週末に台風がやってくるようですね。
最近の関東は雨が続き、三浦に関してはずっと波がない状況でした。荒れたら雨でも磯に行く・・・かもしれませんが雨の効力がどれほどかはよくわかっていません。
それよりもリスクが増える方が気になります。わざわざ雨を狙う必要があるか、ないかと言われればなんとも言えないのが正直なところ。
安全、健康的な意味では行かない方が良いです笑
さて、今回はヒラスズキを釣る際に味方になってくれる気象条件を経験則から書きたいと思います。地域によっては差があると思いますのでご了承ください。
ヒラスズキはサラシを狙え
有名ですがサラシを狙うというのはシーバスでいうシェード、明暗部を狙うこととほぼ同じ。なので荒れまくっていて全面サラシとなっているようですとどこ狙うか、そもそも安全にキャストできるかということにもなります。
ポイントを正確に狙うことも大事ですが何より安全第一!
サラシができる要素は
・地形
・波の向き
・風の向き
・潮位
と様々の条件で発生。この中の一つでも発生することもありますし、条件が合わさらないとできないポイントもあります。
潮回り
1日を通して潮の流れは重要となります。通常は潮見表で確認して・・・という具合ですがヒラスズキを狙う場合はちょっと変わった点を気にする必要があります。
サラシのできやすさでいうと大潮の干潮時が一番サラシができやすくなり、その前後で狙うのが理想的。干潮だと沈み根も出てたり、何より人が立てるところが増えるメリットがあります。
もちろん天気予報によって波や風がある場合はその限りではありません。が、変わらず安全に立てるポイントが多いです。
波と風
天気予報で確認できるのが波と風。
波はサラシを作り、ベイトを岸に寄せる
風は風波でサラシを作り、ベイトを岸に寄せる
という作用があります。個人的に残念なパターンとしては
・波高 2メートル
・北東風 10メートル
三浦でこうなった場合は行って見ないとわからない状況です。三浦半島は基本的に南面で磯があるため上記の条件となると波の向き← 風の向き→と相殺されることもあります。
しかし北風ということは磯によっては背中に山があったりするので風を防ぐところもありますし、ちょっとしたワンドに波も風も押し寄せてることもあります。
この条件を三浦でいうと
・ヌスットガリの一番手前
・高磯の一番奥
・大畑崎
・劔崎
・観音崎
は割と良い状態になることが多い。これらのポイントは北風を遮るものが少ないところです。あとは波の向き次第ではありますがもしランガンするときに悩んだ場合の参考にしてください。
伊豆では北寄りの風の場合、東伊豆側が良いとされています。
同様の理由で千葉では外房となります。
とこのように天気予報からポイントを選ぶことで少しばかり効率の良い釣り、時合を逃さずに釣れる。。。可能性が上がります。
しかし風と波があれば良いかというわけではありません。
適切な風と波
適切という表現はあくまで人間目線の話。実際は適切以外の場合でもヒラスズキが活発に泳いでいるのかもわかりません。
以下のような天気予報があったとします。
これは来週の天気予報で台風接近の影響によるものだと思います。現時点ではこのような予報。
行きたいと思いますか?
まずこの波の高さでどこに立てるか考えたとき、展望台くらいしか思いつきません。また南風平均30メートル。
参考にどうぞ
とこのようにもう立ってるのが難しいとなると当然キャストも難しいのです。
今回例にでした天気予報はおそらくの日が近くにつれもう少し正確な予報になると思います。前日、当日の朝と直前まで判断は続きます。
波ですが高すぎると立つ場所もなく何もできません。
経験上ちょうど良いのが1.5メートル。2メートルでは潮位と風向きによってポイントが限られてしまうなと感じます。1.5メートルであれば割と多くのポイントに入れることができます。
また荒れすぎているとルアーが泳がなかったり、ルアー自体を魚が発見できないという弊害があります。荒れすぎている時の方が釣れにくいのはこのどちらかのことが多いです。そこに魚はいるのに勿体無い気もしますがどうしようもないと思って諦めても良いと思います。
まとめ
大潮の時がサラシができやすい
波の最適な高さは1.5〜2メートル
向かい風は20メートル以内(10メートル超えたら覚悟が必要です)
風向きによってポイントを選ぶ
荒れすぎると逆に釣れにくい
ざっくりとまとめて見ました。
しつこいようですが安全第一でよろしくお願いいたします。
・フローティングベスト
・長袖長ズボン
・スパイクシューズ
・キャップ
・グローブ
必須です!