リールのスプールエッジに傷がついてしまった。
キャストするとラインが切れてしまうほどの傷。
諦めないでください。
まだ直せるかもしれません。
リールの中でもギアと同じくらい重要なのがスプールエッジ。
スプールエッジに傷がつくとラインが痛み、すぐ切れます。
近年リールの技術が向上しているとはいえ、スプールエッジが傷つきにくいとはいえ、傷がつきます。
置いただけ、という場合は昔に比べてかなり傷がつきにくくなってますね。
ただリールが転がってしまったり、落としてしまうと致命傷。
今回はそんなダメージを受けたスプールの修理方法を紹介したいと思います。
リールのスプールエッジに傷が入ってしまった時の修理方法
私は今回、不注意でリールを落としてしまいました。
そして点検したところ、回転も問題なさそうで安心したら・・・
スプールエッジに傷が
凸ではないですがくぼんでいて手で触ると引っ掛かりを感じます。
テストとしてナス型オモリをつけてキャストすると一発で切れました。
PE0.8号です。
スプールエッジはちょっとした傷でもこのように切れてしまうのです。
同様にロッドのガイドもそう。
ちょっとした傷があるだけでラインがスパスパ切れます。
タチウオやサワラの歯で切れるくらいですからラインというのは繊細なものです。
修理方法は紙やすりで磨く
傷がついたスプールエッジは紙やすり(耐水ペーパー)で磨くと使えるようになる場合があります。
もちろん元通りになるわけではなく、対処としてです。
まずは紙やすりでラインを擦ってしまわないようにライン部分にマスキングテープなどで保護します。
使用するのは
傷が深い時には1000番
とにかく細かい目のもので磨いていきます。
当然塗装も剥がれます。
傷が深い場合は結構時間がかかり大変だと思います。
目標は触って引っ掛かりがなくなるまでです。
研磨が完了したら場合によっては全体のバランスを調整しなければなりません。
傷が深い場合、深く擦った場合、スプールが円ではなくなります。
多少は問題ありませんが極端に陥没している場合は、傷付近だけ滑らかな曲線にする必要があります。
全体を研磨して正円にする必要はありません。
仕上げはさらに細かい耐水ペーパーで
1000番で磨いたら2000〜3000番で仕上げをします。
1000番でほぼ仕上がっていますがラインが擦れるスプールエッジですので可能な限り、滑らかにする必要があります。
あとは手触りが非常に滑らかになれば完成です。
写真のような陥没について。
陥没自体はさほど問題ありません。
もしこの写真の陥没が末端まで及び、スプールエッジの溝になっている場合は埋めるか、削る必要があります。
穴のような陥没は大丈夫です。
予防しよう
いつなん時起こるかわかりません。
しっかりほどすることをお勧めします。
また最悪の場合、変えスプールも売っているので検討してみてください。