釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

横浜・三浦と神奈川を中心に旬の釣り情報をご紹介!磯釣り、青物、シーバスや釣り製品のことならお任せ!

レバーブレーキリールの必要性と使い方

スポンサーリンク

磯フカセでは定番アイテムとなったレバーブレーキリール。また堤防でのクロダイ釣りにも使用されます。メジナ・クロダイを釣る上では必須とまではいきませんがあると便利です。今回はレバーブレーキリールについて書きたいと思います。

 

レバーブレーキリールとは

リールにはドラグがついています。ドラグは設定した強さ以上でラインを引っ張られる場合にジリジリとラインを出すことができるもの。ラインブレイクを防ぐものとして使われます。竿では耐えられない場合に糸が出るイメージですかね。

釣りによっては緩すぎるとあっという間に走られて根に巻かれておしまい、ということも。ロックフィッシュゲームではドラグはほぼいりません。というかガチガチに締めてラインを出ないようにします。故にライン強度が必要でもあります。

f:id:kyoya7zon:20171022161604j:plain

http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4991

さてレバーブレーキはどんなものかというとドラグの手動版・・・ではありません。そうゆう使い方もできますが近年ではドラグもついています。(昔のレバーブレーキリールにはドラグがありません)

特徴はレバー操作によって瞬時にラインを放出することができます。

ベールをかえすよりちょっと遅いレベルで糸を出せます。

簡単にいうと糸を巻く動作の逆回転ができる、のがレバーブレーキリールです。通常はハンドルも同じように逆回転しますが最近ではハンドルは逆回転しないものも存在します。

操作が慣れないうちは厳しいことも多いかもしれませんが先ほども言ったようにドラグがついているのでそれを保険としてレバー操作を練習してみるといいかもしれません。

 

レバーブレーキの必要性

まずレバーブレーキはどうゆう場面で使うことになるのか。

大型のグレ、チヌをかけた時には間違いなく必要です。瞬間的に走る魚に対してドラグでは追いつかず切られてしまいます。逆にそれを恐れてだらだらなドラグでは一向に魚を寄せることができません。

魚が走り、竿で耐えられないほどであればラインを出すことでラインブレイクを防げます。ドラグの素早い対応版みたいな感じですね。

それだけではドラグとさほど変わりないような感じもしますね。

 

レバーブレーキの本質は

・魚を止める

・魚の向きを変える

・釣り人の体制を立て直す

にあります。他にも色々メリットや小技がありますが一旦置いときます。

 

シーバス、ヒラスズキ、青物、トラウトとルアー釣りでのテクニックとして竿を送ったりベールを返したことはありませんか。

これらの行為はラインテンションを一時的に弱めることになります。

魚というのは体力があれば、こちらが引くほどに抵抗して走ります。引っ張れば引っ張るほどイヤイヤしてどこかに行こうとするわけです。

しかしラインを張っている状態で急に力を抜いてやると魚は止まるか減速します。理屈はなんとなくわかりますよね。人間でも同じことをしたら力が抜けると思います。

ドラグではどうしてもじわじわとしか出せないので魚の力を抜くには難しい。かと言ってベールをかえすとなると糸ふけにより針ハズレ、操作ミスが多くなります。

そこで使うのがレバーブレーキというわけです。

 

レバーブレーキリールはラインを出してラインを切られないようにする、というよりはラインを出すことで魚を操作するということになります。

 

レバーブレーキの使い方

ヒットして竿に乗った時からレバーを握ります。当然ヒット直後が一番魚が元気なので慎重に魚の動きを感じながら必要に応じてラインを出す。急にラインが緩み、魚が止まったところで頭の向きを変えたり、巻き取りを行います。

ダラダラと出すのではなくパッと出して止めることが多いです。

使うタイミングとしては

・魚が急激に走り出した

→パッとラインを出して止める。それでも走るならもう一度。しかし沈み根がある場合はこの限りではありません。

・竿で耐えられる、巻き取れるが行って欲しくない方向へ泳いでる

→頭の向きを変える必要があります。たわまない程度にラインを出し方向を変えるか竿の向きを真逆にする。

 

という点においてレバーブレーキは活躍します。グレ・チヌは潜りもするのでそこは竿のスペックを考慮した使い方が必要となってきます。そして竿だけでなく体全体を使ってやり取りすることも重要です。プロの平和卓也氏は全身を使って釣りをしています。竿は体の延長ということですね。

 

 

おすすめレバーブレーキリール

ハイスペック機種は性能、耐久性と申し分ありませんが結構高いです。今回は入門から中級者向けのリールを紹介します。

格安レバーブレーキリール

 

 

レバーブレーキリールの中でおそらく一番安いものがこちら。私も初めてのレバーブレーキはこのリールでした。

 

こちらも同価格帯。1万円以下はおそらくこの2機種のみと思われます。

 

シマノ

 

BB-Xハイパーフォースはシマノの最高峰であるテクニウムにしかなかったSUTブレーキを搭載。実売価格5万円と高めではありますがテクニウムは9万円ほど。そうなると安く感じますね笑

 

ダイワ

シーバス用

最近ではルアーでもレバーブレーキを使うようになってきました。ダイワとシマノから出ています。

 

 

また機会があれば最新機種も含めてご紹介したいと思います。