船舶に乗る際に義務付けされたライフジャケット。
桜マークと言って国土交通省が認めたライフジャケットにつくマークです。
これがついていないライフジャケットは認められておらず違反になります。
バイクのヘルメットのようなものです。
桜マークは必ずしも自動膨張式に限らず、普通のチョッキ、ベストでも桜マークがついています。
こちらは自動膨張式ライフジャケットとは違い、非常に安く買えるのが特徴です。
その分動きにくいという欠点もありますが。
さて今回は自動膨張式ライフジャケットで腰巻か肩掛けか。
どちらがいいか、メリットデメリットを併せて紹介したいと思います。
【桜マーク】自動膨張式ライフジャケットは腰巻型か肩掛け型か
見るところでは腰巻型の方が使用している方が多いです。
腰巻の方が肩凝らないし、体の動きを阻害することはありません。
またチームなどのシャツがある場合、腰巻の方がデザインもしっかり強調されるでしょう。
ライフジャケットを装着するのは正直、しぶしぶつけている場合が多いです。
本音を言えばつけたくないでしょう。
ここがショアとは違うところです。
ショアは浮くというのは当然ですが道具が収納できたり、転倒時のクッションになったり色々な役割があります。
ですがショアに比べてオフショアでは落水時くらいしか効果を発揮しません。
だからなんとなく億劫な存在になっているのでしょう。
そういう点からすれば腰巻型が人気が出るのは必然と言えます。
では腰巻型、首かけ型のメリットデメリットを紹介します。
これを読んでいただいた上で自分には何が合うか、検討してみてください。
腰巻型
腰巻型の利点は何と言っても体の動きを阻害しないところです。
腰回りは若干重くなりますが腕、肩、背筋、胸筋と上半身には干渉しません。
先ほども書きましたがファッション性にも優れています。
これらの理由から使用されている方が多いのでしょう。
また膨張した際、腰回りで膨らむので浮き輪と同様の感じになります。
浮き輪のように膨らむということは泳ぎやすいとも言えます。
これは腰巻型の利点でしょう。
デメリットとしては腰回りにあるので船のヘリ、手すりにぶつけてしまい破損したりすることがあります。
揺れる船だとよくあることです。
ライフジャケットの中にはボンベや水を感知するものだったり意外と精密なものです。
また横から波を食らってセンサーが反応し、膨張してしまうケースもあります。
肩掛けに比べると平均的に寿命が短くなります。
ここは考慮しなければいけません。
肩掛け型
肩掛け型は腰巻型に比べれば窮屈に感じるでしょう。
ショアでいつもフローティングベストを着用している人にはどうということはありません。
メリットとしては腰巻に比べて寿命が長いこと。
理由は先ほど書いた通りです。
またこれは結構大きいメリットですが肩掛け型ライフジャケットはいい目印、アクセサリーになります。
メーカー品であればそのメーカーの宣伝効果があるでしょう。
いわゆるタスキのようなものです。
私は肩掛けタイプを使っています。
腰巻だと船にぶつけると痛いですし、個人的には邪魔です。
ギンバル使うときにもやっぱり邪魔。
腰に何かを巻くのが好きじゃないのかもしれません。
膨張した場合は首周りで膨らむので溺れることはないでしょう。
脇にも紐を通しているのですり抜ける心配もありません。
ただしちょっと泳ぎにくいです。
一回泳いだことがあります笑
膨張しても再利用できる
自動膨張式ライフジャケットは結構簡単になんらかのきっかけで膨張します。
船でもそう、家で洗おうと思ったら膨張したなんてこともあります。
その場合、もう使えないのか。
そう心配になることがあるかも。
膨張してしまったらまず、空気を抜き折りたたみます。
カバーに収納した後、ボンベを交換すればまた使えるようになります。
ボンベは多少お金はかかりますが新品で買うほどではありません。
また膨張させてなくても、定期的なチェックが必要です。
自動膨張式で1万円以下は怪しい
自動膨張式ライフジャケットで検索すると安いものから高いものまであると思います。
しかし必要なのは桜マークがついたライフジャケットです。
ネット通販では結構紛らわしい書き方であたかも使えるようなものが出てきます。
基準としては1万円以下なら疑ってかかるべき。
説明文などに桜マークの有無が記載されているか確認しましょう。
その逆も然り。
1万円超えていて安心したところに漬け込んで桜マークがついていない悪質極まりない商品もあります。
買う際は有名メーカー品か説明をよく読んで買うようにしましょう。