釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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大型の青物は朝マズメより昼、夕マズメの方が出やすい。その理由とは

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今回は青物を釣る上で知っておいて損はない知識。

大型の青物は朝より昼、夕の方が釣れる。

 

これを解説します。

 

この記事の内容はYouTubeでもご覧いただけます。

音声のみでも理解できるように作っています。

 

 

大型の青物は朝マズメより昼、夕マズメの方が出やすい。その理由とは

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先に言っておきますと、時間の中で一番釣れるのはやはり朝です。

朝マズメが最強です。

 

 

これはほぼ間違い無いと思います。

 

 

朝まずめが1日のうちで最も釣れる時間となるのは様々な条件が重なるためです。

 

一つはプランクトンの活性が高くなり、そこから食物連鎖が起こります。

夕方でも起こることですが日中のピーカンよりは薄暗い、ローライトの方が魚の警戒心は薄くなります。

 

朝においてはリフレッシュな状態のため魚がスレていない。

青物の場合、食事はほとんど明るい時間にします。

夜の間は食べずにいるので朝に関しては極限の空腹状態です。

 

 

と、このように様々な要因が重なり合っているのが朝というわけです。

 

 

 

 

 

青物は1日の7割朝ごはん説

とある研究結果では回遊魚は1日の食事のうち7割が朝ごはんということが判明しました。

 

 

朝ごはんどか食いしてその後はそんなに食べないということです。

(個体差はあります)

 

しかしこれは青物全てがそういうわけではなく、この傾向は小型の青物の方が強いようです。

 

 

 

ここで区分として小型の青物は小アジ小さばではありません。

主にワカシ、イナダなどそれに準ずる青物のことです。

 

 

 

まず小アジ、小サバなどに関して人間に当てはめると赤ちゃんみたいなものです。

 

新生児からしばらくは母乳を2時間おきに飲んだりします。

胃の許容量が少ないので細かく少量ずつ摂取する必要があります。

 

 

だからアジングを含めて小型の青物は24時間釣れたりします。

 

 

ではイナダクラス、ここはあえて中型と呼びます。

 

 

このクラスになると小学生と同じくらいです。

一日3食程度で済むようになります。

 

 

 

一回あたりそれなりに食べれるので腹持ちもします。

 

しかし子供ですので夜は早くに眠くなります。

大人と違って夜食リスクがありません。

 

大型青物は日中なら常に餌を探している

次に大型の青物。

 

こうなってくると一回あたりたくさん食べれます。

マイクロベイトは空気、嗜好品みたいのものかもしれません。

 

 

 

なので一回あたりに満足いく量を食べれる環境が少ない。

イワシ団子を見つけたりしない限り、ずっと食事を求めて泳ぎ続けます。

 

これが大型青物の決定的に違うところです。

 

もちろんずっと追いかけ続けているわけではありません。

深場に落ちている時もあります。

 

が、昼や夕方は小型中型より活動的であるのは間違いありません。

 

 

 

大型に的が絞れる

朝マズメは外道も含めた大から小までいろいろな魚が入り乱れます。

ということはヒットするのもいろいろな魚というわけです。

 

 

しかし昼、夕なら大型青物のみが動いている可能性が高いので的を絞れます。

 

朝ナブラが発生した!

ワカシ、イナダが釣れた。

 

 

ワカシ、イナダナブラだったのか?

その下にはワラサ、ブリクラスがいたかもしれない。

 

朝以降の時間帯であれば小型の青物の活性がやや落ちるため大型を優先して狙うことができるようになるかもしれません。

 

 

過去の経験上、昼以降に出るナブラは大型であることが多いです。

これまでも数は朝、サイズは昼〜夕という実績があります。

 

三重で撮影したガチ釣りでも15時くらいに発生したナブラで釣っています。

 

釣れる時間・タイミング

最終的には根性論みたいなところはありますが朝がダメでもまだまだチャンスは残されています。

 

粘っていれば粘っている分、チャンスが訪れるかもしれません。

(きついけど)

 

 

体に無理をさせるというのを考えなければ朝から日没まで一日中竿を振っている人の方が釣る可能性は高くなってきます。

が、それを毎日繰り返すのは難しいでしょう。

 

 

朝マズメ以外で狙うなら

 

おすすめの時間帯は

・潮止まり

 

これは完全にポイントの運です

運が良ければ魚がたまります。

 

潮が止まったとき、魚も止まります

もしその止まった、溜まったところが見つけられれば活性は引くかもしれませんがチャンスです。

 

 

・潮が最も動く時間

遭遇率も高いですが通過することも

 

潮が動けば魚の活性も高くなります。

ですが動きすぎると魚は移動に徹することがあります。

 

なので目の前に青物が来たとしても高速で通過することもあります。

これは大潮の時に時合が短い、と感じている人が多いのではないでしょうか。

 

 

 

・日没1時間前から

夕まずめ

 

夕まずめは朝同様にプランクトンが活性化します。

また薄暗くなってくれば魚の警戒心も薄れてきます。

 

 

朝と違うところは

魚の腹が満たされている可能性がある。

一日釣り人の相手をしていたのでスレている。

 

という点です。

 

 

釣れる可能性の高い時間帯に順位をつけるなら朝の次に夕方なのでチャンスであることに違いありません。

 

 

まとめ

朝まずめは魚の活性が最高潮ではあるが大きい魚から小さい魚まで釣れやすくなるので大型に的を絞りきれない。

 

 

大型の魚は小型に比べてなかなか満腹にならないので一日中餌を探し回っている。

そのため日中には朝とは違い小型少なめ、大型多めのナブラが発生したりする。

 

 

朝まずめ以外で釣れる可能性が高い時間は順に

夕方

潮止まり前後の動いている時間

潮止まり

 

 

潮が動きすぎていると活性は高いが移動がはやく時合が短いことも。

 

潮止まりでは回遊の可能性は薄くなりますがもし溜まっているところに遭遇できれば最高です。