釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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ヒラスズキをはじめ釣りにウェットスーツをオススメしない理由

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釣りでウェットスーツ。

使ったことある方、使っている方はいますか?

 

全体的には割と少数派です。

 

しかしウェットスーツは機動力が素晴らしく、泳ぐなんてもう得意中の得意。

人が入れないポイントにも容易に入ることができます。

 

極端な話、ゴロタ浜をせっせと歩くよりウェットスーツを着ていれば泳いだ方が早いです。笑

それくらいすごい効果をもたらすウェットスーツですがいくつか問題もあります。

今回利点も少し書きますが欠点についてメインで書こうと思います。

 

ヒラスズキをはじめ釣りにウェットスーツをオススメしない理由

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https://www.mazume.co.jp/product/310

 ウェットスーツは利点だらけのように思えますが実はそういうわけでもありません。

 

結構前にウェーダーについても触れましたが理由は同じ。

濡れることに抵抗がない、というのは割と危ないのです。

 

特に磯、ヒラスズキの場合波をかぶることもあるでしょう。

ただ安全面で考えれば波を被ってる時点でかなり危険です。

 

濡れないことに徹すれば事故は防げます。

 

ウェーダー、ウェットスーツは濡れる前提のウェアです。

濡れてもいいという感覚が立ち位置を甘くし、危険になるというのが私の考え方です。

 

磯を熟知しているベテランであればそのような点を考え、事故を回避できると思います。

一番危ないのは初心者の方が最初からウェーダーやウェットスーツを着てしまうこと。

これについてはよく考える必要があり、経験を積んでから着ることをオススメします。

 

その他にも色々デメリットもあります。

 

泳げるというデメリット

泳げるというのはいいですよね。

夏場とか暑すぎて泳ぎたくなることも多いでしょう。

 

また少し離れた磯に泳いで渡ることもできます。

誰も入らない未開拓ポイント。

青物を狙うなら人よりも前に出れる可能性があります。

 

しかしこの泳げるというのが問題になることも。

 

というのも当然泳げば色々な装備品、タックルが水に浸かります。

なので寿命が短くなったり、オーバーホールしなければいけない事態が多くなったりするのです。

私が使っているツインパワーXDなど防水機構がしっかりしているものを使うのが前提になります。

普通のリールではすぐに塩噛みが発生することでしょう。

 

またフローティングベストのファスナーもやられることがあります。

洗えば取れる場合。

塩で保護剤がやられて錆びてうまくチャックができなくなったりします。

 

泳ぐというのは後片付けやメンテが増えることになるのです。

帰宅後、これが結構めんどくさかったりします。

 

ウェットスーツの着脱がめんどくさい

根本的な問題ですがウェットスーツは着脱が非常に面倒です。

私はよくサーフィンをするのですが本当にこの作業が嫌いです。

 

体にフィットすることで水の抵抗をなくすウェットスーツ。

ピチピチのものを着脱するわけですから簡単にはいかないのです。

 

昔競泳でレーザーレーサーという水着がありましたよね。

あれは一人での着脱は無理だったそうです。

 

着脱に焦る必要はないでしょう。

時間にゆとりを持って釣り場へ行き着ればいい。

 

帰りは焦る必要はありません。

 

もう一つ問題が。

それはトイレです。

 

着脱が難しいのでなかなか手間取ります。

最近のウェットスーツはだいぶ良くなっておりこれらの点は解消されています。

 

ウェットスーツだけでなくウェーダーも似たような点が。

鮎タイツなどタイツ系ウェーダーはウェットスーツ同様のデメリットがあります。

 

しかしウェットスーツはいいぞ

私はもう釣りでウェットスーツは着ませんがこれまで書いたようにメリットも多くあります。

泳げるだけではなく水の抵抗が少ないのでウェーディングして歩くのにも優れています。

磯スリットなど流れがあるところで歩いて渡れるというメリットもあります。

 

ただ先ほどから書いているように過信が一番危険です。

ぜひそれらを理解した上でウエットスーツを着こなしましょう。