こんにちは。
台風の影響で波が高くなっています。ヒラスズキを狙うにはちょっとあれすぎてる気もします。釣行を考えている方はくれぐれもご注意ください。
ところで釣りをする時の波。どんな時がベストでしょうか。
よく言われるのがちょっと荒れてる方が釣れる、しかし波があるとやりにくいです。ウキもルアーも操作がしにくくなります。そこをどうやるか、考えるのも楽しいですよ!
今回はダイビングペンシルについて書こうと思います。実際やってみた経験上、これが今のところ良いと思っている方法などなど。参考になれば引き出しの一つにしてください!
ダイビングペンシルの選び方
前の記事でも大雑把に説明しましたダイビングペンシルの種類について。 ウッドやオフショアの大型を除いてショアキャスティングで使用するダイビングペンシルは二種類。(それ以外もありますが便宜上)
・派手なやつ
・おとなしいやつ
言葉で言えばこうなってしまいます。ちょっと図で書いてみました。かなりラフですのでご了承ください。
TYPE 1が派手なダイビングペンシル。
例
シマノ ロックウォーク110F
マリア ローデッドF140
など
TYPE 2がおとなしいダイビングペンシル。
例
マリア ラピードF130
タックルハウス コンタクトブリット
など
TYPE 1では引いた時、スケーティングしやすいタイプです。悪く言えばミスダイブしやすいとも言えます。水面を暴れ、S字に泳いでからダイブする。これがロッドの1ストロークで起こります。もちろんロッドを振る力加減で最初からダイブさせることもできます。TYPE 2に比べ集魚力があります。ポッパー寄りで音と動きで魚に見つけてもらうルアーです。
TYPE 2は1に比べ、比較的潜りやすいダイビングペンシル。細かい波が立っている時などはこちらの方が操作しやすいです。また潜りやすい特徴を生かして細く俊敏な動きにも対応できます。TYPE 1では早い、細かい動きで飛び出してしまう時に使えます。
すでにナブラが起きている場合はこちらの方が食わせ易いことが多い。シンキングペンシルやミノーに近いルアーです。
海の状況は行ってみないとわからないものです。なのでこの2種類は持っていった方が頼もしい。(何が何でもプラグで釣る場合)
ロッドワーク・アクションの付け方
ダイビングペンシルの動かし方の基本は箒引きと呼ばれている方法です。ストップアンドゴーのロッドアクション版といったところでしょうか。またはトゥイッチ、ジャークといった定番アクションも使えます。動かし方はこちらの記事に動画があります。
どのアクションにも共通して言えるのが動かす瞬間のダイビングペンシルの頭の向き。ダイビングペンシル、ホッパーの基本姿勢は棒ウキのように立ちます。
そこから引っ張ることでダイブするわけです。チョンチョンとやれば頭をポコポコ出すポッパーのような動きもできます。
動かしにくいルアー、とっつきにくいルアーですがやり方を抑えれば多彩なアクションができるものです。ただし、よく空を飛ぶルアーでもあります。
ミスダイブの原因
ミスダイブする要因はいくつかあります。
・ルアーの性能
・アクションの力加減
・波
ルアーの性能はともかく、力加減は慣れるしかありません。また厄介なのがルアーによって、潮流によって、風によって力加減は変わるのでその時々で調整します。良い点としてはシンキングペンシルのようにどう泳いでいるかわからない。。。という点がないのでやりやすいかと思います。目で見えるので楽しめる点もありますね!
波の場合の動かし方ですが図を作りました。
①は波の谷〜頂点でスタートした時
当然波の山の下へダイブするのでダイビングペンシルとして働きます。ここでスケーティングをさせたいときはルアーの頭だけダイブさせたのち、ロッドを動かさずリールで引っ張るとスケーティングをし易いです。波に突っ込ませているので通常より水の抵抗が大きくなり飛び出すこともあります。そこはロッドで手に伝わる重さを感じながら引くことで比較的簡単に解消できます。
②は波の頂点〜下りでスタートした時
ベクトルが真横、または斜め上方向に働くのに対し、水面は下にきてしまうため、ルアーが飛び出してしまいます。海面をバチャバチャするミスダイブであればまだしも、空を飛んでしまってはヒットしなくなるのでこれは減らさなければなりません。
特に浮き上がる力が強いTYPE 1に起こりやすく波が大きい場合や細かく断続的にきている場合には使えないこともあります。そういったときはTYPE 2を使用します。
波への対処法
ダイブミスを恐れる余り、波の頭で動かさないでいるとせっかくチェイスしてきたのに帰っていってしまいます・・・でも動かすと空飛ぶし。これを悩んでいた時期がありました。
ダイブミスをする可能性がある時にはそのダイビングペンシルができることをする。これに限ります。
操作の例として以下のように動かしています。
波の谷ではそのままダイブ
↓
次の谷間でダイブできるならスケーティングも
↓
波の頭にきたら細かいトゥイッチでドックウォーク
という流れ。ただし波の幅も限られてしまうのであれている時に常にできるわけでもありません。 あくまで一例として。
波の下をテンポよく潜らせる手段もあります。その時にはスタートと終わりをうまく狙ってみてください。ロングジャークのようなイメージ。
他にもTYPE 2を使って連続トゥイッチをする手もあります。水の中でキビキビ泳げばとりあえずはなんとかなるので色々試してみてください。泳がない場合はダイビングペンシルにこだわらず、ミノーやシンペンに切り替えましょう。
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