以前から釣り業界は衰退して始めてると言われてたりします。
果たしてそうなのでしょうか。
これらのデータは開示されています。
今回はいくつかのデータに基づき書いていこうと思います。
釣具の売り上げや釣り人の数は?釣り業界の市場について
総務省統計局やレジャー白書でこれらのデータを知ることができます。
釣具のに関しては一般社団法人 日本釣用品工業会から正確なデータが出されています。
釣り人口の推移や釣具の売れ行きなどを考えると今後の釣り業界がどうなっていくのかなど考えることができます。
好きな人は好きだと思います。
また最近ダイソーの商品が人気でそれに煽られて正規の釣具が売れなくなる。
というような話を聞きます。
これって音楽業界と一緒だと思います。
何がなんでもCDを売る!
サブスプリクションなど定額ストリーミングサービスは認めない!!
と2010年代初頭はどこのレコード会社もそういう姿勢でした。
しかし10年経ってみればサブスクリプション、定額は当たり前です。
やっていない方が売れないし聴いてすらもらえません。
ダイソーのメタルジグがいいかどうかは置いといて、こんなものがあるから正規メーカーの釣具が売れないとか言ってるのはオワコンです。
釣り人口
釣り人口は増えているか、減っているかどうでしょう。
1990年代にはバス釣りブームが起こったので釣り人口は爆発的に増えました。
それと同時に、釣り人のマナーなどが問題となり、釣り禁止やSOLAS条約が厳しくなり始めたのもこの辺。
なので一時的な爆発だったのですぐにブームは収束しました。
グラフ化されている方がいらっしゃったので引用させていただきます。
釣り人口はやはり減りつつあります。
日本国内1億2千万人の人口ですが5年で100万人ほど減少しているのが今の状況です。
釣りジャンル別
1位 ルアー 80,062百万円
2位 磯 21,076百万円
3位 船 15,899百万円
となっています。
ルアーに関しては他のジャンルとは別格に毎年規模が拡大している唯一のジャンルになります。
このルアーとは淡水、ソルト混同です。
釣具市場
釣具の中で売れているのは
1位 ロッド
2位 リール
3位 釣り針
となっています。
ロッド、リールに関しては右肩上がり。
ではルアーはというと
擬似餌のジャンルでこちらも右肩上がりです。
今後の釣り業界
釣り人口や売れているものから見てやはり今後主力となってくるのはルアーだと思われます。
ルアー市場でどうなるか、想像するのは難しいところではありますが私の考えではブランディング化と言ったものになるような気がします。
ダイソーメタルジグがある一方でダイワ、シマノと言ったブランドメーカーのルアーがある。
車に似たような感じです。
高いものにステータスを感じる、というか感じやすい市場だと思います。
沖磯に行ってみるとわかりますがシマノ、ネクサスの高いウェアをきている方が多い。
このように釣具には車と同じくしてブランドの力というのが作用しやすい市場でしょう。
今後は安価か高級か、これで展開していくような気がしています。