暦の上では冬。
最近朝晩冷えるようになりました。
釣りをする上で朝マズメ、夕マズメは外せないタイミング。
しかし冬の朝夕は寒い!
こんな寒いのに魚は元気なのかよ!って思っている方もいるかと思います。
今回は冬は朝マズメ、夕マズメより昼マズメという理論をご紹介します。
冬のショアでの釣りは朝マズメよりも昼の方が釣れる
海水や川、湖の水温は気温ほどの変動はありません。
冬場の空気中は10度変化することがありますがまず、水の中では起きません。
なので割と1日通して同じ水温で徐々に上がったり下がったりしています。
というのは実は平均的な話です。
気温に関して平野部と山岳地帯ではかなり異なってきますよね。
海でもシャローエリアと深場では全く違います。
深場は平野部でシャローエリアは山岳地帯のようなものです。
理屈は地上と少し異なりますが水の体積や光がどこまで入るかによって異なります。
シャローエリアの水温は上下しやすい
シャローエリアと深場を比べればシャローエリアの方が水の量が当然少ないです。
また浅いため日光が海底まで届きます。
なので日中晴れていると比較的早いペースで海水温が上昇します。
冬場の寒い海水、例えば13度だったとして昼間に15度になれば当然魚の活性は上がります。
朝、夕より昼に水温があがった時に1日で最も活性が高い時間になるのです。
シャローの釣りというのは陸っぱりの大半がシャローでしょう。
厳寒期である12月下旬から2月は昼の浅場の方が釣れやすくなることがあります。
深場は水温が安定し続ける
では深場はどうかというとこちらは朝から晩まで24時間水温が変化しにくいのです。
理由としては日光の影響を受けにくい。
水の量が多いので日照時間、夜間では変化するほどの熱量ではない。
深場の場合は普通の時に近く、朝マズメ、夕マズメでチャンスが巡ってくることが多いです。
とはいっても平均海水温が15度を下回ってくるとなかなか厳しいものがあります。
深場に関しては地域にもよりますが日光の影響というよりは黒潮など暖流の影響をモロに受けやすくなります。
黒潮、暖流が差し込んでいる場合は水温が上がるので昼や天候に関わらず水温が上がります。
海の魚の適水温
クロダイ・・・13℃〜23℃
メジナ・・・12℃〜26℃
スズキ・・・14℃〜18℃
キス・・・18℃〜24℃
アジ・・・16℃〜26℃
カレイ・・・10℃〜17℃
メバル・・・10℃〜22℃
タチウオ・・・18℃〜23℃
カサゴ・・・13℃〜18℃
アイナメ・・・8℃〜15℃
ヒラメ・・・18℃〜23℃
マゴチ・・・20℃〜22℃
カンパチ、ヒラマサ、ブリ・・・20℃〜30℃(詳しくは解明されてません)
水温の動きによる魚の活性についてはこちら。
冬の釣りの組み立て方
私的、お勧めの冬の釣り方です。
夜明けとともに朝マズメ
正午くらいまで粘る
朝は水温が低いから活性が低いこともある、とこの記事で書きました。
しかし全体的な状態であって朝はやっぱり釣れる魚もたくさんいます。
また行くエリアや天気によっては夜間海水温が下がらなかったということも考えられます。
気温は人間は肌で感じますが水辺は行ってみないとわかりません。
そして朝マズメが終わっても晴れていればこれから水温が上がり魚の活性が上がってくる昼マズメが起こる可能性があります。
この時選ぶべきは釣れた実績のあるシャローエリアです。
磯場干潮時で水深1m程度でシーバス、青物、ヒラスズキが爆釣する日があります。
その経験から朝マズメが終わったら実績がある水深が最も浅いところ。
移動、ランガンするならどんどん深いところへ移動していくといった感じです。
もちろんあいだにさらなる浅場開拓もいいと思います。
冬場の狙い目は浅場。
磯だけでなくサーフも浅いのでチャンスだったりします。
お時間があればぜひ昼マズメ体験してみてください!
YouTubeでも解説しています。
もしよろしければ合わせてご覧ください。