青物はどのように回遊しているのか。
朝から夕方までどうしているのか。
なぜ朝まずめなのにスレていると感じるのか
これについて考えてみようと思います。
朝夕マズメ、日中 1日の青物の回遊ルート、パターンを考える
青物の行動パターンを読むことでいつ釣れるか、時間は、
粘るべきか
ポイント選びをはじめ、アングラー側の戦略が生まれます。
考える、と言っても所詮は人間の妄想の範囲です笑
青物はそもそも沖の魚であると考えていいでしょう。
陸地近くに住んで一生を過ごすわけではありません。
なので基本的には沖にいる魚で、ショアに回遊してきたタイミングを見計らって釣りをする必要があります。
青物が接岸してくるにもいくつかパターンがあります。
一つは沖から陸に接岸し、また沖に帰る。
トンボ返りパターン
もう一つは沖から陸に接岸し、隣の磯、隣の砂浜と移動して沖に帰らないパターン。
このパターンによって釣れる釣れないの差が出ることがあります。
パターン1 トンボ返り
青物はなぜ接岸するのか。
その理由はベイトフィッシュの動きに関連しています。
ベイトフィッシュとなる小魚はさらに小さい魚やプランクトンを捕食しています。
潮が動き出すタイミングだったり、朝夕はプランクトンが陸側で発生します。
それを求めて小魚が集まり、それを食いにフィッシュイーターが入ってくると考えられています。
つまりショアで青物を狙う場合、接岸してきた青物はやる気のある個体である可能性が高い。
ショアに入ってくる青物は餌を求めて接岸しているので、そこにあたれば釣れる可能性が高くなります。
逆にいうと日中の水深40mくらいにいる青物。
大体ボトムから中層にいますがこれらは食うためにそこにいるのではないため食いっ気がなく、全く反応しないこともあります。
沖から接岸し、沖に帰る時の行動パターン
このパターンの場合、回遊してくるタイミングは夜明け直後、潮が入れ替わったタイミングなど何らかの変化がある時が多いです。
なので沖からすぐ自分の立つポイントへ入ってきているのでフレッシュな状態。
スレなど気にする心配はありません。
夜明けと共に釣れたら沖から来た、と考えていいでしょう。
そして十分に捕食したらまた沖に戻ります。
沖にも餌がないわけではないので食い気が立てば深場の餌を食べたり、再度接岸したりします。
パターン2 沿岸を回遊する
次のパターンは朝一などのタイミングで接岸し、ポイントを移動するパターン。
この場合、ポイントAでは朝一で釣れます。
そのあとは時間差でポイントB、Cと移動してきます。
場合によりますが三番目であるポイントCには夜明けから2時間経って、または昼になったということもあります。
パターン1と比較して陸側にいる時間が長いことになりますのでその間に釣り人に叩かれてスレる可能性も出てきます。
貪欲に餌を追い求めて回遊している
そこで数々の死線をくぐり抜けてきた青物なので人間に対する警戒心が高いのも無理ないでしょう。
この回遊しているタイプは大型を釣るチャンスでもあります。
これは以前別の動画でも紹介しましたが大型の青物は朝よりも昼、夕に釣りやすいという内容です。
簡単にいうと
朝一に接岸してくる群れはおそらく、大小さまざまなサイズ、そして数が多い。
当然大型より小型の方が数が多くなります。
小型の方が胃の許容量が少ないので割とすぐお腹いっぱいになって活性が落ち着きます。
いくら食ってもなかなか満たされない大型の青物は粘り強く餌を探し回っている
といった感じです。
さらに動き回るのでカロリーを消費し、さらに腹が減るから帰るに帰れない。
また大型の青物は大きい餌に対して反応がいいです。
食わないわけではないですがシラスといったマイクロベイトよりイワシを食べた方が効率的。
なので居れば、ですがルアーサイズへの反応が良くなります。
俗にいうマイクロベイトパターンという場合ももちろんあります。
結論
正直青物はいつくるかわからない
というのが結論です。
ただしショアの場合、くればチャンスであることは間違いありません。
そこでどのように迎え撃つか。
そのチャンスはどこなのか。
いろいろ考えてみるのも釣りの一つの楽しみではないでしょうか。
あそこが釣れた、という情報があったとしても明日は同じ時間とは限らない。
そもそもそこには来ないかもしれない。
情報というのは一定数必要ですが、あまり振り回されないようにしましょう。
言ってしまえばどこでもいつでもチャンスはあります!