釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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【インプレ】コスパ最高のバイオマスターSWをオススメする理由

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こんにちは。

今回はシマノ バイオマスターSWについて書こうと思います。

最初は廉価版としてすこし抵抗がありましたが使ってみて、よくよく考えてみたらコスパ良くない?というところに至りました。

大型リールの中でシマノでは二番目に安いバイオマスターSW。

一番安いのはスフェロスSWですがこちらはあまりオススメしません・・・

手ごろな価格帯ではあるものの、船に乗ってみると結構使っている人が少ない印象。

とくにマグロ船や大型青物船ではほぼダイワのソルティガ、シマノはツインパワーSWかステラSWが多いです。

最初はこの理由がわかりませんでしたが一回触らせてもらったところ納得しました。

とはいえ入門にはハードルが高すぎる。

性能は劣るけどバイオマスターSWでもちゃんと使える。

そんなことをお伝えできたらと思います。

 

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コスパ最高のバイオマスターSWをオススメする理由

まずなんといっても価格。

実売価格25000円ほど。

もちろんSW仕様ですので防水性能もあります。

船ではとくに移動時に常に海水を食らいますのでやはりSWでないとあっという間にだめになってしまうでしょう。

初登場は2013年。そのあと2017年には6000番が追加となっています。

この事から察するに現在の仕様でも急な改善点が無いと思われます。

とはいえ追加された6000番には「Xプロテクト」「Xシールド」が搭載され防水性能が大きく向上しています。

6000番なら近海ジギング、ショアジギングでも使えますね。

これ以下の番手はバイオマスターSWにはありませんがその代わりストラディックSWがあり価格帯も同じくらいです。

大型青物を狙うようなショアジギングではバイオマスターSW8000くらいがいいでしょう。またオフショアジギングでもバイオマスターSW8000が最適です。

 

ボディ部には防水性能IPX8相当を搭載。

IPX8とは・・・

防水性能をもった製品には、その防水能力を IPXとして表記しています。

IPX の後ろに付いた数値によって、どのようなテストを経てどこまで防水耐性があるのかを判断することができます。

ちなみにスマホはIphoneでIPX7程度。

リールとスマホが近い防水性があるってすごくないですか?

ただし使用によって性能が徐々に失われれるとされています。いわゆる劣化というやつですがそれを差し引いたとしても十分な防水性能だと思います。

ちなみにステラSWツインパワーSWはIPX8と更に上です。

スペック

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http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/3341

重さは455~570g

トータルでみてツインパワーSWとそこまで差はありません。

6000~10000番をみて他のスペックも特に劣るといった点は見受けられません。

強いて言うなら10000番以上があるとうれしいところではありますが・・・・

大型になると色々な点でこの価格帯では実現できないと思われます。

これに関しては後ほど書きますね。

使ってみて思ったこと

使用感は申し分なし!

強いて言えば周りがステラSWやツインパワーSW、ソルティガのなかでどこと無く劣っている感がするくらいです。

巻き心地も非常に滑らかで・・・

とはいえ大型リールですので全体的な重みは感じます。

比較対象にするのはおかしいですがバイオマスターSWとツインパワーXDを比較した場合、小型リールのほうが軽く滑らかです。

これはリールの大きさによるもので初動が当然軽いほうが巻きだしも軽くなります。

大きいギアを回すわけですから当然といえば当然・・・仕方ないですね。

キャスト時ライン抜けも悪くないです。

たまに安いリールだとスプールエッジに引っかかるような感触がありますがバイオマスターSWにはそれはなくしっかりライン放出されます。

 

何度も船で波を浴びて、ずぶぬれにさせ、水没させたも同然のことを繰り返しましたが帰宅した後の水洗いだけでとくに性能変化はみられません。

使って一年、買ったときに1年おきにオーバーホールかな?と思ってましたがまだ必要なさそうです。

ツインパワーXDは2年目でなんとなく気が向いたのでオーバーホールに出しましたが違和感があったわけではありませんでした。

バイオマスターSWは何年でオーバーホールになるかな。

 

ツインパワーSWとの比較

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私はツインパワーSWも使っています。

バイオマスターSWとの比較するとやっぱりツインパワーSWのほうがいいです。

そりゃそうだろっていう声が聞こえそうですが笑

なにが決定的に違うのか。

それはヒットしたときに巻けるか、巻けないか。

 

これはギア性能によるものだと考えられます。

バイオマスターSWでキハダマグロをヒットさせたとき、ハンドルが回せなかった。

感覚で言うとラインブレイクが怖いとかではなく、ハンドルが硬くなって巻き出せない感じです。

ツインパワーSWは強引に巻くことができました。

さらにお借りしたステラSWはもっと巻くことができました。

 

メーカーさんの話によるとギアの密度の違いによるもので魚が大型になればなるほどこれを強く感じるとの事。

極端に言えば強引に巻くと空回りするようなイメージです。

巻き上げられないというのを初体験しました。

しつこいようですが・・・私はマッチョに部類される人間です。

筋肉は裏切らない。

そうゆうことです笑

 

だからマグロ船やヒラマサ船ではステラSWやツインパワーSWが多いのかも知れません。

とはいえバイオマスターSWの剛性は申し分ありません。

がたつくわけでもないので十分大物とやり取りが出来ると思います。

 

また個人的な感想ですがダイワのマグシールドよりシマノの防水性能のほうが上だと感じています。

 

総合評価

いろいろ比較しましたが値段の割りにかなりいいリールといえます。

入門機としてバイオマスターSWを買い、それなりに慣れてから上位機種、ツインパワーSW、ステラSWにステップアップするのがいいと思います。

あとカスタムパーツもあるのでオリジナルのリールにするというのも一つの手ではないでしょうか。カスタムパーツを探すならこちら。

 

ただ気をつけなければならないのはオーバーホールの際は純正パーツに戻さないといけません。

無くさないようにしっかり保管しておきましょう。

 

ビッグゲームとなると船代も結構掛かります。

船を多く行くなら初期投資を抑えてもいいかなと思います。

すぐだめになるリールだと話しに成りませんが値段の割りにバイオマスターSWは重宝し、長持ちすると思います。