですが今回の実験では両方とも行けそうだったのでこのようになりました。
軽い仕掛け
ガンダマなしの場合、一番重い部分、つまり付餌が先行して沈みます。
それにハリスや道糸が引っ張られていく感じ。自然に近い状態で付餌を落とせるという利点があります。またウキ下が一直線にできるのでアタリが取りやすいという利点もあります。
デメリットとしては流れが強かったり、荒れていると付餌が沈まないということ。仕掛けが軽い分、浮き上がりやすく馴染まないこともあります。また仕掛け投入直後に鳥に食われることも・・・
上の図で書いた以上の幅でアタリを取ることができます。
仕掛け操作に多少の慣れが必要でラインメンディング命といっても過言ではありません。この辺のお話はまた今度。。。
重い仕掛け
重い仕掛けの利点は流れが強い時でもしっかりタナまで落とせること。また素早く付餌をタナまで送れるので最初からタナが深い場合にも有効です。軽い仕掛けでは5ヒロなどと言った場合にはタナ到達までかなり時間がかかります。
デメリットは軽い仕掛けとは違い、図で言う1の部分ではアタリを拾いにくくなります。また撒き餌の筋から外れることも結構あります。
比較
軽い仕掛け、重い仕掛けのメリットデメリットを書きました。またこの他にも軽い仕掛けのメリットがあります。(軽い仕掛け推奨派な訳ではありません)
先ほどの図を並べて表示しました。
緑の円弧、これが水中で付餌を振る長さになります。
ハリスが同じ2ヒロ、ウキ下3ヒロでもハリスと道糸の接続部にオモリがある場合では振り幅が当然異なります。ルアーで言うと誘い方が違うみたいなものでしょうか。
これがどうなのか。
アタルときはなんでもアタリます笑
これを渋い時では軽い方が食い込ませやすいです。これが今回実験したことでした。
実験内容と結果
3ヒロでアタリが出るのがわかっている中、0号で付餌を送ると明確にウキに反応が出るorオキアミを噛んで吐き出した様子が伺えました。
5Bのオモリを2ヒロのハリスと道糸の接続部につけて入れてみると今度は餌がノーダメージで戻ってくる。
つまり食い渋りの中で人工的な沈み方をする付餌は食わないと言うことです。
この重い仕掛けは3ヒロ半、4ヒロとしてみました。こちらも変わらず・・・強いて言えばフグが釣れた笑
そしてすぐに0号のウキ下3ヒロに戻すとヒット。
まとめ
面白いですよね。同じタナなのに仕掛けが違うだけでこんなにも差が出るとは。
なので結局夕まずめまで0号で釣り通しました。
ウキ下がしっかりタナと合っていると上顎にがっちりかかります。下顎の場合はちょっとウキ下が深いことになります。
このようにいいところにかかっていると言う状態になります。
ちなみにハリの結び方はきょーや結び笑 すっぽ抜けが多い内掛け結びをアレンジしました。
補足ですが仕掛けを入れる位置は両者同じ、馴染む場所がちょっと違いましたがコマセは調整して同調するようにしました。
3ヒロにコマセもあり、付餌もあるのに食わないってなんなんでしょうね。魚とは不思議なものです。
このように今回実験できたのは流れも緩く、幸いエサ取りも少なかったからです。前々からやってみたかった実験だったのでやっとできてよかった。2年越しくらいですかね。去年は心にゆとりがなくて釣ることばかりに専念してましたが今年は少し大人になれたのかもしれません笑
次回は仕掛けの馴染ませ方とコマセワークについて考えたいと思います。