釣れ然なるままに written by 小泉 貴久

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リールにテンションをかけて巻き取る時、引っ掛かりを感じる原因と修理法

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ヒラスズキ・・・ハイシーズン!!

今年のヒラスズキの年間本数を稼ぐのであれば是非梅雨時に勝負してみてください。夏でも釣れないわけではないですが、当ブログを長く読んでいただいてる方はご周知のとおり、梅雨をすぎると別のやつらが釣れ盛ってしまいます。

ということはこれから忙しい時期になるんです。

 

お気づきだろうか。

 

一年とは短いのです。

若ければ若いほど、一年は遅く感じるはず。

 

なぜか。

新鮮な経験が多く、吸収することが多いから。それが歳を重ねるごとに新鮮なものが減り、いわゆるマンネリした日常でルーティンワーク。そうなると1日の時間も早く感じるそうです。新鮮なことを常にしていれば一年は長く感じられるのかもしれません。

 

話がだいぶ外れてしまいました。 

リールの異変に気付く

巻いた時に引っかかる、ゴロゴロしてるなどなどリールの症状は色々あります。オススメはしませんが破損がない限り、分解清掃組み立てで治ります。

今回、ピックアップしたいのが普通に巻いている分には問題なし。

しかし、テンションをかけている状態で巻いた時、サラサラと何か擦っている様な感じがする

穂先がらみ?いや違うなぁ・・・ガイドに何か海藻でもついてるのか。

という具合。特徴的なのは一定のテンションをかけた時のみ発生するということです。

例えばルアーを引いてる時、潮やサラシの中にルアーが差し掛かり少し引っ張られて巻き抵抗を感じる・・・その時

擦ってる感じがする。

こんな例です。

 

特にシマノでいうリールシートがCI4など高感度なものだとより一層手に伝わってきます。

 

原因はラインローラー

この症状のほとんどの原因がラインローラーです。

ラインローラーに異物が入っていたり、塩噛みなどが考えられます。多くの場合、ラインローラー部というのはリールの中でももっとも海水に接触する部分ですので密着性などが高く、異物などを入らない様にはなっています。

 

ツインパワーXDで紹介しましたがラインローラー部にのみ使う特殊撥水グリス(DG-18)というものがあるくらい。

www.tsuri-life.com

ただし良い変わるかは使い手次第。価格が高いのが最大のネックとも言えます。

しかしながら使用した感じはさすがといったところ。私はツインパワーXDのメンテ用に特殊撥水グリスを購入。今ではデスピナ、ラリッサ、ストラディックと主要なリールは全てこのグリスに変えています。

 

さて、今回の問題の擦れている感じの正体はラインローラーのグリス切れによるものです。触っただけではわからない。違和感を感じて、ラインローラーを分解してみてわかる症状です。

 

グリス切れ

グリスをこまめに補充しましょう!というより致命的な症状ではないので巻いているときにあれ?と思ったらこの記事を思い出して対処していただく程度で大丈夫です。

まずテンションをかけているときに擦れてる様な感触がしたら水で流し乾燥させたのちにラインローラーのビスを外してみましょう。

こちらがグリスが切れかけているラインローラー。

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綺麗に見えますけどね笑

ちなみにラインローラーは使用用途によってオイルでも構わない箇所です。もちろん機種によるのでメーカーの記載指示に従ってください。

 

こちらがまだグリスが残っているラインローラー。

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割とベッタベタについています。特殊撥水グリスだから・・・とも言えます。

この様にグリスが切れてくると書いてきた様な症状が発生します。

一度分解して洗浄し、グリスアップをしてみてください。

 

内部のメイン構造に比べて簡単な構造です。取り付け順番を間違えない様に、パーツを飛ばさない様に慎重に分解して元どおりにするだけ。困ったら取説やネットでも見ることができます。

 

まとめ

近年のリールは進化し続け・・・進化しすぎてしまった。

昔のリールは巻くだけで、巻くだけでよ?じりじりとドラグ音に似た音がしたものです。最近では永遠に変わらない巻き心地、軽い巻き心地と一種の極みになっています。

巻きが軽いから様々な変化を捉え魚にめぐり合うことができるようになった。これは素晴らしい技術です。しかしその反面、道具が精密になりすぎて前は気にならなかった些細なことが気になるようになったのも事実です。

今回紹介したリールのメンテナンスもそう。マグナムライトローターで軽い巻き始めを実現できたがシャリ感、ゴリ感は前より感じやすくなった。それはなぜか?

すべてにおいてクオリティがあがり、感度・・・手に伝わる情報が増えたからです。

 

めんどくせぇものが増えたかと思いますがこれらの技術によって従来では気付かず侵食が進んでしまったリールも今ではわずかな異変を感じることで直せるのです。

そういう意味を含んだ

永遠に変わらない巻き心地・・・

ということです!

 

最後に・・・最近何かわいわいと楽しいことしたいのですがなにかないですかね。

ギターを弾いたデモ動画あるんで暇なときにみてください。

Ambitious JAPAN

 

 

 

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