こんにちは。
先日の釣行で玉ノ柄がスムーズに伸びず、縮まなくなったので分解してコーティングしました。振り出し系はメンテを怠るとすぐ固着するので注意が必要です。
今回私の場合は玉ノ柄でしたがロッドで固着すると一大事です。釣行後は必ず洗浄しましょう。
さてランディングポール、玉ノ柄のメンテナンス方法を紹介します。
ランディングシャフト・玉ノ柄がスムーズではなる理由
ロッド同様に塩噛み、ゴミで固着してしまったり出が悪くなったりします。
ランディングという最後のメインイベントかつ一番バラしやすいタイミングで不具合が起きてしまうのはかなりまずい。
焦りも当然出るでしょう。面倒でも釣行後のメンテで次回の釣りが快適になります。
ロッドに比べて使用頻度は少ないかもしれませんが海水に浸かったり飛沫を受けるのは一番多い。なのでゴミや海水で滑り出しが悪くなるのです。
また固着する理由も同様。接続部分が密閉されるほど（真空？）固着し縮まなくなってしまいます。これについては後ほど対処法を書きます。
定期的に分解と洗浄
多くの玉ノ柄・ランディングシャフトは柄尻が外れるようになっています。
また水抜き穴もあるはず。もしない場合は水抜き穴を開けた方がいいですが強度的問題があるのでよく確認してください。
ここから中に詰まっているポールを抜いていきます。先端についているゴム栓も外してください。
タイプのよりますがただハマっているものは簡単に抜けます。接着剤でついているものは竹串など細いもので剥がして外します。
外すと全て分解できる・・・はず！
内外共に洗浄したら水気を切ります。
安全に立てかけて置けるスペースがあるなら立てた方が中の水も取れます。私はキッチンペーパーと畑の支柱で中を拭いちゃってます。
コーティングと固着防止
せっかく分解したのでスムーズに伸びるようにコーティングもしましょう。
釣具のコーティングといえばこれ
この他にも車用のコーティング剤でも代用できます。
カーワックスでも使えなくはないですが色、油分でちょっと問題が出る可能性もあります。
全てにコーティングをしたら次は固着対策。
振り出しロッド・玉ノ柄・ランディングシャフトの固着防止
分解してみるとわかりますが接触点は固着を防ぐ施しがしてあります。
このザラザラが密着してしまうことを防ぐようになってるんですね。
ゴミなどが挟まったり、砂などで研磨されて表面が滑らかになってしまうと固着しやすくなるようです。
固着しやすいとタモを下に伸ばした、重力だけで縮まなくなります。
仮にも固着した場合は叩いて引っ込めようとせず、ねじるように押し込みます。叩くと折れてしまうこともありますので最終手段として・・・
これらの固着を防ぐ裏技？として・・・
ロウを塗ります
よくじいちゃんばあちゃん家の木の建具、雨戸のレールに仏壇で短くなったろうそくを使って塗ってました。滑りが良くなるから。
今回もこれを使います。
先ほどの写真のザラザラしている部分にロウを擦り付ける。
全部やって組み立て、スムーズに出るか、固着しないかを確認。問題なければこれにて終了となります。
定期的に行えば固着はしないはず。またランディング時も快適にできると思います。是非お試しください。
高い商品と安い商品の違い
今回紹介した部分、固着防止処理が高いランディングシャフトの方がしっかりされています。安いものほど固着しやすい。
他にも
・軽さ
・硬さ（安い玉ノ柄はヘナヘナで荒れている海では使い物にならない）
といったところでしょうか。使用用途を踏まえご検討ください。
参考までに過去の記事
磯で使うのであれば波があることが多いので少しでも高く、硬い方が使いやすいです。筋肉でなんとかするぜ！というストイックな方（私）は多少重くてもいいかと思います。
だいたいですが１万円以上でカーボン含有量が増え、ハリが出るので使えます。
２万円以上で軽くなります。
３万円以上でいろんな意味でストレスフリーになります。
ご予算とお好みでお選びください。
