釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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日本の音楽が海外で大ヒットしない理由

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こんにちは。

今回はふと思い立ちまして日本の音楽について書きます。日本の音楽がなぜ海外で評価をされながらも向こうで大ヒットに至らないのか。理由は割と単純で聞けば納得するかもしれません。予備知識も含め詳しく書いていきます。

 

 

リズムについて

キーや曲調がどうこういう前にリズムが先に出てきますし作る上では決定します。聴く上では早ければノリのいい曲、遅ければバラードというふうに認識できますね。

リズムには色々あって

四分音符 4beat

八分音符 8beat

十六分音符 16beat

とこのほかにもシャッフルビートなどなどたくさんあります。これらがまず曲のシルエットになるわけです。

大雑把にいうとビートの4、8、16などの部分がハイハット。

チキチキ、ツツツツいう金属の音です。それに一小節に2発、スネアがタン!タン!と入るんです。

 

リズムの表と裏

これがちょっとややこしいんですがリズムには表と裏があり裏が表のこともある・・・

はぁ???って話ですよね。基本さえ分かっていれば簡単です。

4ビート・8ビート・16ビートの順で図をかいてみました。

f:id:kyoya7zon:20170906163857j:plain

手書きですいません

各ビート、◯が表、が裏です。

1小節4拍でかいてあります。ご覧のようにビートが異なると表と裏も変わってくる、そして他のビートと比較した時に必ずしも表と裏が同一になるわけではないということです。ややこしい・・・

今回は4ビートで説明いたします。(理屈的には表裏は分解してしまえばどのビートも一緒です)

海外と日本のリズム

ビートと表裏をなんとなく分かったところで今回の核心部分になります。

リズムに合わせて手拍子した場合、日本人と欧米人では明らかな差が出ます。

 

欧米の方の場合

ーパンーパンーパンーパン・・・

 

日本人の場合

パンーパンーパンーパン・・・・

 

なんとなくこのイメージわかりますか?欧米の方がリズムに合わせて手拍子をする時、表で首を振る、または顎が入り裏で手を叩く。

日本人はその逆に表で手を叩き、裏で体を入れる感じ。

 

これが潜在的な民族のリズム感だと思います。

なので日本人なら童謡や演歌に手拍子してといえば当然表うちになります。というかそうゆうふうに曲が作られています。日本っぽいな・・・と思ったら表のリズムということです。

 

ロック・ポップス・J-POP・J-ROCKの違い

話を戻して表と裏の話。欧米の音楽、リズムでは裏で手を叩く・・・曲だとスネアが入る位置です。日本人は表ノリが基本ですが海外文化の曲・・・つまりポップスやロックをやる場合には強制的に裏ノリをします。出ないとポップスやロックになりませんからね笑

要はアウェーで曲を作り演奏するので当然勝てるわけがないんです。もう何年かしたら勝てるのかもしれませんが・・・

ジャズのセッション、フュージョンなどは特にリズム、グルーブが気持ちいいくらいに。日本人では出せないとまで言われています。バンドをやったことある方はわかると思いますが

走るやつ、いますよね?

これも日本人の性なのです。表に寄りたくなるから走る。または焦ってるとか。

逆に海外の方とセッションした時(私はベーシスト)はドラムの方が遅いんですよ。悪い意味ではなくて。通称後ろノリと言われるやつです。もたるとはまた全然違います。

本当にコンマの差くらい後ろのずれててそれにベースもついていかないと崩壊します笑。これがグルーヴを生んでいるんです。

 

海外で売れた日本の曲の特徴

日本の独特さが出た曲が評価されています、今のところ。

つまり表よりのノリをした曲。例えば

坂本九「上を向いて歩こう」

THE BOOM「島唄」

夏川りみ「涙そうそう」

SMAP「世界に一つだけの花」

などなど。聴いてみると表ノリな曲ですよね。

 

最近の海外進出といえば

ピコ太郎 PPAP

 

この曲は運で売れたのか、実力か、それとも日本人が生み出す表ノリの威力か・・・